【なげきのきょじん】

Last-modified: 2024-02-11 (日) 03:19:37

DQ6

【牢獄の町】に登場する【ボス級モンスター】
グラフィックは【ずしおうまる】【ブルサベージ】の色違い。
英語版での名前はGallows Giant。
 
兄弟で町の入り口の門を100年以上守っているが、実は【デスタムーア】に滅ぼされた巨人族の生き残りである。
表向きはデスタムーアに服従するフリをしながら、【大賢者】の予言にある「大魔王の存在をゆるがす者(一族を救う者)」が現れると信じ、密かに復讐のチャンスを待っていた。
しかし、【主人公】たちと初めて出会った際は互いの事情を知らなかったたために(兄の方と)一戦交えることになる。
この名前はその戦闘時のもの。読んで字のごとくである。
 
カタログスペックでは攻撃力220の守備力150と、敵として戦った時の【テリー】と同レベルで大したことないように思える。
攻撃力に至っては【ライフコッド】襲撃イベントの色違いのずしおうまるより低く、系統中最低値。
が、恐ろしいのは高い頻度で放ってくる【痛恨の一撃】である。
こいつの繰り出す痛恨は、DQ6では少数派である守備力を無視するタイプで、凡そ200程度のダメージを受けるため危険。
しかも、これに加えて呪文を無効化する【あやしいきり】を使用してくる。
補助・回復を封じつつ高い威力で殴るという、非常に分かりやすく厄介な戦法である。
 
ただ、幸いなことに出会うのが終盤であるため、妖しい霧に関して言えばこちらも対抗手段はある。
【けんじゃのいし】【ハッスルダンス】での回復、【ラミアスのつるぎ】による【バイキルト】などを駆使すれば霧の中でも応戦できる。
もちろん最良は【いてつくはどう】で霧自体を払ってしまうこと。
そうすると相手もまた霧を使用してくるが、攻撃の手を緩めることができるのは大きい。
 
一方の痛恨に関してはと言うと、これといって有効な手立てはない。
なるべくHP補正の高い職業に就いて、上手いことターゲットが分散することを祈ろう。
ただありがたいことに、判断力が低く【行動パターン】が完全ランダム型でかつ完全1回行動である、という致命的な弱点がある。
つまりは多いように感じる痛恨も、別に優先して使用している訳ではないということである。ただ単に6つの行動スロットのうち2つが痛恨になってるだけ。
では痛恨以外の行動はどうかと言うと、先に言った妖しい霧に加えて、目にも止まらぬ早業【いなずま】で攻撃してくる他、【おたけび】も使用してくる。
が、いずれも終盤の1回行動としては然したる脅威にならない。
そのため、運良くこれらの技を連発してくれれば、こちらは思う存分攻撃に専念できる。
以上のことから、手強い敵ではあるものの付け入る隙は(運次第で)十分にあると言える。
また、SFC版では通常攻撃をしてこなかったが、リメイク版ではするようになった。
これによって痛恨の頻度が減り弱体化している。
 
攻め手は特に困ることはないだろう。
補助呪文はほぼ効かないが、攻撃系の特技は全体的に弱耐性止まり。
【せいけんづき】がそれなりに当たる他、終盤のボスにしては守備力が低いため【ばくれつけん】も有効。
戦うのは兄のみで連戦にはならないため、開幕【マダンテ】も有りだろう。
 
倒すと必ず【ちいさなメダル】を落とす。
 
撃破後は弟が神(【ルビス】?)の声を聞いて、主人公たちこそ大賢者の予言が示す者であると確信。
道を空けてくれる上に、兵士に捕まっても逃げ出せるように【ろうごくのカギ】をくれる。
住民が決起した際は一緒に戦ってくれたら心強かったが、彼ら兄弟は住民から敵だと思われていたため、兄は睡眠薬入りぶどう酒で眠らされ、弟も何もしてくれない。
(事情を知っている主人公一行が上手く口添えしたらよかったのでは…?)
こうして反旗を翻したことでデスタムーアの逆鱗に触れ、その後は住民と同様に【石化】される。
狭間の世界が崩壊した際にどうなったかは不明だが、恐らくは大賢者兄弟【マサール】&【クリムト】によって救出されたと思われる。
 
その設定といい作中での扱いといい「北斗の拳」に登場したライガ・フウガと多数の共通点がある。