【しにがみ】

Last-modified: 2024-03-21 (木) 04:47:11

本項ではDQ2などに登場する【ゆうれい】の色違いモンスターである「しにがみ」を扱います。
DQ4などに登場する同名モンスター(【しりょうのきし】の色違い)は【しにがみ(DQ4)】を参照。

概要

DQ2から登場した、橙色のローブで鎌を振りかざした亡霊モンスター。
色違いモンスターに【ゆうれい】【スカルマスター】、没モンスターに【ストーカー】が存在。
 
他のゲーム作品ではボス敵や重要キャラを担うことも多いビッグネームだが、ドラクエシリーズでは比較的序盤に出てくる雑魚敵であり、名前負け感は否めない。【バンパイア】といい、ドラクエは知名度の高いモンスターへの扱いが妙に悪いことがある。
もっとも、実力的には出現地域内では高いことが多く、モンスター全体で見れば雑魚な方だが危険度自体は名前相応。

DQ2

単なる幽霊の色違いではなく、鎌を装備している。
【ドラゴンの角】【アレフガルド】【大灯台】に出現。
HP48・攻撃力51とステータスが高く、おまけに【メドーサボール】と共にシリーズ通して初めてである【2回攻撃】をする上【痛恨の一撃】も繰り出してくる超危険な敵。
2回攻撃も十分怖いが、さらに痛恨の一撃の頻度が高く、そのうえ無駄な補助行動がなかったりすることも相まって、体感的な強さはパラメータ以上。
初登場時点で適正レベル付近の場合、サマルやムーンに命中するとほぼ即死。まさに死神。
【ラリホー】が良く効くので先んじて眠らせるか、【バギ】【ギラ】を連発して素早く倒してしまおう。
落とすアイテムは同じ鎌つながりで【くさりがま】(柄が異なるが)。【しにがみのたて】とは、ネーミングがかぶっただけで無関係らしい。
 
なお、開発中のドット絵は、鎌が手から離れた位置にあって不自然な構図であった。

リメイク版

味方一人に【集中攻撃】するようになったが、リメイク版DQ2の集中攻撃はグループ単位で1人を狙う仕様では無いためそこまで脅威ではない。
むしろ一度集中攻撃態勢になると以降は自慢の痛恨の一撃や2回攻撃を行わなくなる仕様のため、危険度は下がる。
また、リメイク版では痛恨の一撃の発生率がFC版に比べて大きく下がっているため、滅多に撃ってこなくなった。
ラリホーは効きにくくなっているが、代わりに攻撃呪文が確実に効くようになったほか、【マヌーサ】の効果が上がった上確実に効くようになったので、FC版に比べれば大分楽な相手になっている。
ガラケー版以降ではゆうれいの代わりに海にも出るようになったため、難易度が上がった。

ゲームブック(エニックス)

ドラゴンの角南の塔で【祈とう師】とともに出現する。

DQ9

【封印のほこら】【西ベクセリア地方】(夜のみ)に出現。シンボルはこちらが弱いと完全追尾型。【かまっち】のカマはこいつのカマを奪ったものらしい。カマを奪われるほど実力差はないのだが。
通常攻撃や【カマ振りまわし】【やいばくだき】でこちらの攻撃力を下げてきたりもするので、早めに倒したい。
浮いているため、こちらの攻撃を回避することも。【エレメント系】なのか【ゾンビ系】なのか少し分かり辛いが、下位種のゆうれいと同様ゾンビ系である。そのため、棍の武器による攻撃が有効。
一応炎属性が弱点だが、この時点では【メラ】【火ふき芸】ぐらいしかなく、カスみたいなダメージなのでMPの無駄である。逆に氷属性に強いので【ヒャド】も効果が薄い。
魔法使いは覚えたてのイオや、ベクセリアで買える【さばきのつえ】の道具使用効果のバギなどで援護しよう。
落とすアイテムは通常枠が【きぬのローブ】、レア枠が【とんがりぼうし】

DQ10オンライン

【ミネア】のタロットカード「死神」の絵柄に描かれている(背後に【ナイトウイプス】)。

DQM1·DQM2

ゾンビ系として登場。
DQM1ではメダルのとびら、ねむりのとびらに出現するが、DQM2ではストーリーで訪れる異世界には出現しない。
配合では【くさったしたい】or【ゴースト】or【シャドー】×悪魔系、またはゾンビ系×【けもののきし】or【とうちゅうかそう】の組み合わせで誕生する。
習得する特技は【あくまぎり】【ぶきみなひかり】【のろいのことば】
レベルアップに必要な経験値が少ない上にレベル16までにMPと守備力以外の能力が爆発的に伸びるため、見た目に反して隠れた実力者である。くさったしたいやゴーストを使えば配合しやすいのも魅力。どちらも【なめまわし】を覚える種族のため、大体早期から【ひゃくれつなめ】を活用出来るのがウリ。
厄介な睡眠・混乱・麻痺などの行動不能系異常への耐性が高いことも心強い。
 
【キャットフライ】を相手に配合すると【ねこまどう】が、【イカずきん】相手だと【ホエールマージ】、虫系相手だと【キラーシックル】を生み出せる。

キャラバンハート

悪魔系のDランク。重さは2。【サマルトリア】地方などに出現。悪魔系に自然系の心とエレメント系の心を与えるなどのランク転身で転身できる。
習得する特技は【ザキ】、ぶきみなひかり、のろいのことば。今回はMP以外がそこそこ成長する。レベルアップの速度もかなり早い。
また、しにがみをベースにして【じごくのもんばん】【バーサーカー】【つじぎりアックス】に転身できる。
転生士の能力で転生させると、ランク1の【占い師】(子供・男)になる。
図鑑によれば姿が見えるしにがみはまだまだ見習いらしい。つまり未だに一人前のしにがみとプレイヤーは戦っていない訳だ。

テリワン3D

Cランクのゾンビ系として登場。【れっぷうの扉】に生息する。
特性は【スタンダードボディ】【みかわしアップ】【れんぞく】(3回)、+25で【ザキ攻撃】、+50で【ドルマ系のコツ】【ザキ系】を反射できるという珍しい耐性をもっている。
所持スキルは【しにがみ(スキル)】…ではなく【ブラックファイター】
コイツの体技モーションはなかなかクール。

イルルカ

引き続きCランクゾンビ。死者の城およびその周辺(夜)に生息している。
背中を向けると鎌を持ち追いかけて来て、顔を合わせると鎌を隠し停止するというどこぞの某オバケのような個体も存在する。
【新生配合】【会心 出やすい】【メガボディ】化で【AI1~2回行動】【ギガボディ】化で【ザキブレイク】を習得。

トルネコ2

【不思議のダンジョン】【もっと不思議のダンジョン】31~40F辺りに出現する。
ゆうれいと同じく、壁をすり抜ける能力と気まぐれに行動するクセを持っている。
【風来のシレン】の同名モンスターと異なり、倍速2回攻撃の能力は無い、というかこの系統はあちらでのパコレプキン系に相当する。
攻撃力はさして高くなく、隣接しても攻撃してこないことも多い。通路で壁の中から攻撃されることにさえ注意していれば特に注意することはない。
ちなみに、GBA版ではなぜかゆうれいと色が入れ替わっている。

トルネコ3

HP35、攻撃力15、防御力13、経験値31(レベル1のステータス)。
【海底山地 ふもと】【不思議の宝物庫】【まぼろしの洞くつ】などに出現。トルネコ2の特徴に加え、回避率が高い。
攻撃力はそれほど高くないため、壁から引きずり出せば対処は楽。実は下位種のゆうれいより攻撃力が低い。
ただしNPCは、壁に入った敵を認識は出来ても手出しはできないので、仲間がこいつと遭遇した場合、壁から一方的に攻撃されてしまう危険を孕む。
まぼろしの洞くつでも50F台の脅威。41~50Fに出現するゆうれいに代わって51~59Fに出現する。
回避率が高い点も厄介だが、ゆうれいと違って出現フロアが明るく、対処しやすいのが救い。
 
成長タイプは【攻撃・早熟】でデフォルトネームは「シナス」。死なす、という意味だろうか。なかなか物騒なネーミングである。
壁に入った状態で【ここでまってて】を命令すれば、爆風以外に対してはほぼ無敵。いくら相手が強かろうと無傷で勝ててしまう、ある意味最強のモンスターである。
ただし行動がきまぐれなので放流にも護衛にも向かず、ほぼ待機専門の運用になるのがネック。
また、桁違いの能力を持つ【攻撃・特殊】の仲間や【ガーゴイル】、ドーピングした【はりせんもぐら】系を使ったほうが便利かつ楽なので、ポテンシャルに反してイマイチ目立たないモンスターとなっている。
GBA版では、くさった死体等が行う放物線軌道のアイテム投げや、【キースドラゴン】【ダースドラゴン】が吐くホーミングブレス攻撃は壁の中にいても通用するようになっているので要注意。
 
また、これの名がついた【しにがみの指輪】という指輪が登場していたり、【遠投の石像】のモデルになっていたりする。

少年ヤンガス

【盗賊王の大宮殿】65~73Fのゴースト地帯に出現。それ以降のダンジョンにも出てくる。
回避率は下がったが、シレンの死神のインスパイア(壁抜け倍速)を受けてか、【しんそく】の特性により倍速2回攻撃になった。そんなわけで、やはり壁の中から何度も攻撃を受けてしまうのは危険である。
特に敵味方問わずモンスターの火力が異常な少年ヤンガスのゲームシステム上、運が悪いとストレートに惨殺されることもしばしばである。
【きまぐれ】持ちなので本家たるシレンの死神と違い、まっすぐには向ってこないことが救い。
出現フロアでは開幕してからすぐには移動せず、足踏みをして様子を見よう。
 
また、【もっとまどわしの森】の9Fにも出現。このフロアは迷路のように入り組んだ造りをしているうえにあちこちに召喚スイッチが仕掛けられており、【大部屋の巻物】が欲しいところ。
成長限界はレベル15。デフォルトネームはオスだと「シナスー」、メスだと「シンディ」。神速は非常に便利だが【かべぬけ】との併用のせいか、疲れの溜まり方が激しいのが欠点。
なお、シンディは「死ぬと死神特製ストラップがもらえる」という勧誘文句を言ってくる。マッコイじいさんとは別の意味で、こちらは物理的な意味で「死の商人」である。

ビルダーズ2

夜になるとどこからともなく現れて不気味な声をあげながら襲いかかってくる、前作でいうところの【ゴースト】に相当するおじゃま虫モンスター。
【日数チャレンジ】の課題はなくなったので夜は素直に眠る方が無難といえよう。
 
ゴースト系と異なり魔法は使ってこないが、1265というザコ敵としては破格の高HPを持ち、振り回すカマによる攻撃は基礎威力が高いだけでなく時折連続でカマを振り回したり【痛恨の一撃】まで発生させたりしてくる相当な強敵。
【オッカムル島】攻略の辺りで出会った際には痛恨の一撃が出ずともHPの半分弱程度を持って行かれることもある。まさに死神。
また、戦闘中の行動パターンも中々に鬱陶しく、一度攻撃すると数秒後に姿を消し、また数秒後に近くにワープして攻撃してくる。この行動パターンのせいで戦闘時間が長引きやすく、高いHPと合わさると【シドー】と2人がかりでも中々倒れてくれない。この行動パターンと高いHPのせいで夜に作業をしていた際の排除はかなり面倒臭い。倒しても特にアイテムを落とさないという点で見ても鬱陶しい。
 
また更に厄介な点として、しにがみ特有の出現パターンが挙げられる。ゴースト系は日が完全に暮れ次第散発的に出現するようになる(前作でもこの仕様に準じていた)のに対し、しにがみの出現は夜は夜でも真夜中~夜明けギリギリ(【酒場】が閉店している時間帯)に集中する。
前述の性質と合わさると、しにがみの相手をしている間に次々としにがみの増援が現れたり、2体同時に相手する必要に迫られたりもする。
なお、一夜の間にゴースト系としにがみが同時に出現することはない。
 
そしてこれはゴースト系にも言えるが、感知範囲が広く攻撃的というのも厄介。主人公を遠くから見つけて襲ってくるだけでなく、住人や家畜に対しても積極的に攻撃を加える。人間や魔物の住人はしにがみに倒されてもその場で気絶するだけで、時間経過で勝手に復活するものの、手を焼かせられるのが家畜の方。HPが0になると死亡してしまい、対応した肉を残して消えてしまうため折角育てた家畜が気がついたら肉になってた、ということもままある。しにがみに襲われている家畜を助けにいこうとして誤ってトドメをさしてしまう可能性もあることから、特に家畜が近くに居るエリアではしにがみ対策(夜に出歩かないということも含む)は必須である。
 
弱点は光で、夜が明けて太陽の光に照らされたり、たいまつなどのあかり家具に近づいたりすると「うげっ!まぶしい…」という台詞を言いながら逃げ出す。
したがって、戦闘を避けたければ明るいところに移動するか、【たいまつ】を手に持つ、焚き火を足元に置くなどすれば良い。なお、あかりはあかりでも【邪教のたいまつ】は効果がないのでしにがみ避けには使えない。
住人や家畜を襲う点についても住居や家畜の寝床にしっかりと照明を付け、明るくすれば良い・・・はずなのだが、ここが難儀な点で、明かりに照らされているとみなされる範囲が案外狭いため、広めの牧場などを作った場合は柵の上だけでなく中にまで大量の明かりを焚いておかないとしにがみが明かりの隙間を縫って柵の中に入ってきてしまうということがままあるので対応に苦慮する羽目になる。
根本的にこうした悲しい事故を防ぐには日が暮れたらすぐに寝る事でそもそも出現させない、夜には牧場のあるエリアに近づかないという選択肢もあるが、夜間の行動が制限されがち。
建築作業の妨害性能などがあまりに強力だったためか、バージョンアップでモンスターの出現を抑制する設置物【ロトのまよけ】が追加された。しにがみに邪魔されずに夜も作業をしたいという場合には是非とも置いておこう。
 
図鑑の並び順では何故か【ゆうれい】の前になっているが、ゆうれいは低レベルで訪れる【モンゾーラ島】用の弱体版しにがみという立場で、当然こちらの方が圧倒的に強い。
また、しにがみの代わりに登場する事のあるゴースト系統でも下位版のゴーストが【フサフサ島】に居る強敵として扱われている一方、上位版のはずの【メトロゴースト】やヘルゴーストが夜間にザコ敵として出現するようになっていたりする。
 
実はプレイヤーが掘った深い地下空洞にも出現するのだが、この場合何故か中立状態で出現し、こちらが手を出さない限り襲って来ない。
恐らくバグかと思われるが、安心して建築出来るのは確かである。
 
実は【破壊天体シドー】にも滅びを待つ哀れなしにがみがいる。
【超スーパーカー】にライトがついて進めるようになる暗闇におり、こちらが近づくや否や洞穴に逃げていく。
後を追って話しかけると箱舟に乗るためについてくるようになる。同じ神なのに破壊神と違って特に尊敬されてないことを嘆いている。前作における【チョビ】のポジだろうか。
彼が逃げた先の洞穴には【せかいじゅの葉】が入った宝箱があるのでついでに頂戴しておこう。
彼だけは救出に必須ではないが、【船長】の元へ行くついでに仲間にしておくとこの後の戦いが多少楽になるし、何よりしにがみも救われるので助けておこう。
ここで助けなかった場合、彼(?)がどうなるのかは不明。主人公が決戦に出立した後、運よく魔物たちの箱舟を見つけて乗り込んでいればいいのだが…。
なお、超スーパーカーのライトが無い段階でもマップ上のクエスト発生のアイコンを頼りに暗闇の中を徒歩で無理やり突き進めば、早期にしにがみを箱舟へ招くことが可能。
早めに仲間にすれば、建築やハーゴン軍バトルに参加する頭数がそれだけ多くなるので、一応やる意味はある。

バトルロード2

第4章から登場。
ステータスはHP:496 ちから:64 かしこさ:97 みのまもり:22 すばやさ:38。
使える技は「あんこくのカマ」と「ドルマ」。
前者は鎌で敵全員を一閃する暗黒、打撃属性の技。後者は敵1体を攻撃する暗黒呪文。
 
暗黒属性しか使えないので魔王戦には向かない。呪文には強いが、光や打撃に弱いのでしっかり弱点を補いたい。
僧侶と組むとドルマが敵全員を攻撃する暗黒呪文「ドルクマ」にパワーアップする。

スラもり2

独立したモンスターではなく、キリタッタ崖のボス【ジャーク】の攻撃手段として登場。
ジャークがある程度ダメージを受けると使い出す攻撃パターンで、画面のあちこちにこいつが出現し、鎌を振り回しながら主人公へにじり寄ってくる。
また、ジャークの体力が少ないほど出現する数も多くなる。
斬りつけられるとスライムナイトを落としてしまうので、その後の立て直しに手間がかかってしまう。スピードは決して早くないので落ち着いて迎撃しよう。

ライバルズ

スタンダードパックに共通ノーマルカードとして収録されている。

2/1/2 ゾンビ系
2回攻撃

2回攻撃を持つユニットの中では最もコストが軽い。
しかし素のステータスは貧弱で、単体ではまず使い物にならない。
ステータスバフの恩恵が非常に大きいので、活躍させたいならドーピングしてあげよう。
幸いコストが軽く、他のカードとのコンボは行いやすい。

ドラけし!

現実で販売されているガム付きのドラけし2のシリアルコードを入手するとゲーム内で入手できる。
星3の青属性で、スキルはX字範囲を2回物理攻撃する「れんぞくこうげき」。
他にも【歴戦の遊び人・女】も入手可能。

ダイの大冒険

【デルムリン島】のモンスターの1体として1コマだけ登場している。色は判別できないが、鎌を持っているので幽霊ではなく死神の方だとわかる。
ちなみに、幽霊は別のシーンで登場している。
なお、【キルバーン】の肩書きは「死神」である。

勇者アバンと獄炎の魔王

【アバン】に敗れた【キギロ】の種子を回収する役割で登場。幽霊といい、この種族は敗北者の回収が役割なのだろうか…。