【えいゆうの杖】

DQ7

先端に勇ましい戦士が彫られている杖。
攻撃力+103、かっこよさ+60と杖としては最高クラスの性能で、【移民の町】最終形態でのみ買うことが可能。
価格は18500G。売却価格は9250G。
名前の通り、英雄の肩書きを持つ【メルビン】のみ装備することができる。
ただし、【理力の杖】と同様に攻撃するたびにMPを3ポイント消費する。
このことはあまり知られていない。というか、なぜか【公式ガイドブック】にも書かれていない。
メルビンのMPは高いとは言え、注意して扱ったほうがいいだろう。
　
この武器以上に購入が面倒な【メタルキングのけん】か、一品物で複数人と競合する【オチェアーノの剣】と【グリンガムのムチ】を除けばメルビン用の武器としては最高の攻撃力を誇るが、そもそもの問題として、移民の町は【四精霊】を復活させる(＝DISC2のほぼラスト)まで最終段階への発展は不可能、という点がある。
その頃には【きせきのつるぎ】(攻撃力+100)がほぼ間違いなく余っており、攻撃力を3上げるためだけにわざわざ18500Gも払ってこの武器を購入する価値はほぼ無い。
一応戦闘中に使うと【フバーハ】の効果を発揮するので、未習得の場合はそれ目的で購入するのは有りだが、DISC2では他に購入したい高額アイテムが大量にあるので購入優先度は落ちる。
　
小説版ではメルビンの最終装備となっている。また入手経緯が、「ニセ神様に追われ【コスタール】にたどり着いた後、国宝として保管されていた杖を譲り受ける」となっている。

リメイク版

移民の町のシステムが変更され、店が一つもなくなったので、【マール・デ・ドラゴーン】船内で売られている。
転職システムの仕様変更の関係上、モンスター上級職までたどり着かない限り、フバーハを他職に引き継げるようにならないため、この手のアイテムはとても便利。
特に攻撃系最強とも言える【ゴッドハンド】は回復や補助も結構覚える万能に近い職だが、フバーハを覚えないという穴があるので、そこを埋められるこのアイテムの価値は高い。
ただ、武器としては同じ店でメタルキングのけんが買えてしまうので存在意義がほぼなくなった。あちらはすさまじい高額商品ではあるが、装備可能者がさらに多く攻撃力でも上回るので、こちらの立場はかなり苦しい。
お金が許すのであればフバーハ習得者が居ない時は2本ほしい。【あやしいひとみ】などで持ち主を眠らされるとどうにもならないからだ。
　
フバーハと違い【あやしいきり】、【やみのランプ】で呪文を封じていても使える点にも注目したいところ。
呪文、ブレス共に凶悪な【あんこくきょうてん】に有効。
　
相変わらず道具説明にMP消費攻撃についての記述はないが【みせる】と魔力を消費して攻撃することを教えてくれる。PS版の名残なのか、マール・デ・ドラゴーンで売ってるにも関わらず売ろうとすると「もう手に入らないかも知れないがいいか？」と、警告文が出る。