【賢者マリーン】

Last-modified: 2022-10-23 (日) 22:54:34

概要

ドラクエ10の発売前から公式サイトで紹介されていた人物。
かなり大きな体をした人間の賢者で如何にも悪そうな目つきをしている。
 
Ver.3.3にて彼女の過去が明らかになるが、その時点では依然として明言されてはいなかった。
ただし、該当クエストクリア後の【ミモリー】?のセリフにより再登場の可能性は高いとされ、Ver.5.3でそれは現実となった。演者は田村聖子

活躍

Ver.1.0

癒しの術に長け、ガートラントで怪我をした兵士を治したり、魔瘴石のネックレスを渡されてバグド王がおかしくなったときも、魔瘴石のネックレスを処分した人物。
彼女がガートラントにきてから、【スピンドル兵士長】は全く王からの呼び出しがなくなってしまい、本人は不服に思っている。
 
その正体は【呪術師マリーン】という魔物。怪我をした人間達の手当てをすることで、王の信用を得て兵士達の誘拐をバレないようにしていた。
スピンドル兵士長が自信満々で戦利品の魔瘴石のネックレスを王に見せたことで正体を現す。その後は呪術師マリーンの項目で。
 
なお、マリーンは死亡時に【魔瘴】を放出し人形に変化していたが、その後のクエスト【ガズバランの牙】では【旅芸人ピュージュ】によって人形に命を吹き込み魔物と本物を入れ替えて支配しようとする企みが行われていた。
この一件から、悪行を行っていたマリーンは人形が化けた偽者だったと推測される。

Ver.3.3

【妖精図書館】シリーズ【夜の神殿に眠れ】で、彼女の過去が明らかになる。

【勇者復活】(Ver.5.3ストーリー)

ところどころで存在を匂わせる描写はあったものの本人の音沙汰はなく、もう多くの人から忘れられようとしていた頃に、重要キャラとして衝撃の再登場を果たす。
これによりガートラントに現れたマリーンはピュージュの人形が化けた偽者だったことが確定したため、上述のクエストを除けば「本物の賢者マリーン」の登場は初ということになる。
 
【邪神ダビヤガ】撃破後、目覚めようとしていた【異界滅神ジャゴヌバ】を前に主人公一行は何もできず、万事休すかと思われた矢先、【宝石魔術】で復活目前のジャゴヌバを再び封印し、主人公の前に姿を現す。
本物の賢者なだけあり主人公と【勇者姫アンルシア】を見て【勇者】【盟友】であることを一目で見抜き、同時に【ユシュカ】【賢者ルシェンダ】とも浅からぬ縁があったことが判明する。
しかし、ジャゴヌバの力は強大で封印は容易く破られようとしていたため、ジャゴヌバに対抗できる【女神ルティアナ】を復活させることを託し、「この場は私に任せて逃げろ」と告げ、一人きりでジャゴヌバに向き合うのだった。
 
また、ここに至るまでの彼女の足取りもその後の会話などから一部判明している。
ルシェンダらとは旧知の仲であり、調査のために自らの意思で【魔界】へと渡った。「アストルティア秘聞録」によれば魔界に渡ったのは約220年前で、以降はアストルティアと魔界を頻繁に行き来していたという。
賢者としての力量はルシェンダを上回るレベルで、ルシェンダも彼女と相対すると敬語を用いている。
魔界へ渡ってからは「レディウルフ」と名乗り、【砂の都ファラザード】を拠点に現地のモンスターを集めた【赤狼組】を用いて魔瘴を処理するなどの活動を行っていた。
この中でユシュカと出会い、彼の「師匠」として宝石魔術やアストルティアのことを教えるなど、その思想に多大な影響を与えた。
ユシュカとルシェンダがそれぞれ使った宝石魔術にお互い変わった反応を示したのも、共通の知り合いである彼女を思い起こしたからだろう。
また、ユシュカが【アスバル】に送っていたコンパスも、もとは彼女のものであったことが明らかとなる。このコンパスには【アラハギーロ王国】の日時計と似た紋様が刻まれており、このことからVer.5.0の時点からマリーンがユシュカの師匠であることやストーリーに関わってくるだろうことは一部のユーザーから予想されていた。
何の偶然か、Ver.5の事の発端となったピュージュが初登場するガートラントのストーリーでもマリーンが登場している。ルシェンダがガートラントの事件を深く調べたのは、もちろんピュージュのこともあるのだろうが、友人として彼女の心配をしていたからなのかもしれない。
 
【リィン】が彼女の過去であることは依然明言こそされないが、酒場では誰かを案ずるかのようにしんみりと物思いに耽る姿が目撃され、ムービーでは【リィンの短剣】を手に持っているなど、もはや公然の秘密となっている。ただ、マホッシーが喋る描写は無く、そもそも現段階で意思の疎通ができているのかも不明。
レディウルフという偽名は「砂漠の狼王」こと【ラウル】への忘れがたい想いと敬意から付けられたものと見られ、作中でもルシェンダが「あの者への想いをまだ捨てきれないのだな」とコメントしている。
この辺りを「強くていい男」を集めていたガートラントの呪術師マリーンと比べると、ラウルに一途であった賢者マリーンに対したピュージュのアンチテーゼとも考えられる。
また、マホッシーとの契約で人間を辞めた影響ではあると思われるが、300年前のラウルの時代から現代まで生きているかなり長命の人物であることも確定した。
見た目はその時から変わっていないものの不老というわけではないようで、年齢による衰えは感じているらしい。ルシェンダと同じタイプだろうか。

【神の覚醒】(Ver.5.4ストーリー)

なおもジャゴヌバと対峙する中で行われた【叡智の冠】と主人公たちとの会議に、どこから聞きつけたのかリモートで登場。
彼女もまた叡智の冠の最後の1人であり、グランゼドーラの会議室の空きになっていた紫の席は彼女のものであったことが判明する。
ルシェンダ以外との3人とは魔界に渡って以来の顔合わせであり、若造だったころの姿しか知らない彼女は年老いた彼らを見て少々驚いていた。
ホーローの年齢を考えると、数十年前にリモートで会議に参加したきり、と言ったところか。
会議参加中もジャゴヌバを抑えつけており、少しも気を緩める訳にはいかない状態で覚醒はもう時間の問題であるとし、早くにルティアナを復活させる手を打つように告げた。
 
その後、【ナラジア】とジャゴヌバが結びつこうとする中でもはやジャゴヌバを抑えきれないと感じた彼女は【ジャゴヌバ神殿】より脱出。
【ルファ神殿】の最上階で、神魂癒合の儀を行う【イルーシャ】とナラジアの前に立ちはだかる【旅芸人ピュージュ】と対峙する主人公に合流する。
ガートラントの事もあって独自にピュージュを追っていた彼女は【ラーの鏡】を突きつけて、正体である【邪神ピュージュ】の姿を現させる。
そして、ピュージュに挑む主人公に加勢する事になる。
 
加勢の形式はVer.4.5の【メレアーデ】【キュルル】と同様に戦闘の範囲外からとなる。
攻撃に【メラガイアー】、回復に【ベホマラー】【ザオリク】を使用する。
他に、【パペット光線】でピュージュ化された場合は【宝石魔術・月光の陣】?でピュージュ化を解除してくれ、【嘲弄の汚濁】?を受けた後は【宝石魔術・夜明け】?でそれを解除してくれる。
 
倒してもなお消滅する事無く旅芸人の姿でこちらをあざ笑うピュージュだったが、いくつもの分身に紛れてそれを操る本体がいることを見抜いていた彼女は、本体めがけて相手を封印する宝石魔術を使用。
命中して宝石に封じ込められたピュージュを、なんとその宝石ごと飲み込んでしまった
戦いの後、年齢による衰えを感じてその場にへたり込んでしまうが、主人公にイルーシャのもとへ行くよう促す。
そして、目覚めたルティアナとジャゴヌバの戦いを【光の郷フィネトカ】で見届け、その後は姿を消してしまう。
マリーンが分身を見抜く心眼を持っていた理由は不明だが、これにより【神殺しの心気】で止めを刺される前に分身で逃れ、主人公では手出しできなくなったピュージュを封印という形で倒すことができた。
彼女は元々ピュージュの成りすましで名前を悪用されるという被害を受けていたため、ここでその報いを与えることができたとも言える。
 
その後のサブクエスト【絶美の魔神よ 降臨せよ】では、【ゼクレス魔導国】に王家の客人として招かれていたことも判明する(実装当初は【イーヴ】の客とされていたが、上述の通り魔界に渡ったのは約220年前でイーヴ政権時代(約300年前)とは齟齬があるため、テキストが修正されている)。
宮廷魔術師であったクエスト依頼者のゴレッポが如何にしても直せなかったゼクレスの国宝「魔水晶の冠」をその力で修理しており、それをきっかけに失脚したゴレッポから魔神の力を得て彼女に復讐するために上記のクエストを依頼される。

【闇の根源】(Ver.5.5後期ストーリー)

主人公たちと共に【海魔獣ブルラトス】に乗り、【滅星の邪園】へと向かうことになる。
邪園では探索の手助けとして、魔力を宿す場所に宝石の橋をかけることができる「マリーンの宝石袋」を貸してくれる。
 
【起源鎧デルメゼ】戦では、相手を手強いと見て「夜に祝福されし魔神のチカラ」を解放。【呪術師マリーン】と同じ姿に変身して【NPC戦闘員】として参戦する。
使う攻撃はピュージュ戦とほぼ同様。起源鎧デルメゼのHPが減ってくると連発して設置するサファイアボムを消去してくれる。
撃破後は、アンルシア・アスバル・【ヴァレリア】と共に昇降機の作動装置にエネルギーを注ぎ込むことになり、後を主人公に任せて離脱。
その後、他の3人と共に【ミナデイン】の詠唱に加わり、【絶対滅神ジャゴヌバ】の討滅に加勢。
 
魔界に平穏が取り戻されると、再びいずこかへと旅を続けるために姿を消す。
が、ユシュカが【ナジーン】に使った【血の契約】の影響が気になっているようで、定期的に魔界に顔を出す事はあるようだ。

イベント・その他

【美の競演! アストルティア・クイーン総選挙!】

メインシナリオのボスモンスターである関係で、当時は倒してしまったら二度と会えなかったが、このイベントではマリーンが投票対象に入っていたため、2週間限定で復活を遂げる。
マリーンを討伐したプレイヤーの前に、変身前の姿で再び登場するという実に奇妙な現象が起こった。
まあ亡くなったはずのアルウェ王妃ちゃん様だって登場したし、細かいことは突っ込まないでほしい。
ちなみに順位は7位。
物好きなプレイヤーは、投票後に更に【愛のチョコレート】を呪術師マリーン強にわざわざ投げ与えに行ったとか。

【美の競演! 第2回アストルティア・クイーン総選挙!】

ルナナ様や女王ディオーレ等を差し置いてまさかの再出場。
悪役キャラクターの中では異例の好待遇である。もはや立派なネタキャラなのか。
彼女を選ぶと「本気かい!?べ、別にうれしくなんかないんだからね!(※意訳)」といったツンデレキャラ化したかのような台詞を拝む事が出来る。
ネタで投票した人が多かったのか、はたまたインパクトのある立像に需要があったのか、結果は王妃ちゃん様や薄幸美少女を抑え、前回に続いて7位。
名実ともにネタキャラとしての地位を揺るぎないものとした。ちなみにリゼロッタからはトド呼ばわりされている。
その時に公開された壁紙でも、【チョコタワー】の片割れを片足で踏みつけ、【チョコマアモン】をわしづかみにしているという豪快な画像だった。
 
第3回は流石に自重したようだ。

【アストルティア・クイーン総選挙 大予選会!】

通り名は「元祖ダイナマイト女賢者」。2代目はルシェンダだろうか。
結果は48人中36位。同時にエントリーしていたに敗れる。
 
その後も何度か出場するが、予選を突破したことはない。

一周年記念壁紙

2013年8月の一周年記念壁紙でメインキャラクターたちが水着姿になった際も、さりげなく後ろの方に写っている。
他のキャラが【あぶない水着】【イケてる海パン】【囚人服】の中、ただ一人オリジナルの黒いビキニで登場していた。

【モンスターバトルロード】

Ver.2.3で彼女のスペシャルバッジが登場。装備すると必殺技【グラビティハンマー】を使用できる。金以降は炎耐性20%も追加されるので、100%を狙うなら揃えたい。
光バッジにはおもさ+150が付き、タンク志向のプレイヤーにとって非常に有用。
【ゴーレム】金の【ヘヴィチャージ】【ギガンテス】金の攻撃時重さダウンと合わせればモンスター格闘場の外では考えられないような敵にも単独で押し勝つことが可能になる。
 
作るのに【ブラウニー】【バサラーナ】等、怪人系モンスターのバッジを要求される。
なお、後にレジェンドバッジで呪術師マリーンやリィンの虹バッジも追加されたが、それらの交換には用いられない。
 
さらにVer.6.1では賢者マリーンの虹バッジが登場。
【賢者ルシェンダ】【賢者ホーロー】の虹バッジとマリーンの光バッジ、【ハッピーハート】30個で交換可能。
マリーン・光にあったおもさ+150はもちろんのこと、賢者ホーロー同様【神速メラガイアー】を修得可能。更にHP+50、必殺チャージ+4%、呪文ぼうそう率+6%、呪文発動速度+10%と強力なスキルが大盤振る舞いで付いている。
ホーローはもとより必殺チャージ率ではリーネを、おもさでは呪術師マリーンを上回っており、それらの実質的な上位といえる。比べれば下回るステータスもあるが、些細なものである。
同時に実装された【レイジバルス】の虹バッジと共に、呪文アタッカーを大きく強化してくれるバッジである。