【はなす殴り】

Last-modified: 2024-03-25 (月) 09:00:16

DQ7(PS版)

戦闘中の【はなす】に関するバグ。
PS版のDQ7では戦闘中に仲間と話すことができるが、繰り返し話していると勝手にターンが始まり、敵に一方的にタコ殴りにされる。
しかし、「途中まで仲間のコマンドを入れた後□ボタンでキャンセルしてから何度も話してターンが始まってしまった場合、コマンドが入っている分は仲間も行動する」というバグ。
×ボタンでのキャンセルでは発動できないので注意。
例をあげると、主人公スカラ→キーファ薬草→マリベル攻撃、と入力してから□でキャンセルし、はなすを連射すると、敵も行動するが、主人公はスカラ、キーファは薬草、マリベルは攻撃をすることができる。
これだけだとあまり意味がないと思えるかもしれないが、特殊な効果のある特技やAIと組み合わせることによって非常に強力な技になる。

コマンドを入力してから話す連打をする前にAIに切り替えておくと、入力したコマンドの一部の効果を残しつつ違う行動をさせることも可能なのだ。
具体的には、

を残したまま行動することができる。特に先制効果は卑怯なほど強い。
3DS版DQ7ではすてみに先制効果が付いているが、PS版DQ7では先制効果はないので注意しよう。
性質上、【防御攻撃】と同じように4番目のキャラは行動を入力することができない。
動かしたいキャラは前のほうに置いておこう。
また、主人公の行動はAIで変更することができない関係上、手動入力の行動をさせることはできるがAI行動との併用はできないことにも留意する必要がある。
つまり(全員が同じ呪文・特技を覚えているという前提であれば)主人公を最後尾にして実行するのが最も効率が良い。
 
「戦闘中に入力したコマンドをキャンセルできていない」というバグという意味では、FC版DQ3の【防御攻撃】やPS版DQ4の【馬車殴り】に似ている。
特にPS版DQ4は開発元が同じでシステムも使い回しているため、似たようなバグが残ったのだろう。

主な使用例

話しすぎでターンが始まってしまった場合、逃げるのに失敗したのと同じ扱いになっているらしく、
敵は一方的に殴ってはくるが全員が行動するわけではない。
なので、ただ手動入力の行動をさせるだけでも敵味方の手数の減り具合によっては有用な場面もあるが、
AI行動と併用することによってさらに有利な状況に持ち込むことも可能。

メタル狩り

【メタル系】と対峙したときに、【まじんのかなづち】【まじんのオノ】を装備したキャラにしっぷう突きを使用させてキャンセルし、
作戦を「いのちだいじに」や「じゅもんつかうな」にすると、しっぷう突きと同じように先制しつつ通常攻撃を繰り出す。
DQ7のメタルは素早さが255もあるため、低レベル帯では先行が困難だが、これなら後攻の心配は100%ない。
ただし、メタル以外に普通の敵がいるとそちらを攻撃してしまう上に、覚えている特技によっては通常攻撃以外の行動もとりかねないのが難点。
AIでは【まじんぎり】は使わないので、この戦法をとるなら上記の武器は必須。
しかしどちらも入手困難な上に金槌に関しては呪われているので、その点は注意が必要。
 
なお、休み耐性や眠り耐性に穴のある【メタルキング】【プラチナキング】を狩るのであれば、
メルビンが仁王立ちで先制しつつ【ステテコダンス】を、アイラがしっぷう突きで先制しつつ【さそうおどり】を使うことで動きを止めるといいだろう。
作戦は割と何でもいいが、「じゅもんつかうな」あたりにするのが無難。
これだけだと埒が明かないので、主人公が後攻で行動封じなり、眠らせるなり、魔神斬りを放つなりしよう。

防御攻撃亜種

うけながしやだいぼうぎょを使いながら攻撃すれば限りなく死ににくくなる。
デスタムーア第2形態の気分が味わえるだろう。

凍れる時の秘法亜種

素早さの低いキャラクターを1人と、そのキャラの倍以上の素早さを持つキャラを2人用意して、アストロン(またはノアのはこぶね)を覚えさせたあと前列に出す。
そして、3人がアストロンを入力した後に素早さの高い2人をAIに切り替えると、

素早いキャラ1の行動⇒素早いキャラ2の行動⇒遅いキャラのアストロン

という行動順になる。
そして、アストロンが発動した後は【いてつくはどう】を使われない限り無敵状態になる。
よって、波動を使わない敵に負けることは100%なくなり、波動を使う敵に対してもローテーションを読みながら戦えばかなり有利に立ち回れる。
何より、こちらがダメージを受ける状況が「いてつく波動⇒何らかの攻撃」と行動された場合のみになるのでバランスが崩壊する。
唯一の救いはアストロンを覚えるのにかなりの手間がかかることや、ノアのはこぶねは消費MPが高く乱発しづらいことだろうか。
 
行動順調整についてだが、今作では【まじんのよろい】が入手困難なため、素早さは職業と装飾品で調整するといいだろう。
アストロンを発動させる遅いキャラは素早さが低くMPが高い【メルビン】がおすすめ。
素早さの高いキャラについてだが、AIで行動できるキャラでなくてはならないため主人公はこの役になれない。
順当に育てていれば、【ガボ】【マリベル】が攻撃役になるだろう。
なお、PS版DQ7のAIは道具を使用しないため、攻撃役には強い特技や呪文を覚えさせておく必要がある。
 
凍れる時の秘法とこの技の大きな違いは、敵の素早さに関係なく発動できることと、いてつく波動を受ける必要がないこと。
従来の秘法では敵に後攻しなくてはいけなかったため、低レベルクリアなどでしか活用されなかったが、この技なら高レベルでの強力な攻撃を存分に叩き込める。
また、わざわざ波動を受けて無防備な姿を晒すこともない。
アストロンかノアのはこぶねを3人に覚えさせる手間はかかるものの、発動したときの無敵っぷりは他の裏技の比ではない。
この技は一部では「凍れる時の秘法」とそのまま呼ばれることがあるが、攻撃した後に無敵になるため、
どちらかといえばDQMJ2で登場した戦術である「しぷゼロ、しぷアス」に似ている。
 
このように非常に強力な技なのだが、手順の関係で、
「いまから 新しい作戦かい?オッケーッ!オイラ これ好きかもー!」「おおっ! 新しい作戦で ござるな。これを選ぶとは さすがでござるな!」
などと言いながら敵をボコボコにするため、ちょっとシュールな光景が繰り広げられる。