【王家の迷宮】

Last-modified: 2023-09-17 (日) 12:08:51

概要

Ver.2.2後期から登場したコンテンツ。クエスト【集結!叡智の冠】をクリアすると挑戦できる。
以前から開発サイドから告知されていた、ソロプレイヤー向け大型コンテンツである。通称、アンルシアとデート。
 
なお、りっきーの証言*1によれば、元々DQ8のゼシカのようにアンルシアの衣装を着せ替えたいという構想が先にあって、そこから逆に遊べるコンテンツを作ることになったそうである。
 
【謎の亡霊】からいろんな話を聞くことができ、Ver.4.1で語られた以降でも王家の迷宮での会話が変わる。
会話が変わるタイミングは王家の迷宮クリア後、Ver.4.1クリア後、【水底の待ち人】クリア後。

成り立ち

【王家の墓】の下に広がる迷宮。【グランゼドーラ王国】に代々伝わる修行の場で、試練を自称するモンスターや歴代戦士たちの幽霊が行く手を阻む。
現世と霊界の狭間に存在する為、肉体を持って入る事は出来ない。その為内部では勇気の輝石と勇気の輝きが必要となる。
また、この迷宮には1000年前の勇者とその盟友である【勇者アルヴァン】【盟友カミル】にまつわる歴史がある。
2人が何ゆえにこのダンジョンへと入っていったのかはVer.4.1のストーリーで語られる。

システム

入場

王家の迷宮には【勇気の輝石】を3つ使うことで潜入出来る。
しかし勇気の輝石は最初に30個もらえるが、以降は一週間に一回日曜日に15個しかもらえないので、一週間の間に入れる回数は決まっており魔法の迷宮のようにガンガン入りにいくことはできない。
後述する輝石のベルトを消費することで勇気の輝石を増やすことができるが、大きく増やすことは難しい、近年のソーシャルゲームにあるスタミナ制を意識したコンテンツとなっている。
 
これは恐らく王家の迷宮で入手できる報酬の質が余りに良過ぎるため、バザーの相場などのゲームバランスの面を配慮したものであると思われる。
 
Ver.3.0後期からベルトの入手率の上昇によってその気になれば潜り続ける事も可能になった。逆に言うと輝石が消化しきれないと言う事にもなるが、それも輝きの大臣で解決できる。
それでもほしいベルトを狙い続けた結果輝石が0になり日曜まで待てない場合、【プレゼントチケット】2枚との交換で【勇気の輝石交換券】20枚を入手したり、
【アスフェルド光章】や期間限定コンテンツで【輝石の竜箱】を手に入れることも可能。輝石の竜箱からのいらないベルトを輝石補充に回すことで一応いくらでも挑戦はできる。
 
アンルシアと同行するかわりに、サポート仲間は連れて行くことができない。ただし、仲間モンスターを一匹連れて行くことができる。
アンルシアは非常に強力なステータスを持っているので、序盤からかなりの戦力となりうる。

フィールドBGMは【果てしなき世界】、戦闘BGMは【戦い】。3人(二人と一匹)PTだからだろうか?

進行

構成はフロア(第1の領域)→休息の地→フロア(第2の領域)→休息の地(○○への道)→ボス→うつしよの境界地→次の階層の5階構成で魔法の迷宮と似ている。
休息の地は2つあるが、次のフロアへの扉が黄色ければ通常フロア(第二の領域)、赤ければボスエリアである。現在地をうっかり忘れても左上のエリア名を見れば分かるのだが、記憶の片隅にでも留めておくと役立つことがあるかもしれない。
 
王家の迷宮攻略中は勇気の輝きの残量、すなわち各フロアの制限時間が設定されている。これがなくなると強制的に迷宮から退場させられ、その時点で入手していたアイテムはすべて失う。
うつしよのカギを使えば途中退場も可能だが、その場合も当然アイテムは全て失う。
しかし、使った後の選択肢が出ている最中は勇気の輝きの消費が止まるので、休憩したい時は使うと良い。ただし王家の迷宮は侵入してから40分程度でマップが消滅してしまうため、あまりに長時間放置してしまうと追い出されてしまう点には注意が必要。
 
各フロアにいるモンスターを倒すと勇気の輝きと光の霊玉を入手できる。
得られる勇気の輝きは戦闘時間にほぼ等しいので、戦闘中に時間切れにさえならなければそこまで火力に特化させる必要はなかった…のだが、ボーナスミミックの追加でそうも言えなくなった。
光の霊玉の数×30が次のフロアでの勇気の輝きの量になるため、アンルシアのLvアップも兼ねて積極的に倒していきたいところ。
また、【ロイヤルミミック】出現時は光の霊玉を大量獲得するチャンスとなるので是非仕留めたい。
 
時折でかくて光っているモンスターが存在し、こいつらは通常より強い代わりに報酬が1.5倍(特訓スタンプは3倍。ただし元が0の場合は0。アナザーモードのボスは1.5倍)になっている。基礎値がアップしているため、元気玉を併用すると1.5×2の3倍となる。
 
なお、勇気の輝きの獲得上限は999である。だが、冥府でよほど運が無ければこんな数字はお目にかかれないだろうが。
 
【メタル系】(経験値系、【ゴールドマン】含む、ゴールド系問わず)がシンボルで登場する事もあり、時折光っている事もあるため経験値(特訓スタンプ)・ゴールドの大量獲得チャンスとなる。
ほか、各フロアの一番奥には他よりやや強めのモンスターがいる(はぐれメタル、メタルキング、ゴールドマンは希にここにいる魔物の代わりに登場する)。
なお【メタルチケット】系統はここでも有効。序盤にアンルシアのレベルを一気に上げたい場合は超元気玉を併用で使うのも手。ただし、呼び出したメタルで光の霊玉は得られない。
 
扉前の魔物は光の霊玉が通常で2、アナザーモードで3、光っている奴は加えて+1貰えるため、可能な限り仕留めたい。ごくごく希に何も配置されない事もあったが、これはバグだったようで2015/1/29のメンテで修正された。
同じ階層でも出現するモンスターの種類は数パターンあるようで、入る度に違っていたりする。
魔法の迷宮とは違い、次の階層に行くのに魔物を最低一匹倒せばよく、すべて倒す必要はない。時間的に無理があると思った場合は諦めて次の階に行くのも手。
 
足装備の【パルプンテ効果】や輝石のベルトなどでランダムに付く移動速度上昇効果は、王家の迷宮においても有効である。
時間との戦いにある本コンテンツではかなり輝く効果のため、挑戦する際は出来れば利用したいところ。
 
ソロコンテンツの為か、戦闘終了~再エンカウントまでのタイムラグが一切無く、戦闘終了時に他の敵シンボルと重なってると回復する暇なくエンカウントしてしまうので注意。
特に後述するボーナスミミックのフィーバー時は切り上げようとしたところにいきなり現れてぶつかる事もあるので要注意。
 
勇気の輝きが残り50以下(赤)になるとマップ中に光が1~2ヶ所出現する場合があり、拾うと勇気の輝きが20前後増える。
が、マップのどこに出現するかはランダムだし、増える値も微量なので、これを頼みにギリギリまで探索するのは得策ではない。
この際、Ver.2.3前期までは輝き増加量が表示されていたが、後期からは増加量がなぜか表示されなくなってしまった。その後、いつの間にか仕様が戻された。
 
休息の地では【愛の魔人】【チカラの魔人】【欲望の魔人】がランダムで登場し、勇気の輝きを消費することでステータスアップ、開戦時発動の補助効果、経験値2倍などの恩恵を与えてくれる。ゆめみの箱も置いてある。
 
地下13階の深淵の間ではイベントになり、【勇者アルヴァン】とのボス戦のみとなる。倒せば報酬としてうつしよの金箱を入手し、【盟友を継ぐ者】の称号が得られ、更に難易度の上がったアナザーモードが解放される。
 
アナザーモード地下13階の輪廻の間では同じくボス戦のみでイベントはなし。これまで協力してくれた【輝きの魔人】3人が相手。
倒すと竜箱より更に上の天箱を入手し、【輝ける魔人バスター】の称号が得られる。
輪廻の間クリア後はアナザーモードのクリア状況はリセットされ、再び地下1階からとなる。
天箱を求めて地下13階へ行くか、それとも経験値などその他の利益を求めて10~12階辺りを繰り返すかは悩み所。
必要な性能のベルトが手に入った人が増え、【戦神のベルト】【剛勇のベルト】など使い方によっては輝石のベルト以上に使える腰アクセも実装された現在では、繰り返す人の方が多いかもしれない。

なお、討伐モンスターリストには勇者アルヴァン以外のボスモンスターは登録されない。

報酬

迷宮には【ゆめみの箱】というアイテムが落ちている。これは金銀銅の三種類があり、それぞれで異なる勇気の輝きを使って拾うことができる。
迷宮クリア後に現れるアナザーモードでは竜箱というさらに上級の箱が追加される。更に地下13階をクリアするとその更に上の天箱を入手できる。
 
上位の箱になるにつれて勇気の輝きもバカにならない消費になるので注意。欲張りすぎると退場させられてしまうので、状況に応じて取っていくのが大事。またゆめみの箱は敵からのドロップとして入手することもできる。
敵がドロップした箱は勇気の輝きを消費せずに入手可能。落とすのはほとんど銅でたまに銀が出る程度だったが、いつ頃からか実装当初より明らかに金が出やすくなり、ドロップ率自体も上がっている。

本来その敵が外の世界で落とす宝箱や宝珠は一切出現しないし盗むも無効だが、クエストでの対象で受けていた敵が大事なものに入るアイテムを落とすことはある(例 キングスライム倒してスラマオイルL取ってきて等)。
 
クリアするとその時点で所持しているゆめみの箱がすべて【うつしよの箱】に変化し、迷宮の外に持ち出せるようになる。箱からは上位のメタル系コインや各種ボスカード、各種【オーブ】【せかいじゅの葉】などかなり貴重な品物がわんさかでてくる。
そのなかでも特に貴重なのが【輝石のベルト】。これは付いている効果がランダムで、HP+8など強力な効果が付く可能性もある。さらに竜箱から得られるベルトにはHP+10や攻撃力+10などの金箱までからは出現しない数字のものも確認され、更には100%ベルト+3が入っている。
天箱も100%ベルト+3で、高い数値のものが出やすい。

階層

アナザーモードも名称、ボスは地下13階以外は同じだが、ボスは光っていて通常より強い。

階層名称ボスフロアボス
地下1階薄明の空園薄明の神殿【白輝丸】
地下2階薄明の砂漠薄明の丘陵【砂海の主】
地下3階薄明の聖林薄明の聖域【薄明の守人】【薄明の番人】
地下4階陽光の空園陽光の神殿【青天竜バルケロス】
地下5階陽光の砂漠陽光の丘陵【熱砂の魔人】
地下6階陽光の聖林陽光の聖域【陽光の戦士】【陽光の衛士】【陽光の兵士】
地下7階落日の空園落日の神殿【紅蓮鳥トワイラ】
地下8階落日の砂漠落日の丘陵【巨影の獣】
地下9階落日の聖林落日の聖域【落日の隠者】【落日の賢者】【落日の知者】
地下10階闇夜の空園闇夜の神殿【漆黒魔獣ナイダーク】
地下11階闇夜の砂漠闇夜の丘陵【月夜の将】
地下12階闇夜の聖林闇夜の聖域【闇夜の王】【闇夜の王妃】
地下13階通常:深淵の間
アナザー:輪廻の間
通常:【勇者アルヴァン】
アナザー:【輝きの魔人】
 →【愛の魔人】【欲望の魔人】【チカラの魔人】
冥府エリア冥府の空園冥府の神殿【幽冥の緑石帝】
冥府エリア冥府の砂漠冥府の丘陵【黄泉の邪妖星】
冥府エリア冥府の聖林冥府の聖域【鬼哭の魔剣匠】
  • 空園
    3つのマップの中で最も広い。広くなってる部分が多くて敵を見落としやすく、且つ時間切れも起こしやすい。
    それ故に当初は周回するには最も向かないマップとされていたが、敵の位置がマップに表示されプレイヤー側も十分強くなった現在では、敵の多さもマップの広さもそこまで問題にはならないためここを周回するのも有効。
    砂漠ほどではないが行き止まりの脇道が出てくることもたまにある。
  • 砂漠
    マップは比較的広いが、全て狭い通路状のマップなので敵を見つけやすく、且つ敵も多めなので攻略しやすい。が、時折出てくる行き止まりになってる脇道があるマップでは少々時間を喰うので注意。
  • 聖林
    マップは最も狭く、通路とやや広めの場所がある、空園と砂漠の中間のようなマップ。広めの場所は敵を見落としやすいので注意。
    また、狭い分敵が極端に少ない事があり、光の霊玉を稼ぎにくいことも。状態異常で足止めしてくるタイプの敵が出やすい点も厄介で、周回するのであればできれば対策をしておきたい。

履歴

Ver.2.3前期

  • ふくびき券の確率を下げて輝石のベルトの確率を上げられた。
    しかし実際には一つの箱から出るふくびき券の枚数が減少し、ベルトの出現確率は金箱以外は体感できるほど増えなかったため、改悪と受け取られた。

Ver.2.4前期

  • アナザーモードに【輝きの右大臣】【輝きの左大臣】が登場。
    • 入ってすぐの序開の地に現れ、勇気の輝石3個で様々な効果を与えてくれる。提示された内容以外に、クリア時に解放されるマップ+1、後述のゆめみの化身出現率2倍(+100%)の効果が付く。両大臣を同時に利用することも可能。
    • 効果が劇的なので利用するのが得だと思いがちだが、実際にはほとんどの場合で全く利用せずそのまま周回した方が得である。勇気の輝石を余らせている人がより短い時間で消化するための機能と考えておいた方がよいだろう。
  • 【ゆめみの化身】が登場。
    • 通常マップに紫のオーラを纏ったモンスターが出現する。手強い代わりにゆめみの箱を落とす。倒す毎にお宝レベルが上がり、上位のゆめみの箱が出やすくなる。
  • ゆめみの闇箱追加。
    • 闇箱には【めざめの秘石】が入っており、輝石のベルトの効果を+4まで増やせる。更に低確率で既存の輝石効果が強化される。闇箱はゆめみの化身撃破(おたからレベルに依存した確率)か、輝きの魔人撃破(確定)で入手できる。

Ver.2.4後期

Ver.2.4(?)

「盟友を継ぐ者」の称号獲得が勝利直後のタイミングとなった。

Ver.3.0~

モンスターの位置が表示されるようになった。【技術的に難しい】と言われていたがスタッフがこっそり対応してくれた。
ただしアップデート直後に正常に表示されないバグがすぐに上がり、対応に時間がかかるとのことで一時的に以前の表示に戻され、およそ二週間後のVer.3.0で正式に実装された。
モンスターを探して余計な場所を歩かなくて済むようになったのでかなり余裕を持って探索できるようになった。

Ver.3.0後期~

  • 【ボーナスミミック】の追加
    • 新たに【ドリームミミック】【ドラゴミミック】が出現する。輝きの大臣の出現率アップはこいつらにも適用される。夢見の化身かこいつらのどちらか、または両方が2つ目のフロアに稀に出現。倒すとドリームが金箱、ドラゴが竜箱を確実に落とす。
      倒した後にフィーバー状態が発動することもあり、近くにまたボーナスミミックが出現して次々と倒していける。お供にもう1体登場する事もあり、病み付きになる。ただし、倒しても勇気の輝きと光の霊玉は得られないので、その辺の封じられている箱同様に入手にリスクが伴うのは同じ。夢中になりすぎるとすぐ時間切れを起こすので注意。
  • 【輝き帝王】が追加。
    • 勇気の輝石を75個消費すると輝きの大臣が黒い輝きの帝王に変化。頼むとボスを【ビッグドリーム】に変えてくれる。輝石等は消費しない。ビッグドリーム自体の報酬は金箱だが、仲間呼びでボーナスミミックを呼び、こいつらも当然箱を落とす。ギリギリまで粘ってから倒せばまさにフィーバー。なお、輝き帝王の効果でもスペシャルモンスター出現率アップ等の輝きの大臣で得られる基本効果も得られる。
  • 夢見の銀箱、金箱の中身が追加され、新たなボスカードが出るようになったり、金箱でしか出なかったカードが銀箱でも出るようになった。
    更に新たに【オーブな香水】【宝珠の香水】が出るようになった。
  • 光の扉に輝石のベルトやめざめの秘石を捧げた際の演出がカットされるようになった。
    • ただし既についている効果の強化が発生した場合は例外。
  • 地味ながらもエリア切り替え演出の効果音が変わった。

Ver.3.1

  • アナザーに【冥府エリア】追加。敵が強くなる代わりに金箱や竜箱が出やすくなり、ボーナスモンスターも100%出現し、 光の霊玉1個につき勇気の輝きが40もらえる。輝きの大臣に輝石を渡すと出現率が上がる。
  • 輝石のベルトをささげる際、+値と同数の「【封印の砂】」と交換できるようになった。
    • 封印の砂を使うと輝石のベルトに付く輝石効果を封印し、出現しなくなるようにできる。めざめの秘石にも有効。砂の使用数は封印する効果を増やす毎に1個ずつ増えていく。リセットも自由。ただし、効果の種類は全部で100弱あるのに対し、封印できる種類は最大30なので、欲しい効果のみを残す事は不可能。ちなみに30個封印するのに必要な砂は465個。+3のベルトが155個必要となる。
  • アナザー13階でもらえるうつしよの天箱が2つになった。
  • 金箱、銀箱から香水を入手できる確率が上昇。
  • お宝レベルの限界レベルが60に。
  • ゆめみの箱の基本配置数の最大が3→4に。

Ver.4.4

うつしよの境界のうち13階に向かう扉の前は、以前は通常モード、アナザーモード共に紫色の植物の根のようなものや黒いもやなどに覆われていたが、このバージョンよりアナザーモード側の方は根や黒いもやが取り除かれた明るい見た目に差し替わるようになった。通常モードの方は以前のままである。

Ver.5.3

王家の迷宮の最初のフロアに【心層の迷宮】への入口が追加された。



*1 Vジャンプブックス「みんなでとつげきBook」より