【この洞くつに 我々にとって 必要なものはない】

Last-modified: 2019-03-06 (水) 10:44:26

DQ4(リメイク版)

リメイク版の第5章で、【ミネア】【女神像の洞窟】に入った際に話す台詞。
 
全文は、

「わたしの占いでは この洞くつに 我々にとって
 必要なものはないと 出ました。
 信じていただけるなら ここから 出ませんか?
 それとも わたしの占いなど 信じられぬと……?
 ひどいっ! あんまりです!」

となっている。
 
ここの宝箱には【はがねのつるぎ】【てつのよろい】などの装備品が入っている。
だが、第3章のうちに【トルネコ】がこれらを回収してしまっている場合、当然第5章で勇者らが訪れた際には宝箱は全て空っぽのままになっている。
ミネアの言う通り、勇者たちが初めて訪れるこの洞くつには、彼らに必要なものは何もないという状況になるのである。
彼女のセリフは、第3章で普通にこれらのアイテムを回収してから第5章を始めるという状況を見越して用意されているのだろう。
ちなみに『ドラゴンクエスト4コマクラブ』の3巻にも、「第3章のうちにトルネコが宝箱を全部取ってしまったため、徒労を経験した勇者たちにまでトルネコが恨まれる噂が流れる」というネタがあった。
 
もちろん、第3章でこれらのアイテムを回収していなかった場合は、第5章で手に入れることができる。
ここで手に入る品は旅立って間もない勇者にとって非常に有用なため、この方法を用いて第5章で回収すると序盤を有利に進められる。
このことを予め知っている者にとっては、ここのアイテムを残しておくことは常套テクニックとも言えるのだが、ミネアのこのセリフは宝箱を開けているか否かを問わず同じものが表示される。
そのため、宝箱の中身を残しておいた場合は彼女の占いに大きな疑問符が付くこととなってしまうだろう。
ダンジョンや武器のグレードは違うが、【はぐれメタルのけん】を取りに【滝の流れる洞窟】に入るとこんなことを言われて止められるのと、本質的には同じである。
 
【マーニャ】

「あたし 基本的に
 洞くつって キライなのよ。
 なにか 目的があって 
 もぐるんなら ガマンもできるけど
 意味がないなら 帰りたいわ。」

と話す。
 
ミネアを仲間にした直後の不測の事態には対応するメッセージが用意されているが、こちらはそのようなことはない。
 
とはいえ、こうして手に入れられるアイテムは有用ではあってもストーリーの進行に「必要」なものではなく、物語的な観点に限れば第5章でここに立ち寄る理由は特に無いのも事実。
それを考慮すると全く見当違いのセリフではないとも言えるだろう。