【ちるみる】

Last-modified: 2021-07-11 (日) 23:57:55

概要

漫画家、Webデザイナー。女性。
 
デビューは高2の時で、1994年にドラゴンクエスト4コマクラブの4コマカーニバルにて、読者投票で「第3代目4コマキング」になったのが始まり。
なお正式なデビュー作はドラクエ4コマではなく、ファイアーエムブレム4コマだった。これは【堀口レオ】も参照。
大学卒業時まで【ドラゴンクエスト4コママンガ劇場】で執筆し、学生時代にあったはずの青春をドラクエ4コマと等価交換した。
 
生粋の【フローラ】派の人と言えば、「ああ、あの人ね」と思う読者も多いのではないだろうか。
ちなみにフローラだけでなく【ホイミン】ネタの登場率もかなり高く、フローラとホイミンがやりとりするネタが印象に残っている読者も多いだろう。
ちなみに、その後のリメイク版のフローラはホイミスライムをモチーフにした【オラクルやののれん】が(歓声をあげるほど)好きという設定になっているのだが、もちろん関連性は不明である。
 
イカが大好きらしく、初期の頃は普通に人間の姿をしていた楽屋裏での自画像は途中からイカのコスプレになり、最終的にはイカそのものになった。キャッチコピーも「ヨコハマの大王イカ」である。
 
もちろんどんなキャラのどんなネタを描くかは作家の自由なのだが、楽屋裏で話している内容によると当初は「フローラ嫁しか描かない」ということに対し、読者からの手紙での反応はあまり芳しいものではなかった様である。
そのような肩身の狭い状況にありながらも、作風を変えることなく一途にフローラネタを描き続けた。
 
ただ、弘法も筆の誤りなのかフローラとその子供の髪色をどう表現するか安定しなかった時期があり、1Pコミック8巻には髪部分にスクリーントーンを貼ったバージョンと貼っていないバージョンのフローラの両者のネタ、1Pコミック11巻にはトーンを貼っていないバージョンの子供のネタが掲載されている。
DQデビューである無印の11巻ではフローラの髪にもトーンを張っておらず線画表現だったため、フローラの髪色をトーンで表現するようになった際にデザイン変更を忘れたものと思われる。
 
反面、やはり4コマキングになっただけの事はあるのかその人気も安定していたようで、4コママンガ劇場およびその関連作品では長期にわたり多数の作品を執筆している。
 
大学卒業後は一般企業に就職し漫画から一時期離れたものの転職を機に漫画執筆を再開。
以降、兼業漫画家としてゆるい活動を行っている。
漫画家として再始動した時期は本名を平仮名にした「いかわあや」名義で活動していたたが、後に「ちるみる」に名義を戻している。
なおPNの由来は粉ミルクではなく、飼っていた鳥の名前らしい。
 
本人曰くギャグっぽくした絵柄が「可愛らしい」という評価を得たとのこと。
一見その絵柄からほのぼの系と捉えられがちだが、実は黒いネタも結構多く描いている。
で、ドラクエ4コマお馴染みの謎のボツ基準には相当悩ませられたそうな。
もちろんお気に入りキャラであるフローラとて例外なく黒くされることがあり、フローラがホイミンに【ザラキ】(無印・13巻)や【イオナズン】(1Pコミック・8巻)を叩き込むネタも見かけられる。DQ9やいたストSPでフローラのキャラが改悪された事とは、さすがに無関係だと思いたいが……。
また、可愛い絵柄とゴツい外見がマッチせず、うまく自分の絵にできなかった【ハッサン】ネタを苦手としていたらしい。
可愛く描こうとしたらまるでキューピーのような姿になってしまい爆笑されたとの事で、「ちるみるらしい絵柄」かつ「ハッサンらしい姿」を試行錯誤していたようだが、最終的に出来上がった姿には自身でも納得していなかった模様。
 
近年では同人でDQ4コマなどをフリーダムに執筆。
 
【幸宮チノ】を尊敬しているらしく、彼女の影響でネットラジオを始めている。