概要
【吹雪系】ブレスの一種。
ただしこの名称自体はDQ5から登場し、FC版DQ3では吹雪系ブレスは威力に関わらず、単に「ふぶきを はいた!」と表記されていた。
また、DQ4からは威力によって名称がかわるようになったが、まだ「凍える吹雪」の名称は登場していない。
威力は作品ごとにバラつきがある。
まずこの名称が初登場したDQ5では2段階目の吹雪の名称となり、後の「氷の息」に相当する50前後のダメージ。
DQ6では吹雪も炎に合わせて4段階制となり、「こごえるふぶき」は下から3段階目の吹雪の名称となった。
ダメージは130前後で、凍える吹雪と言ったら大抵はこれを思い浮かべる人が多い。
リメイク版DQ3でもDQ6に合わせて3段階目の吹雪の名称となり、DQ7以降でも引き継がれている。
DQ9では冷気ブレスの階級自体は変わっていないものの、こちらのHPデフレに合わせたのか、再び威力が下がっている。
強敵が使うことが多く、特にリメイク版の【ゾーマ】の得意技なので馴染み深いプレイヤーも多いだろう。
特にDQ3とDQ6~8においては、もはや「凍える」なんて表現では生ぬるいほどの威力。高レベルまで鍛え上げたパーティでも複数回食らったら凍死するのだからたまらない。
威力の高さからザコが使うことはあまりないが、ラスダンや裏ダンでは普通に吐きまくってくる奴もいるので注意。特にDQ6の【デススタッフ】の凶悪さは有名。
DQ3(リメイク版)
吹雪系の最強ブレスであり、100~139ポイントのダメージとなっている。
他の作品同様に吹雪系ブレスごとにメッセージが用意され、このブレスも「こごえる ふぶきを はいた!」と表示されるようになった。
ラスボスであるゾーマが使用する特技ということもあり、特にインパクトがある。
SFC版でアニメーションが追加されたが、ゾーマの場合は吹雪というより青紫色の炎を吐いているように見える(エフェクトは【バラモス】の【はげしいほのお】の色違い)。
初登場の【しんりゅう】や【バラモスエビル】なども使用し、運が悪いと2連発してくる場合もあり、DQ6などの輝く息に匹敵する被害が出ることもある。
DQ4(リメイク版)
FC版では単なる「吹雪」だったものが、後のシリーズに合わせる形で「凍える吹雪」に改められた。
ダメージは40~60ポイントと、DQ6以降における【こおりのいき】とほぼ同等の威力。
【アイスコンドル】や【エスターク】などが使用する。
【キングレオ】の「凍りつく息(冷たい息)」がこちらに強化されており、HPも倍近くに増加しているため、FC版とは比べ物にならないほどの強敵と化した。
また、【ドラン】が使用することもある。
隠しダンジョン限定で【オーガキング】、【ギャオース】、【フロッグキング】も使用する。
DQ5
記念すべき「凍える吹雪」の初登場。
ただし、この時点ではダメージ50~60と、DQ6以降のこおりのいきと同程度の威力。
味方側では仲間モンスターの【ホークブリザード】が最初から習得している他、【イエティ】(Lv22)、【キメラ】(Lv22)、【メッサーラ】(Lv27)、【グレイトドラゴン】(Lv15)が習得できる。
この中ではイエティとキメラが比較的早く青年時代後半に差し掛かる前後ぐらいで習得できるが、ちょうど戦力外になり始める時期と重なるので、活躍させられるかどうかはプレースタイルによる。
他のモンスターについてはもう威力不足になってしまうころなので、やや不遇な立場の特技かもしれない。
とはいえ、なんだかんだで無消費で全体攻撃ができるのは便利なので、これらのキャラクターをスタメンに起用しているといい感じで使ってくれる。
敵側では青年時代前半ラストのボスの【ジャミ】が使ってくるのが最初。
その他は【ブリザードマン】、【ホークブリザード】、【ドラゴンゾンビ】、【スカルドン】といった如何にもな面々が使ってくる。
【かえんのいき】よりも威力が高く、耐性防具などで対策していないと結構キツイ。
リメイク版
新たな使い手に【しびれくらげ】(Lv80)と【ブリザードマン】(Lv30)が増えたが、いずれも今更これを覚えても…という時期に習得するので日の目を見ることはない。
DQ6
第3段階目の吹雪、すなわちDQ4とDQ5における【かがやくいき】のポジションとなり、ダメージは120~140に上昇。
デススタッフが集団でこれを吐いて悪夢を見せてくれるほか、【ブースカ】なども使用してくる。
スライム格闘場のHランクでは、2戦目のブースカ、3戦目のデーモンキング、4戦目の【チャンプ】と、みんな揃いも揃ってこの技を繰り出してくる
味方側は【ドラゴン】★6で習得できるほか、SFC版では【キメイラ】がLv30で、DS版では【マリンスライム】がLv35で習得する。
DQ7
ダメージは変わらず120~140。
高い難易度を誇る【ダークパレス】組だと【ドラゴンコープス】、【ナイトリッチ】、【ギャオース】が使用する。
味方側は【ギャオース】★8、【ギガミュータント】★5、【エビルエスターク】★4で習得できる。
3DS版では【わんぱくサタン】、【えだきりあくま】などの新モンスターがこれで壊滅状態に追い込んでくる。
見た目に騙されてはいけないといういい例である。
DQ8
ダメージは引き続き120~140。
【フェイスボール】や【ホロゴースト】、【魔犬レオパルド】、【暗黒神ラプソーン】(第2形態)などが使用する。
また、【永遠の巨竜】はテンションを高めてこれを吐いてくる。
味方キャラは使用できないが、トーポに【こごえるチーズ】を食べさせるとこれを吐く。
スカウトモンスターでは【ブリザード】の【まっつん】のみがこれを使える。
DQ9
属性周りが変更されたため今作では【氷属性】になっている。
久しぶりに敵専用特技。ダメージは再び下がって60~89となっている。
ナイトリッチや【ヘルミラージュ】、【堕天使エルギオス】などが使用する。
DQ10オフライン
ストーリーが中盤に差し掛かった【ランドン山脈山頂付近】あたりから敵モンスターがよく使ってくる。
【氷属性】で、ダメージは引き続き60~90。
DQ10オンライン
味方モンスターはスキル「吹雪ブレスの心得」SP7で取得。消費MPは7。
詳しくはこちらを参照。
DQ11
敵専用で【ドラゴメタル】などが使用するが、同作ではあまり目立たなかった。
【氷属性】で全体にダメージを与える。ダメージは80前後。
DQMシリーズ
DQM1・DQM2
消費MPは8。
こおりのいきがLv20でこれに進化し、GB版1ではLv30、2及びPS版1ではLv21以上で、かつHPが210以上になるとかがやくいきに進化する。
また、【ふぶきのつえ】を使用するとこれの効果が発動する。
キャラバンハート
こおりのいきから進化するレベルが26に引き上げられている。
キャラバンハートではかがやくいきが削除されているので、これが吹雪系最上位となっている。
ジョーカー1以降
消費MPは12。
【吹雪2】、【ブレス2】、【くろくかがやくやみ】などのスキルで習得できる。
少年ヤンガス
20ダメージに加え、10ターン凍らせる。
また、【秘密の通路】を囲んでいる火柱を消すことができる。
使用者は【メイジキメラ】のみ。
バトルロード2
【キースドラゴン】の通常技の他に、必殺技としても登場する。肩書きは「究極凍結奥義」。
キースドラゴンのそれを含む適当に氷系ブレス、又は主人公が使う氷属性の杖の特技から3つ選んで発動。氷属性のブレスで出来た竜が敵全体を凍らせる。また、すばやさを下げる事もある。
バトルスキャナー
【ホークブリザード】が使用。属性は氷と風。
トレジャーズ
敵範囲に氷結属性の中ダメージを与えるブレス。消費MPは7。
Lv22以上の【シャドー】、【ビッグハット】、【トンブレロ】、【アイスバルチャー】、【デッドエンペラー】、【ピクシードラゴン】が覚えている可能性がある。
こおりのいきを覚えているモンスターがLv22になると自動的にこごえるふぶきに進化し、最終的にLv39でかがやくいきになる。
いたストSP
スフィアの一種として登場。魔法使い、勇者で入手できる。
これが発動すると、自分以外のプレイヤーの買い物料が1ターンの間半額になる。
タクト
Bランクとくぎとして登場。表記は「こごえる吹雪」
直線3マス・消費MP57
「範囲内の敵全体にヒャド属性息中ダメージを与える」
最大強化で威力+50%まで強化可能。
【トラップボックス】【スライムブレス】等が使用可能。