DQ6
プロローグの【ムドー】のセリフ。
SFC版では、【おもいだす】を使うことで【○○○○さま よ~く 聞きなされ。】の次にこのセリフを確認することが出来る。
無意識のうちに【主人公(DQ6)】の心に刻みこまれており、DQ6の物語を象徴する恐怖のセリフとなっている。
ただ、「よ~く聞きなされ」は時期的には明らかにムドーとの対面前のセリフ(出発前の城の人達からのアドバイス)なのにも関わらず、何故か最新のセリフである「おろかものめ!」が3番目に押されてしまっている。
また、【おもいだす】を使用した場合には
★「おろかものめ! 石となり
永遠の時を 悔やむが よいっ!!
と表示されるのだが、実際のプロローグでのムドーのセリフは
ムドー「おろか者め!
石となり 永遠の時を
悔やむが よい!
と、若干異なっている。
発言の内容から、DQ5で【ジャミ】(リメイク版では【ゲマ】)にかけられたような解除不可能な石化の呪いを想像しがちだが、実際は石化の要素を含んだかなり特殊な分離魔法であり、
【ミレーユ】はプレイヤーでさえもよく分からない内に石化の解除(合体)を済ませており、【ハッサン】も現地で精神側と肉体側が対面したことで(確かに本来夢と現実の世界の行き来自体はそう簡単には出来ない行為だが……)あっさりと【石化】が解けてしまっている。
さらに主人公の肉体側に至っては「時間経過」というもっとあっさりとした手段で解けてしまっており、考察として「石化が解けないと【ターニア】との兄妹としての生活が始まらないため、精神側の主人公の冒険が始まる前に石化が解けたのではないか?」という説まで提唱されている。
つまり「永遠の時」という発言は、ほとんどムドーの強がりとして扱われてしまっている。
このように敗北から始まったシリアスな展開としても楽しめ、種が割れればネタとしても楽しめるため、秀逸なセリフとしてプレイヤーの心に刻まれていったのであった。
なお、本作のみ【便利ボタン】がYで、前作DQ5などで便利ボタンが割り当てられていたXボタンが記憶ボタンになっているため、プロローグ終了直後にうっかり【ターニア】の台詞を胸に刻みやすい。
そうすると「おもいだす」ではもうこの台詞は思い出せず、早くともLv10で【もっとおもいだす】を習得するまでお預けとなる。
そういう意味で意外とレアな台詞かもしれない。
リメイク版では思い出す系の特技が削除されたため、思い出すことは不可能となった。
また、プロローグのムドーのセリフは
ムドー「おろか者め!
石となり 永遠の時を
悔やむが よい!
と言った具合に、スペースの大きさ(個数)が若干変わった。
DQ10オンライン
Ver.5.4でコインボスとして登場するムドーが上述のイベントを再現した「石化の魔光」を使用すると、
石となり 動けぬ時を
くやむが よいっ!
というセリフを発する。
「おろかものめ!」の部分が無くなっているのと、「永遠の時」が「動けぬ時」に変わっている点が異なる。
後者はこれによる石化の時間が約10秒間だけであり、永遠の時とは程遠いために変化したものだろう。
ライバルズ
ムドーの召喚時効果で相手を石化させる際、ウインドウ付きでこの台詞が塩屋浩三によるボイスで放たれる。
山札の3番目に投げ込まれる解除トークン「夢と現実の再開」を使えば0コストで石化を解除できるのでやっぱり永遠には程遠い強がり。
ただし、【ワルぼう】や手札溢れでこれを破棄させた場合、文字通り永遠に(対戦が終わるまでだが)石化を解く術はなくなる。