【さんぞくのカシラ】

Last-modified: 2024-02-26 (月) 00:09:49

DQ7

【山賊四人衆】【山賊】たちを統率するお頭。
見た目は【プチヒーロー】そのものなのだが、実力はあり人柄が良いため、子分たちからは慕われている。
ちなみに、自分が愛らしい姿をしているという自覚はあるらしい。
見張りの子分たちは山賊メンバーの顔は把握していなかったようなのだが、流石にお頭である彼はしっかり把握しており、主人公たちが部外者だとあっさり見抜いてしまう。
英語版での名前はPS版ではBanditWig、3DS版ではthe Mighty Pip。
 
以前とある戦士を打ち倒した際に手に入れた石版を託す新たな戦士に出会うのを心待ちにしており、「もっと強いヤツがアジトに殴りこんでくるまで暴れろ」などと子分たちに指示を出していた。
主人公たちとの戦闘後、【ふしぎな石版黄】を渡してくれた上で事情を説明してくれる。
曰く、「強い者からより強い者の手へ渡されていった」らしいので、自分もそうしたかったらしい。
 
ちなみに、伊達にお頭なんぞをやっているわけではなく、「魔王はまだ完全に滅んじゃいない。それで誰かがこの石版で世界に忍び寄る危機を知らしめようとしている」などと、結構物語の核心を突いた考えを導く洞察力も持っている人物。本当に人は見かけによらない。
何気に【魔王】がまだ完全に滅びてはいないことを序盤から察していた、数少ない人物の一人である。
封印時には、自分達の地域が封印されたのは【ダーマ神殿】があるから、など的を射た推理をしており、封印を解くためには世界各地に眠っている【精霊】の力が必要と発言するなど、相当博識らしいことがわかる。
 
それ以外にも【ちしきのぼうし】関連のイベントで関わったり、エンディングではダーマ神殿に来てくれたりする。

戦闘能力

アジトにいる彼に話しかけると、ヒマつぶしを称して戦いを挑んでくる。
戦闘時の姿も当然「プチヒーロー」と同じでどうにも威厳が感じられず、
【マリベル】は「あんなちんちくりんが山賊の頭なわけない。きっと黒幕が控えてるはず」と疑っていた。
それもそのはず、手下4人はボス戦のBGMなのに、こいつとの戦いは雑魚戦と同じBGMなのだ。姿も相俟っていかにも格下っぽく見えるので、プレイヤーの中にはマリベルと同じことを思った人もいるのでは(リメイク版ではちゃんとボス戦のBGMになっている)?
 
1~2回行動で、通常攻撃の他に激しく斬りつける、【イオラ】【アルテマソード】を使用する。
2段階ローテーションで行動し、行動パターンは以下の通り。
偶数回目の行動ではイオラを使う確率がわずかに高い。

通常攻撃通常攻撃 or 激しく斬りつける or イオラ or イオラ or アルテマソード(繰り返し)

攻撃力もそこそこ高くイオラの威力も高いが、ローテーションの関係上イオラが2回連続で来ることはない。
またアルテマソードはMP不足(最大MPは18しかない)で使用することができず、イオラも2回までしか唱えることができなくなっている。
判断力1なので不発に終わるものも1回は使おうとしてからその次から選択肢から外して行動するので結構隙はある。
【ルカニ】は確実に、【マヌーサ】も高確率で有効。攻撃呪文もほぼ素通しでダメージが与えられる。
そのため、山賊パーティーが倒せるくらいの実力があれば特に問題なく勝てると思われる。
単身のスペックで言えば部下たちより遥かに強いため一応頭目としての面目は保っているが、やはり人数の差は大きかった。
ちなみに敗北した場合は、山賊四人衆の時と同様に生き埋めにされてしまう。

「その意志を継ぐ者」

なお、さんぞくのカシラが倒したという以前石版を持っていた戦士らしき人物の話は、
現代のダーマ神殿2階の本棚にある『その意志を継ぐ者』という本で確認できる。
この本がいつ書かれたものなのかは不明なので、お頭が倒した戦士が書いたものなのかも不明だが、
なんにせよ「強い者からより強い者へ」という言葉と共に石版が受け継がれていたのは確からしい。

バトルロードビクトリー

【レジェンドクエストVII】第五章「さんぞくのカシラ」に登場。
ここでは【プチファイター】【プチマージ】【プチプリースト】も従えた3枠のモンスターになっている。なお3DモデルはPS2版ドラクエ5の流用。
後のシリーズでのこれに近いが、プチマージとプチプリーストの位置が逆になっている点が異なる。
一応、さんぞく兵=プチファイター、さんぞくマージ=プチマージ、倒れている神官=プチプリーストということで、さんぞくのカシラの手下である【山賊四人衆】をオマージュしているように見えなくもない。
エテポンゲやさんぞくに該当する奴がいないので、かなり微妙だが。

ステータスはHP:3100、ちから:263、かしこさ:144、みのまもり:61、すばやさ:92。
技は「ギガアックス」と【イホイミ】
前者は打撃・雷属性の単体攻撃技で、寝ているプチファイターをプチプリーストとプチマージが投げつけ、
カシラがライデインのような呪文を直撃させ電撃をまとわせて相手一体に突っ込ませる。ミスも多いが、痛恨の一撃発生率が非常に高い。
後者はプチプリーストとプチマージが出した呪文の弾丸をプチファイターが相手に向かって飛ばし敵全体を攻撃する光属性の呪文。
 
雷と光という多くのモンスターが弱点とする攻撃を使ってくる。
とにかくギガアックスの痛恨を連発されると厳しいので弱点である爆発属性で攻撃しまくり手早く仕留めたいところ。
【やまたのおろち】等と同じく新規グラフィックモンスターだったのだが、
残念ながらプレイヤーが使えるようになる手段はなかった。そのため、残念がるユーザーの声は多い。
一応各技に専用のナレーションは2種ずつ設定されているようで、【モシャス】などでコピーすることでマイクマンの実況を聞くことができる。

ライバルズエース

真1弾カードパック「英雄たちの凱旋」にて、盗賊専用レジェンドレアカードとして登場。

8/10/10
召喚時:このユニットは消滅し
さんぞく兵、さんぞくマージ、さんぞく、エテポンゲを出し、それらにさくせんを出す

本人は戦わないが、代わりに一気に山賊四人衆を召喚できる。
さくせんの追加効果もあってパワーは高いが、さくせんは個別に出せないため小回りが利かないのが難点か。
 
本人は【しあわせの杖】などのランダム効果で登場しないと戦えないが、スタッツは極めて高い。