【魔犬レオパルド】

Last-modified: 2023-10-14 (土) 03:30:24

概要

2020年7月16日のアップデートVer.5.2.3で実装された【魔法の迷宮】【コインボス】で、【けもの系】
モーションは【白雲の烈翼将ヤヌビ】に流用された。
BGMは原作と同じく【難関を突破せよ】で、討伐称号は「有翼魔犬キラー」。

魔法の迷宮の奥深くから
獰猛なうなり声が 響き渡った……。

初出はDQ8。もとはただの飼い犬だったレオパルドが、暗黒神が封印されている【神鳥の杖】を口にくわえたことで精神を乗っ取られてしまった姿。
本作では「翼から羽根の雨を飛ばす攻撃」や「空間を切り裂いてあやしい影系統を召喚」と、同作で同じく杖に操られた【ドルマゲス】【呪われしゼシカ】の要素も加わった。
詳しくはDQ大辞典を参照のこと。

行動パターンと使用特技

戦闘開始直後の行動は固定されており、必ず高く飛び上がる→氷結の息→空間を切り裂く→ジバルンバサンバ→翼刃の豪雨の順に行動する。
こんとんのかげ・じゃあくなかげを全滅させるか、約2分経過するとかげが消滅して地上に降り、しばらくの間行動パターンが切り替わる。
その後約1分が経過すると、取ろうとしていた行動をキャンセルして再び飛び上がる→空間を切り裂く→ジバルンバサンバを行い浮上中の行動パターンに戻る。以降はこの繰り返し。
飛びあがり中にレオパルドに一定ダメージを与えると気絶して落下し、しばらく行動不能になると共にかげも消滅する。
なお、戦闘開始時にレオパルドに接触した人はすぐに離れないと竜巻に吹っ飛ばされるので注意。
ちなみに竜巻モード中に【不動のかまえ】などでふっとび耐性をつけて竜巻に突っ込んでボスを押し出そうとしても、ボス自体に当たり判定が無くすり抜ける。

攻略

耐性については、影との乱戦になっている間の被害を抑えるため、毒耐性と【氷闇の月飾り】による氷・闇耐性の優先度が高い。さらに、呪文かブレス耐性を積んでおくとよいだろう。
氷結の息や暗黒のおたけびの回避に不安があるなら混乱・呪い・おびえ耐性を付けてもよい。
ただし、耐性を重視してHPを軽視すると今度はレオパルド本体の攻撃がきつくなるため、呪文やブレスの対策は【魔結界】【心頭滅却】で行ってもよい。
翼刃の雨を安定して耐えるために、飯込みでHPは700程度は欲しい。
 
飛び上がり中は高威力のランダム攻撃である翼刃の豪雨を使うため、ジバルンバサンバで散開すると死人が出やすくなる。ここで陣から逃げる方向を統一させておくのがコツ。
一方で降下中は痛恨の一撃や翼刃の雨といった一撃の重い技を使う。翼刃の雨はHP700以上+【竜のうろこ】のような【被ダメージ軽減】要素を併せれば耐えられるため、HPはできるだけ高めに保っておきたい。あるいは【やいばのぼうぎょ】などでギリギリ耐えられる程度のダメージのため、一人受けした上で防御して耐える手もある。
痛恨は盾職限定だが【会心ガード】で凌げる。
なお、飛び上がり中の翼刃の豪雨と降下中の翼刃のは名前が似ているくせに真逆の対処法を要求するため、非常に紛らわしいので注意。
 
2種類のかげには【スタン】が入るが、レオパルドはスタンに対して完全耐性を持つ。
また、【フォースブレイク】はほぼ小ダウン、【旅芸人】が打つ【デュアルブレイカー】もろくに効かないなど、耐性低下への耐性も非常に高い。
弱点は【光属性】で、昨今のボスとしては珍しく大弱点に相当する。反対に氷、土、闇に高い耐性を持つ。影も光属性が弱点で、それ以外の属性に若干の耐性を持つ。
 
実装時点で人気のあった構成は【武闘家】×2、【魔法戦士】【賢者】の構成。
武闘家はヤリをメインにするが、魔法戦士や賢者が補助掛けで忙しいため、一人は扇を持って【風斬りの舞】を使えるようにしておくとよい。
影を呼ばれたらできるだけ纏まったところでテンションを上げた【狼牙突き】やSHT【ジゴスパーク】で処理を行うが、影は雷属性には耐性を持つため、特にHPの高いこんとんのかげは少々処理に手間がかかる。中途半端に削って怒りを買えば集中攻撃で倒されてしまう可能性もあるのでなるべく同時に削って一気に倒す。その際にジバルンバサンバの避難行動を統一し全員で固まる事で影をバラけさせないなど、パーティ同士の連携が試される要素が多い。
また開幕の風斬りの舞のあと扇を持ったままSHTジゴスパークを【百花繚乱】に置き換える手法も存在する。盾スキルは扱えないものの盾の錬金は効果があるので土耐性や呪文、ブレス耐性の底上げが可能。影の弱点である【ライトフォース】を乗せベルト等で威力を上げた一撃はジゴスパークにも引けを取らない。
影を倒し、レオパルドが下りてきてフォースブレイクを入れた後は【行雲流水】から各種【CT】技を打ち込んでいく。基本的に倒すまではこれの繰り返しとなる。
 
魔法戦士はレオパルド、影共に光属性が弱点となるので弓で行きたくなるが、【ダークネスショット】の光耐性低下がまず期待できないため、火力面で見た場合は片手剣+大盾の守備重視のスタイルで行った方が安定する。
とはいえ光属性の【シャイニングボウ】【サンライトアロー】は単純にダメージソースになるし、ジバルンバ上に居座る影を範囲外から攻撃したり、あと少しというところで飛びあがってしまったレオパルドを竜巻の外からゴリ押したりなど弓にも利点はある。
近づけない飛び上がり時は弓、大ダメージを与える攻撃が多い降りているときは片手剣と、武器を持ち替えながら戦うスタイルも十分にありである。
開幕は飛びあがり→影を呼ぶまで余裕があるので【弓聖の守り星】を使っておくとよい。この場合は開戦時効果が役立つ【イルミンズールの弓】がおすすめ。
 
賢者も従来と同様に【いやしの雨】【きせきの雨】を撒きつつ回復重視のスタイルで立ち回る。
乱戦になるのと翼刃の豪雨対策として、両雨はできるだけ切らさないようにしたい。
光属性が弱点なので、余裕があれば【イオグランデ】での影の一掃の補助、【イオマータ】でレオパルドへの攻撃も行いたい。
回復魔力と【レボルスライサー】の存在から、武器はブーメランが無難だろう。
 
【旅芸人】を主力にした構成もあり、こちらは影を無視してひたすら【デュアルカッター】、デュアルブレイカーでレオパルドを攻撃し続ける戦法となっている。高度なプレイヤースキルが要求されないため安定して討伐できる。影を放置することになるので、ブレス耐性の盾と竜のうろこは必ず用意しておきたい。
討伐タイムは手慣れた武闘家構成よりは遅く、不慣れな武闘家構成よりは速いといったところ。サポ攻略の場合は全員蘇生可能な面でもこちらが安定する。
サポ旅3で【天地雷鳴士】入りで【カカロン】を召喚するのも安定性を高めるために有効だが、耐性面で【めいどうふうま】は通りが悪いのが難点。
 
Ver.5.3では独自仕様となった【まもの使い】【ムチスキル】の特技射程延長効果により、レオパルドが空中にいる場合でも【双竜打ち】【極竜打ち】を当てられるようになった。このため現在では火力役にムチまもの使いを添えて影を無視する高速討伐が主流になっている。
【HPリンク】によりレオパルドの攻撃を比較的安定して耐えられるのも強み。
ただし、範囲外から攻撃できるとはいえ竜巻の範囲にはギリギリの射程ため、手動で接近すると距離を見誤ってふっとばされる可能性もあるので注意。
 
ギミックの関係上、地上時に倒すのがほとんどなのであまり見ることはないが、飛びあがっている時に倒すとゆっくりと落下して消える演出になる。
 
2020年の【ドラゴンクエストX 国勢調査】で発表された勝率は60%。最近のコインボスでは【帝国三将軍】の55%に次ぐ低さで、1つ前の【ドラゴン】の88%を大きく下回る結果となった。
その影響かは不明だが、2020年9月に実施された【テンの日】のコインボスチャレンジに合わせて、【目覚めし冒険者の広場】で魔犬レオパルドの行動パターンや対処法が公開された。
生放送以外でボスモンスターの攻略法が公開されることはほとんどなく、異例の事態といえる。
【超ドラゴンクエストXTV番外編 冒険者の超忘年会スペシャル2021】で発表された勝率は80%前後。

討伐報酬

【モンスターバトルロード 協力チャレンジバトル】(2021年)

2021年度の第2戦「ランダムバトル・迷宮」に登場することがある。
空間を切り裂くは使わなくなったが飛び上がっている状態が非常に厄介で、フィールドの中央に広めのふっとび判定がある竜巻が発生し続け、更に頻繁に使うジバルンバサンバのおかげで動きを大きく制限される中で他の2体のモンスターにも対処しなければならない。
性質的にレオパルドが最後に回されることが大半だが、他のモンスターも簡単に倒せるようなモンスターではないため、レオパルドが一緒に出現しただけで難易度が大きく跳ね上がる。
また、影を呼ばないことから一度飛ばれると時間経過とダメージ蓄積以外で降ろす手段が無く、仲間モンスターの技も竜巻の射程外から攻撃できるものが少ないため、面子次第では自然に降りるまではほぼ攻撃ができなくなるという点でも非常に厄介。