概要
装備品の一種。幸福の靴。
DQ9以外の作品では【装飾品】、DQ9では足装備に分類される。
冒険者の誰もが欲しがる、ピエロが履いているような一風変わったデザインの不思議な靴。
先端がくるっと丸まった可愛らしいデザインで、金色で優雅な装飾が施されている。
はき心地も文句なしに良く、踵に着けられた鈴が歩くたびに鳴り、なんとも幸せな気分にしてくれる。
また、身につければ大いなる幸運を呼び寄せ、どこからか幸せなことが舞いこんでくるという。
装飾品としての最大の特徴は、一部の作品を除いて「歩くだけで【経験値】が入る」という点。
身につけていると冒険者としてどんどん成長でき、幸せになれるのだという。
敵の出現する場所では、1歩歩くごとに経験値が1入るという、まさに夢のようなアイテム。
……ではあるのだが、基本的に入手難易度が高いため、手に入れるまでの苦労と釣り合うほどの効果とは言い難い。
そもそも、この靴の効果が発揮される場所では普通に敵が出現するので、当然戦闘による経験値も入りがち。
これでは1歩ごとに1ずつ経験値が増加しているというこの靴の効果を実感することも難しい。
そして何千何万もの経験値を稼ぎたいのであれば、これを装備して何千何万歩も歩くよりも普通に戦ったほうが圧倒的に早いのである。
そのため、実用品というよりはコレクションアイテム的な意味合いが強いアイテムとも言えるだろう。
初登場したDQ3の次のDQ4では名前のよく似た【しあわせのぼうし】が登場し、明らかにそちらの方がはるかに有用だったためか、しばらく欠席。複数のリストラ古参アイテムがリバイバルしたDQ7で再登場し、そこからは帽子と共演している。
後述の通り、DQ9では戦闘後の経験値が増加するという効果になっていたが、これはこれで微妙だったためかDQ11でまた元の効果に戻った。
むしろこの「1歩歩くごとに経験値が1入る」という効果は、トルネコ2においてレベルの低い状態で【しあわせの指輪】を装備したときにこそ実感することができる。
本当に、序盤の内は装備してただ歩いているだけでレベルがどんどん上がっていく。
「歩くだけで経験値が入る」という効果を大いに実感したいのであれば、こちらのほうが期待に応えてくれるだろう。
登場初期は【はぐれメタル】が稀に落としていくことがあるというレアアイテムであった。
「手に入れれば幸せになれる」のではなく、「手に入れられたことそのものが幸福」といった風情である。
DQ4やDQ6でははぐれメタルは幸せの帽子の方を落とすようになっていたが、DQ7では帽子が最上位種のプラチナキングのドロップになり、はぐれメタルはポンコツのこちらを落とす。
はぐれメタルがドロップしない作品でも入手方法が限定されていたり、基本的には効果の微妙さの割にかなり貴重なコレクターアイテムになっていることが多い。
DQ9ではこれの代わりに【しわよせのくつ】をはぐれメタルが持っており、これを錬金すると幸福の靴になる。
登場する全作品で共通して非売品なのだが、多くの作品では重要アイテムではなく売却可能となっており、その価格はかなり低く設定されている。
また、どの作品においても性別・職業を問わず誰でも装備することができるのも特徴の一つ。
マイナーな使い方としては、「一歩で1経験値が入る」という特性から、移動距離を正確に測定するのに使われることもある。
もっとも、普通にプレイする分にはそんなことする理由は全くないが…。
DQ3
装飾品の一種で、売却価格は75G。
【職業】・【性別】と問わず誰でも装備することができる。
敵の出現する場所を1歩歩くごとに経験値が1増加する。
なお、敵の出るフィールドでも城や町のシンボル上は敵が出ず【ぎんのたてごと】も無効だが、経験値は入る。
入手方法ははぐれメタルからのドロップのみ。
なお、FC版3でのみ、移動中にレベルアップすることがある。
初めて体験した人は、突然のファンファーレとメッセージに驚くことだろう。
なかなか粋な演出である。
戦闘せずにレベルを上げられるため、ステータスアップの吟味を行う場合は意外と役に立つ。
この靴によるレベルアップと、【毒】状態や【毒の沼地】や【バリアー】などのダメージ床による死亡が同時に起こった場合、ちゃんとレベルアップしてから死んでくれる。
なお、この靴は【公式ガイドブック】に先駆け、ゲームの発売直後に発行された【ファミコン神拳奥義大全書 巻の五】で早々と紹介されている。
これと【バシルーラ】を組み合わせて、【一歩歩くだけでレベルアップ】する裏技がある。
リメイク版
装備すると【うんのよさ】が50増加する。
【謎の塔】にある宝箱からも普通に手に入れることができるようになったほか、はぐれメタル以外に【メタルキメラ】もドロップするようになった。
はぐれメタルに関しては元々のドロップ率自体は低くはないので、メンバーに【盗賊】がいればそれなりの確率で盗んでくれる。
SFC版だとダンジョンでは効果がなくなり、経験値を獲得できるのはワールドマップ上のみとなった。
FC版とは異なり移動中にレベルアップすることはなくなってしまった…幸せの靴を手に入れた人だけしか体験できない特殊な演出はなくなり、規定の経験値に達した状態で一度戦いに勝利した段階で初めてレベルが上昇するようになった。
そのため、【ニフラム】や【バシルーラ】で敵を全て消して、獲得経験値が0でもレベルが上がる。
なお、その状態で次のレベルまでの経験値を聞くと、セリフが「わしにもわからぬ経験を積んだようじゃな。とりあえず敵と戦ってみればレベルがわかるであろう」というなかなかレアなセリフに変化する。
ちなみに、「身につけると幸せになれる」という靴なのだが、【性格】システムが導入されたリメイク版ではこの靴を装備しても性格は【しあわせもの】にはならない。
性格が「しあわせもの」に変化するのは【うさぎのしっぽ】となっており、このしあわせのくつは装備しても性格が変化することはない。
移動中に使うと抱きかかえることができ、幸せな気分になれる。
ゲームブック
ゲームブック版オリジナル展開として、エンディングで【アリアハン】に帰るためのアイテムの一つとして登場。
下巻の【ルビスの塔】ではぐれメタルを倒すと手に入る。ただし、はぐれメタルを倒すには条件があり、
- 上巻で遊び人ラルフを仲間にしている。(それ以外の仲間では逃げられてしまう)
- 中巻の【ホビットのほこら】で喋るネコと話し、【スー】の村で【エド】から【いかづちの杖】を手に入れている。(マニィの武器となるが、これが無いと、はぐれメタルと同時出現した【メイジキメラ】に苦戦するマニィに加勢しなくてはならなくなり、はぐれメタルは逃げてしまう)
ことが条件。
エンディングを迎えた時にこれと【ガイア】の装備一式を全て持っていれば、元の世界に帰ることができる。
ただし装備は1セットのみであるため「帰れるのは一人だけ」という制限つきであり、【ルビス】直々に「他に帰る機会も方法もない」と明言される。
苦楽をともにした仲間を置き去りにして一人故郷に帰るか、人生いたる所に青山ありと皆でアレフガルドに永住するかの二択。
結局幸せでもなんでもないように感じるかもしれないが、この展開だからこその強いメッセージ性がある。
何が幸せなのかを決めるのは、いつだって自分自身なのである、と……。
DQ4(リメイク版)
装飾品の一種で、今作では売却不可。
誰でも装備することができ、装備すると運の良さが50増加する。
敵の出現する場所を1歩歩くごとに経験値が1増加する。
【謎のダンジョン】にある宝箱から手に入れることができる。
【ピサロ】でも装備可能な装飾品の中では、彼の欠点である運の良さが低いこと・レベルアップが遅いことの両方をカバーできるため相性がいい。
……はずだったが、本作の運の良さは死にステ一歩手前のほとんど効果のないパラメータであり、またレベルアップに関しては【トルネコ】が覚える【くちぶえ】を利用した方が手っ取り早い(=歩く必要がない)ため、ぶっちゃけほぼいらない子。
他の装飾品を選んだ方が無難である。
DQ6(スマホ版)
【かっこよさ】+10。
早期購入特典として、2015年6月11日から7月1日までの間【ドラゴンクエスト ポータルアプリ】にて配信されていた(現在は入手不可)。
ゲーム開始直後から使用可能なため序盤はサクサクとレベルが上がっていく。
本作には【熟練度】システムがあるがレベル制限が緩和されており、よほどレベルを上げすぎない限りは泣きを見ることも無いので、一応序盤のうちの難易度低下に役立てることはできた。
……と言いたいところだが、同じく発売直後から配信されていた【ごうけつのうでわ】を装備した方が攻撃力が大幅に高まってそちらの方が楽になる、と散々な立ち位置。
加えて本作もやっぱりくちぶえがある。
同じ早期購入特典でありながら、スマホ版DQ5の【モンスターブローチ】とはえらい違いである。
DQ7
装飾品の一種で、売却価格は50G。
誰でも装備することができ、装備するとかっこよさが5増加する。
敵の出現する場所を1歩歩くごとに経験値が1増加する。
はぐれメタルと【メタルキング】が希に落としていくことがあるほか、1回100コイン以上の【ラッキーパネル】でも出現することがある。
DQ3以来の出演となったが、入手時期が遅いのとくちぶえの存在、さらに本作はメタル系が割とさくさく倒しやすくなってるのでほぼ出番はない。
ついでにかっこよさも低い。まぁお世辞にも趣味のいいデザインとは言えないから当然か。
本作に多い「久々の登場なのに使い道のない古参アイテム」の一つ。
なお今作では次のレベルの必要経験値を超えた状態で「おつげをきく」と、現在の経験値との差の絶対値を教えてくれる。
リメイク版
入手自体は【すれちがい石版】でメタルキングを狩りやすくなったり、ラッキーパネルの難易度引き下げで大分敷居の低いものとなった。なったが、そのすれちがい石版で【プラチナキング】を狩りやすくなったためますます存在意義が怪しいものになってしまった。
上位互換的存在の【超しあわせのくつ】も登場したが、やはり微妙なところ。
DQ8
装飾品の一種で、売却価格は50G。
誰でも装備することができ、装備すると素早さが5増加する。
敵の出現する場所を1歩歩くごとに経験値が1増加する。
はぐれメタルと【ケムンクルス】が稀に落としていくことがあるが、両方共1/256という低確率なので、滅多にお目にかかれない。
他にも【あみタイツ】+しあわせのぼうしの錬金でも手に入れることができる。
しかしあみタイツはドロップ(【ドクロ刈り】)抜きでは1つしか入手できず、しかも【ゼシカ】の【着せ替え】装備でもある。
そのため錬金すると、そのデータではゼシカをバニー姿にすることが簡単にはできなくなる。
取り返しがつかないわけではないが、【地雷錬金】に近いものがある。
入手できたら、レベルアップに必要な経験値が多く、離脱期間もあって、他メンバーとレベル差が開きやすいゼシカに履かせるのが順当。
ちなみにこの靴+【はねぼうし】で、しあわせのぼうしを作り直すことができる。
DQ9
おあつらえ向きの部位が増えたので、今作では足装備。
職業・性別と問わず誰でも装備することができ、装備するとおしゃれさが55、身かわし率が3.5%上昇する。
効果は従来のものから、戦闘後にもらえる経験値が5%増加する(装備者のみ)というものへと変化した。
シンボルエンカウント制になったからだと思われるが、正直この効果のほうがありがたい。
入手方法は錬金のみで、しわよせのくつ×1+【ラッキーペンダント】×1で作成することができる。
また、この靴+【エルフのおまもり】×2で、【ようせいのくつ】を作成することができる。
DQ9では貰える経験値の割合がレベルに比例しているため、
レベルの低いキャラクターにこの靴を装備させれば、 獲得経験値の差を少なくすることができる。
なお、錬金によってようせいのくつにした場合、この獲得経験値増加の効果が失われる代わりに、【ダメージ床】無効の特殊効果が付く。
【トラマナ】で間に合う上にダメージ床を通る機会はほぼないので、みかわし率を重視しない限りはグレードアップさせない方がいい。
売却価格が低いのは従来通りだが、今作では777Gとしあわせのくつらしい値が設定された。
ちなみに、この靴を真似た失敗作だというしわよせのくつの売却価格は444Gとなっていたりする。
DQ11(3DS版)
全員が装備可能な足アクセ。うち直しに必要な宝珠は17個。
- | +1 | +2 | +3 | |
すばやさ | 20 | 22 | 24 | 26 |
みりょく | 32 | 34 | 36 | 38 |
移動すると経験値取得 | 1 |
【冒険の書の世界】のクエスト【よみがえれ大地のトゥーラ】のクリア報酬として手に入る限定アイテム。
「一歩歩くと経験値が手に入る」と書いているものの、3Dモードでは効果を発揮するのに4歩かかり、2Dモードでは半歩で増えるため、特に3Dモードでは説明と噛み合わない。
また基本的に敵が出現する場所を歩かないと経験値が入らず【ウマ】や【ケトス】に乗っている間は効果が無いが、敵が出る場所をトヘロスで無効化して歩くのはOKである。
しかし今作は敵の経験値が多めで戦った方が圧倒的に早いので基本的にこんなものに頼るまでもないし、よみがえれ大地のトゥーラをクリアしてこれを入手した時点で経験値1000を超える【フレイムドック】を倒せているので、戦いで得られる経験値にこの分を上乗せしても誤差範囲でしかないだろう。
伝統通りの使えなさを発揮しているとも言える。せめて【しあわせのベスト】に近い性能か、DQ9の仕様だったら良かったのに。
強いて使い道を挙げるとすれば、レベルの上がりにくい【セーニャ】辺りに装備させて、各キャラを【死亡】させずにレベルを揃えるのに使うくらいか。
ただ、【ほしふるうでわ】を除けばアクセ枠でも高水準の素早さアップと、固有の着せ替え装備に次ぐ魅力を兼ね備えてるため、装備品としては優秀。
3DS版はPS4版よりも素早さが重要なだけでなく、【ハッスルダンス】が控えメンバーも回復できる仕様でもあるため、中盤辺りで入手できたら【シルビア】に装備させる価値はある。
DQ11S
最短入手時期は世界に異変が起こった後のケトス解禁とほぼ同時。
中盤で手に入る魅力アクセとしてはやはり高水準なので、ウルノーガを倒すまでならシルビアや【マルティナ】の魅力ブースト源には使える。
入手時期前後に手に入るものだと、これより僅かに魅力が高く属性ダメージ耐性のある【ロイヤルチャーム】や【ビーナスの涙】もクエスト等でタダ入手できるため、素早さを重要視するかどうかでこれの利用価値も変わるだろう。
ただし入手時点でこの靴を経験値稼ぎの主力とするには取得量が少なすぎるという結論は変わらない。
3Dモード
DQ11Sの2Dモードでは3DS版の2Dモードのそれと同じ仕様なので割愛するが、3Dモードでは2Dモードと性能が違い、仕様も細かく変わっている。
- | +1 | +2 | +3 | |
すばやさ | 20 | 22 | 24 | 26 |
みりょく | 32 | 34 | 36 | 38 |
移動すると経験値取得 | 1 | 2 | 3 | 4 |
特殊効果:バトルメンバーにいる時 移動するたび 経験値を~ずつ取得
このように3Dモードでは強化するごとに上昇量が+1されるので、+3まで強化すると経験値が4ポイントずつ増えていく。
ただし、説明文は3DS版同様に「一歩歩くと」とあるものの、実際は効果が発揮するまで16歩も歩く必要がある。
そのため3Dモードで+3まで強化したとしても、2Dモードで歩き回る方が体感的には経験値の上昇量が多い。
また「バトルメンバーにいる間しか機能しない」という謎の制約が追加された。
その一方で3DS版とは違い、町中など敵の出ない場所や乗り物やケトスに乗っている際でも効果が発揮する。
他にも壁や段差にぶつかって前に進めない状態でも、主人公の足が動いていれば移動している扱いになるようで、同様に効果が発揮する。
そのため簡易的に歩数稼ぎをしたい場合は、適当な行き止まりや岸壁に向かってダッシュを押しっぱなしか、ケトスに乗って加速ボタンを押しっぱなしにするといい。
このため、ボタン一つを押しっぱなしにするだけで、敵エンカウントや全滅の心配もなく経験値稼ぎができるという、DQシリーズどころか他のRPG作品でも滅多にない経験値稼ぎが可能となった。
ただし、大雑把な検証になるが、
- 乗り物に乗らず主人公をダッシュ(屋外)だと1分間で約10回分(最大で経験値40)
- ウマに乗ってダッシュだと1分間で約12回分(最大で経験値48)
- ケトスに乗って加速だと1分間で約15回分(最大で経験値60)
と、やっぱり普通に雑魚退治をしていたほうが遥かに効率的なので、バランスブレイクどころか実用性はほとんどない。
他にもオートランやケトスに乗ったままだとコントローラーを操作することなく移動できるものの、上記より更に時間効率が劣るのは言うまでもない。
いちおうダッシュボタンをテープで固定し、ケトスに乗って加速したまま放置すれば一時間で約3600は稼げる計算になり、仮にこれで丸一日放置すれば8万以上の経験値にもなるが、装備者一人にしか適応されず、他の3DS版限定アイテム同様に【アイテム増殖・保持技】の対象外なので増殖させることもできない。
どのみち通常のプレイングから逸脱した内容なので、結局のところ歴代シリーズ同様に経験値上昇効果の影響は皆無と言える。
ヒーローズ1
装備者の獲得経験値が+5%(基本値)される。
付加効果でさらに1~3%強化でき、一つにつき最大で獲得経験値が+14%される。
これを作るのに必要となる素材は下記の通り。
しあわせのくつ・初級 | = | 【あまつゆのいと】×3 | + | 【妖精の綿花】x2 | = | 大成功7%・費用390G |
しあわせのくつ・中級 | = | 【あまつゆのいと】×2 | + | 【幻獣の皮】x1 | = | 大成功24%・費用460G |
しあわせのくつ・上級 | = | 【あまつゆのいと】×1 | + | 【かいとうの仮面】x1 | = | 大成功56%・費用540G |
ゲームシステム上非常に多くの敵を相手にするため、本編より経験値が全体的に抑えられている本作において、メタル系を除いたザコで最も経験値が高いベリアルが1458なので、一つで増える経験値は最大でたったの73。
一つ装備したぐらいでは何の足しにもならないだろう。
早く成長させたいメンバーがいるなら、できるだけ3箇所すべてに装備させるとよい。
因みに最も経験値が高いのはメタルキングの20050なので、基本値の物を3箇所装備で23057、最大値の物を3箇所装備できれば28471まで増やせるため、ここまでくれば恩恵を感じられるだろう。
【しあわせのオーブ】もつければさらに稼げるが、しあわせのオーブを手に入れる頃にはすでにレベル上げの必要がなくなっている可能性も…。
酒場で待機しているメンバーにも、出撃メンバーが得た経験値の50%が入手できるが、コレを身に着けて待機させても経験値は増えない。
ヒーローズ2
装備するだけで獲得経験値が+20%されるアクセサリ。より経験値が増えるので、しあわせのオーブや【元気玉】と合わせるとかなりの経験値が手に入る。
今作では同じアクセサリーを複数装備できなくなったので一人で装備できるのは一つだけ。
入手方法はお馴染み、はぐれメタルからのドロップのみ。
ちなみに他のアクセサリーとは違い強化できない。
トレジャーズ
【お宝】の一つとして登場。
お宝No. | 40 |
レアリティ | トレジャー |
カテゴリー | レジェンド |
コレクション | 伝説の武器 |
標準価格 | 6,400,000G |
ファドラの宝島
第5話に登場。かつて【ウサンク・サギー】が所属していたトレジャー団が入手したものの、【おにこんぼう】の不意打ちで奪われてしまい、ウサンクはカミュとマヤに紹介状を書く代わりに奪還を依頼。
おにこんぼうの強さは圧倒的だったが、カミュとマヤは二人で【すなけむり】を起こした好きに奪えた。
【宝島】での【ギンギーラ空賊団】との最終決戦で再登場。【ニャゴス】がこれを履いて走り回り、筋骨隆々となって【ゲールズ】&【メレイン】を下したが、直後に壊れてしまった。
アイテム物語
アレフガルドに移り住んだばかりの人間の脆弱さを哀れんだネリーという妖精が、アレフガルドの大地と同化し、歩いた人間に加護を与えようとした。
しかしそれでは他の種族や魔物にまで力を与えてしまうので、オリハルコンで人間用に靴を作り、その靴を通して力を与えるようにしたのが始まり。
靴底にはNELLYの名前があった事から、しばらくは「ネリーの靴」と呼ばれていたが、そのありがたい効果の噂が広まるに連れて親しみやすい「幸せの靴」と呼ばれるようになったという。
他にも【まだらクモ糸】のストーリーでも名前だけ登場しており、このお話の主人公の【ハッサン】という青年が、恋人のメメという少女のために誕生日プレゼントに贈ろうと日夜はぐれメタル退治を試みていた。
もちろん、入手の困難さは当然の如く語り継がれており、結局彼がこれを入手することは叶わなかった。
モンスター物語
妖精の手助けをした【バブルスライム】が精霊ルビスによって身を清められ、はぐれメタルとなって天上界で暮らしたとされている。
彼らが幸福の靴を持っているのはそういう事情があると推測できる。
知られざる伝説
とある商人の家に代々伝わる昔話という体で登場。
【ルビス】が自身の危機をはぐれメタル達に救われた感謝の印として1匹1匹に幸せの靴を授けた。それに恩義を感じたはぐれメタル達は幸せの靴を守ることこそが自分たちの使命だと感じるようになったという。それは長い時が経ち自身らが幸せの靴を持っている理由を忘れても靴を守るのが大切な使命であるという認識は残っているようで、敵対するとすぐ逃げてしまうのはそのためとされている。最も、ルビスから靴をもらった際にはぐれメタル達は「自分達にそもそも足がないのに」と思ったというあんまりなオチがついたが。