【暴君バサグランデ】

Last-modified: 2023-11-07 (火) 12:47:07

概要

【ヴェリナード城下町】ストーリーで戦う大ボス。【けもの系】
翼が生えたライオンのような姿をした魔物で、配色は皮膚が紫でたてがみと翼が銀色。歯向かう者だけでなく、女子供も楽しむためだけに爪牙にかけたため「暴君」の異名を持つ。
色違いに【レオン・ビュブロ】【漆黒魔獣ナイダーク】【紅獣バズレッド】【フレア先生】【デイジーちゃん】【呻声の化身】がいる。
かつて世界の支配を企んでいた凶悪な魔獣で、300年前【ウェナ諸島】全域で暴れ回ったのち、封印の巫女【セーリア】と共に封印された。
しかし現代になって【キャスラン】【オーディス王子】を騙して封印を解かせてしまう。長年封印されていた恨みからか、目的が世界の支配から世界を滅ぼす事へと変わっていたようだ。
本来の力は非常に強大で太刀打ちできないほどだが【女王ディオーレ】とセーリアの歌の効果で暴君の力が弱められている状態で戦うことになる。
撃破後は自身が滅ぼされる現実を認められぬまま消滅。バサグランデが討たれたことでセーリアの封印の巫女としての役目も終えることとなった。
 
おたけびで味方を一回休み状態にしたり、怒り状態になると【魔獣の閃光】【闇のいなずま】という大技まで用いてくる。攻撃力も暴君の名に恥じず、後衛は一発で100ダメージ程喰らってしまう。
ここまで書くと強そうに見えるが、バサグランデには【天魔クァバルナ】のような痛恨もなければ、【怪蟲アラグネ】のように回復役に反応して怒ることもないので、中盤ボスの中では中堅程度。
イッドやマリーンまでとは言わないものの、比較的簡単に倒すことが可能。寧ろ道中に出てくるガルゴルアゴの方が怖い。
 
なお、封印を解く「刹那の歌」は1000年間歌ってはいけないという決まりがあると【メルー公】が言っていたが、これはバサグランデが1000年前封印されたわけではなく、1000年かけて無力化させるという計画だったため。本編中で戦ったのは、300年分の退化に加えて2人分の歌でさらに弱体化した状態だったのだ。全盛期の強さは推して知るべしである。
討伐売りでは犬と呼んでいるプレイヤーもいるがライオンはネコ科である。もっとも猫と呼ぶとリベリオと被るかもしれないが…。

Ver.1.4

神話篇クエスト【勇士たちの祈り】で名前だけ登場する。倒した後なので当然本人は出てこない。
ジュレットのストーリーでキャット・マンマーとヒューザが対面した際、それぞれ先祖から「ウェディを殺すな」「猫を殺すな」と伝わっている、と言っていたのは、かつてヒューザとリベリオの先祖、リューデとキャット・バルバドが協力してバサグランデを封印したためらしい。
リューデは輝くマントで攻撃を耐えきり(この時のマントが【王者のマント】)、バルバドが渾身の一撃を加え、思わず永遠の地下迷宮に逃げ込んだバサグランデをセーリアが永遠の歌で封印した。
 
同じく神話篇クエスト【王者の継承】では時の王者になるための試練として戦う事になる。こいつ単体はもはや雑魚なのでサクッと倒してしまえるが、ボス戦が連続するクエストなので、MP残量だけには注意。

【天を超えてゆけ】

最終話【天駆ける冒険者たち】【蘇りしバサグランデ】?として再登場。演者は田尻浩章【アラクレス】と兼任)。
復活直後に討たれたため主人公を恨んでいるのはもちろんだが、加えて300年も封印されていたためセーリアへの恨みも持つ。

強ボス

Ver.1.1以降「暴君バサグランデ強」として再戦できる。ディオーレとセーリアの歌の束縛がないため強い。しかし単体出現のため通常時と同じ戦法が有効で、比較的倒しやすい部類である。
なお他の強ボスは魔瘴の影響で強化されているが、こいつだけ本来の能力と同じという設定。討伐報酬は【ブルーオーブ】

攻略法

1体のみ出現するので、姉妹やイッド3人衆と違って事故死は特に無い。
行動パターンはストーリーボスの時と変わらず。通常攻撃が非常に凶悪になっており、魔法使いはHPフルパッシブでも1発で死ぬことが多い。そのため魔法PTではパラディンがしっかりと暴君を抑えこみ魔法使いが通常攻撃を1発も食らわないようにすることが重要である。
 
特筆すべきは【いてつくはどう】の頻度の高さ。いてつくはどう及び【ひかりのはどう】は他の【大国】強ボスも使ってくるのだが、バサグランデは明らかに他のボスと比べ使用回数が多い。
開口一番にたたかいのビートを使用したらその直後にすぐはどうをされることも珍しくはない。
その頻度の高さたるや味方の誰も強化が乗っていない状態でも使ってるほど。
 
闇の稲妻は確率でマヒもあるが、確定である強制転倒の方が厄介(というより、マヒの時間が非常に短く起き上がるタイミングとほぼ同時なので耐性は要らない)。
ただし、サポはマヒを解除しようとして【ツッコミ】【エンドオブシーン】を使って1ターン無駄にすることがあるので鬱陶しい。
魔法PTの場合パラディンがこれを食らってしまうと相撲がとれなくなり魔法使いが次々と通常攻撃を食らってしまう。
 
【制限行動】がないのか、闇のいなずまを2~3発連発してくることもあり、食らうと一気にPTは壊滅もしくは大きく足止めされることになるので、パラディンは敵の動きを観察し闇の稲妻は必ず回避することが求められる。
相撲をしてこの特技ではなく魔獣の閃光を誘発するのも効果的。
 
魔獣の閃光は敵の正面に撃ってくる長距離攻撃。顔の向きではなく胴体の向きであることに注意。即死はしないが、僧侶に余計な負担をかけないためにも魔法使いは1ダメージも受けないことが望ましいので、吹き出しを見たらすぐ呪文の詠唱を中断し回避すべき。マホトラのころもを纏った僧侶や必殺狙いの魔法戦士なら、MP回復のために当たりに行くのもいい。
上述したようにいてつくはどうの頻度も高いので、魔戦サポも入れづらい。魔法PTだと範囲攻撃に巻き込まれにくいので有利だが、Lvが低いと前述どおり一撃で粉砕される危険性も高いのでサポ討伐の難易度は高め。
 
敵は一体しか出てこないが、HPが高い・闇の稲妻を連発して長時間足止めを食らう・状態異常は光の波動で頻繁に解除する・こちらのバフは頻度の高い凍てつく波動で片っ端から消す・ノックバックなど行動中断のある特技を複数持つ、という、いわゆる「遅延行為」を連発してくる難敵なので、火力が向上した現状でも倒すのに少々時間がかかる。
稲妻の出がそこそこ早く、見てからでは避けにくい状況が多発するのも面倒な要因。
【はげしいおたけび】が追加効果も何もないただの範囲攻撃タイプなのが幸いか。
 
HPの低下はもちろん、会心の一撃や呪文の暴走に怒る。
怒り時の初手は闇のいなずまか魔獣の閃光の2択なので、名前が黄色になったら一旦距離を置き、魔獣の閃光の表示を見るか、闇のいなずまをやりすごしてから攻撃に移りたい。
その後は怒りが静まるまでほとんど通常攻撃しかないので、【ロストアタック】はせずに攻撃を続けると楽。
 
ただし、あまり重くない上に即死攻撃もないので新米パラの練習台にはいいかもしれない。特に、時間がかかる上にいなずまの頻度が高いのでツッコミ避けの反復練習には最適だろう。