【しのびあし】

Last-modified: 2024-03-10 (日) 05:10:23

概要

DQ6から登場した特技。
リメイク版DQ3・DQ4・DQ5にも登場しており、
DQ3のものはDQ6(SFC版)の仕様、DQ4・DQ5のものはDQ7の仕様となっている。
DQ8では【しのびばしり】に改名。
 
戦闘中以外に使用する特技であり、使うとエンカウント率が下がる。
魔物が出現する場所をしばらく歩くと効果が切れる。
消費MP0、ダンジョンの中でも使える、格上にも効果があるといった利点があり、【トヘロス】より便利。
というより、トヘロスを駆逐した主犯格である。
 
よく考えると、1人だけ忍び足で歩いても、他の3人が忍び足できなければ敵に気づかれる確率は変わらないと思われるのだが。
そのうえ、なぜか船上でも使え、効果もちゃんとあるという謎の仕様もある。
まあ深く突っ込むのはやめておこう。

DQ3(リメイク版)

【盗賊】がLv17で習得。仕様はDQ6とほぼ同じ。
リメイク版追加職の盗賊が使えると言われる大きな理由の1つ。
 
なお、【ピラミッド】の地下や【ラダトーム北の洞窟】などの呪文が封じられるダンジョンでは、
「しかし呪文は封じられている」というメッセージが出て、しのびあしを使うことができない。
元々特技の概念がなかったDQ3では、これらの移動用特技は呪文と同じ扱いになっているようで、同じく盗賊が覚える【とうぞくのはな】や商人の【あなほり】なども使用不可。
なお呪文が封じられていない場所で使えば、封じられている場所でもその効果は持続する。
ただし効果が持続している間に封じられている場所を突破するのは不可能であり、以後は通常エンカを覚悟する必要があるが。

DQ4(リメイク版)

【トルネコ】がLv2で習得。仕様はDQ7と一緒なので先制攻撃されやすくなる。
他の作品とは異なり、習得者が必ずパーティに同行するため気軽に使いやすい。

DS版ではこれを謎の教会フロアを出る一歩手前で使い、そのまま最深部まで寄り道を一切せずに進めば敵と1度もエンカウントせずにエッグラとチキーラの元へ行くことができる。
パンドラボックスなどの鬱陶しいモンスターとまったく戦闘せずにいけるので魔界装備を集めてるときはかなり便利。
 
余談だが、この効果は章をまたいでも継続する。そのため第三章の終了直前にしのびあしをしてから第四章に突入すれば、わずかな時間ではあるがモンバーバラの姉妹をしのびあし状態にすることができる。

DQ5(リメイク版)

【サンチョ】がLv29で、【ゴースト】がLv25で習得する。仕様はDQ7と同様のもの。
【くちぶえ】【とうぞくのはな】と相まってサンチョの利用価値が一気に上昇した。
なお、PS2版ではダンジョン内では効果がない。

DQ6

盗賊★6で習得できる。127歩の間エンカウント率が1/2に下がる。
 
DQ6は全体的にエンカウント率の高い作品であり、探索の際には半ば必須特技である。
また、トヘロスの習得が盗賊の上級職であるレンジャーなのはマズかった。
トヘロスは「エリアレベルの低い地域の敵が全く出なくなる」という効果で忍び足とはだいぶ違うのだが、こちらはエリアレベルの高い地域であろうと構わずエンカウント率を下げられるため、汎用性もあって便利と言える。
 
ちなみに、SFC版の公式ガイドブックでは「先制攻撃できることも。」と書かれていたのだが、敵に不意打ちされる確率が通常時(1/32)からさらに1/4に低下させる効果はあっても、実際にこちらが先制しやすくなる効果などなく、リメイクに際して追加されたのは下記の通り正反対の効果だった。
つまり「敵が先制攻撃できることも。」というオチだったわけである。

リメイク版

「効果が実感できない」という人が続出するほどにエンカウント率がほとんど下がらなくなり、その一方でDQ7同様に「先制されやすくなる」効果が追加されたため、メリットよりもデメリットの方が目立つ仕様に。何故だ……
 
なおこのデメリットはイメージ通りにしのびあしで歩いてエンカウントした場合だけでなく、【くちぶえ】でモンスターを呼び寄せてエンカウントした場合にも適用される。
この2つの特技を併用したくなる状況は無いため気にする必要は無いだろう…と思いきや、この2つは呪文・特技の並び順ですぐ近くに配置されているため、くちぶえ連打中に操作ミスでしのびあしを使ってしまうと言うケースがある。
くちぶえを使うキャラは盗賊への転職を避けるという工夫も必要。
特にこの2つの特技は移動呪文のリストの中で最後尾から2番と3番に並ぶため、新しく移動呪文を覚えるたびにリストが1つずれる。
さらに、スマホ版ではカーソルを移動させるのではなく、画面をタップする形式のため、リストがずれてさっきまでくちぶえがあった場所にしのびあしがくるとミスが起きやすい。
 
うっかり意思に反してしのびあしを使ってしまった場合はそのままにせず、エリアレベルの低い地域に移動してトヘロスや聖水を使うなどして効果が切れるまで歩き回るとよい。

DQ7

盗賊★7で習得できる。128歩の間エンカウント率が3/4に下がる。
 
前作でのあまりの便利さに反省したのか、「使用中は先制攻撃されやすくなる。絶対に先制攻撃されない場所でもされるようになる」というデメリットがつき、戦闘場所毎に設定された味方の先制攻撃率によって少し変化するが2割強の確率で不意打ちされてしまう。
しかし、DQ7は前作とは打って変わってエンカウント率が低い作品であり、特に【ダークパレス】のようなエンカウント率の低い場所で使うと全く敵と出会わないままダンジョンを突破してしまうことすら珍しくない。

3DS版

エンカウント方法がランダムエンカウントからシンボルエンカウントに変更され削除されている。
 
しかし没データとして残っており、無理やり使うと敵シンボルに接触しても戦闘にならないという非常に強力な効果となっている。
 
この特技に限らず、3DS版では削除されてしまったPS版にのみ存在する特技は、すべて没データとして残っている。

スマホ版

再びランダムエンカウントに戻されたがこの特技は復活ならず。
エンカウント操作関連はトヘロスのみの状態が続いている。
 
もっとも、レベル上げしようとしても【くちぶえ】が無いとやってられないくらいに元となるエンカウント率が低いので、
復活しても需要があったかは微妙だが…。

DQ8

前述のとおり、プレイヤーが使う技は【しのびばしり】に改名されているが、【ゲルダ】の得意技として登場している。
戦闘は得意ではないと言う彼女だが、強敵勢揃いの【海賊の洞窟】を実質ノーエンカウントで攻略したようだ。
3DS版では加入するが、戦闘は得意ではないはずがかなり強く、習得しているのはしのびばしりでありしのびあしは使えないという正反対の状態になっている。

シアトリズム

【旅芸人】がLv24、【盗賊】がLv39、【踊り子】がLv58で習得するFMS専用の特技。消費MPは5。
ステージ開始時に発動し、移動距離が少し伸びる。