【ふかく心にきざみこむ】

Last-modified: 2026-03-09 (月) 07:45:48

概要

DQ6で新たに登場した機能。
会話の直後にボタン(下記参照)を押すことで、

◯◯◯◯は 今の言葉を
ふかく心に きざみこんだ。

と表示され、今の台詞が記憶される。
記憶できる台詞は最大32個であり、それ以降は古いものから順に忘れていく。
覚えた台詞は移動中の特技【おもいだす】【もっとおもいだす】【ふかくおもいだす】を使うと見ることができる。
思い出せる台詞の数は「おもいだす」が3つ、「もっとおもいだす」が10個、そして「ふかくおもいだす」では32個すべて見ることができる。
任意の会話を忘れる(削除する)ための【わすれる】という特技もある。
なお思い出した台詞は【ポポポ音】を伴わず、冒頭が【*】マークだった場合、*が★マークに置き換わる。
 
メモを取る必要がなくなるというある意味画期的なシステムであり、発売前から注目されていたが、導入されたのはDQ6とSFC・GBC版DQ3のみに留まった(経緯は後述)。
ただしHD-2D版ロト三部作では、これを進化させたシステムとして【おもいで】が実装された。

DQ3(SFC・GBC版)

DQ6に続いて登場。仕様はDQ6と同じだが、記憶するボタンはSFC版では【便利ボタン】と入れ替わってYボタンとなった。GBC版ではSELECTボタン。
壁のボタンを押す手順が増えた【ピラミッド】3Fの仕掛けを解くのに活用でき、クリア後は【ゼニスの城】の詩人が出してくる謎解きにも役立つ。
デフォルトでは、「母親が起こしに来る台詞」と「記憶機能のチュートリアル」、そして「オープニングの【オルテガ】と母親の会話」が収録されている。
 
ガラケー以降のベタ移植版では削除された。この影響でピラミッドのボタンを押す手順はFC版と同じものに戻されたが、ゼニスの城の謎解きについてはそのままなので、ゲーム外の手段で記憶なり記録なりするしかない。

DQ6

初登場。記憶するボタンはXボタン。
【不思議な洞窟】では、かなり複雑な攻略工程のヒントを聞いておかないとダンジョンクリアは至難。そこでこの機能がフル活用される。
他にも【聖なるほこら】に関するヒントや、クリア後に出現する【オリハルコンのキバ】の場所を覚えておくのにも活用できる。
 
ただし、覚えられるのは直前の人物の会話のみなので、複数の人物が続けて会話する場合は最後に会話したキャラの台詞しか記憶できない。
例としては序盤、【トルッカ】での【ジミー】【キャロル】の会話を覚えた場合、最後のキャロルの台詞「ジミーの弱虫…」しか覚えられない。この状況だと覚えておきたい重要な台詞はその直前だというのにどうでもいい台詞しか覚えられないという微妙に不便な点もあった。
「ふかくおもいだす」になると、30個以上という明らかにオーバースペックな会話を覚えられるため、攻略用というよりもネタで面白台詞を集める人も多かったり。
 
ちなみに、まだ何も会話を覚えていない状態では

【○○○○さま よ~く 聞きなされ。】(後略。全文はリンク先参照)

「あら ○○○○さま ごきげんうるわしゅうございます。(同上)

【おろかものめ! 石となり 永遠の時を 悔やむが よいっ!!】

という台詞が最初から思い出せるようになっている。
前の2つは「記憶機能」と「便利ボタン」についてのチュートリアルの役割を果たしている台詞なのだが、DQ6においては【主人公(DQ6)】を様付けで呼ぶ妙に丁寧な会話が思い出される。
これは主人公の正体に関する伏線になっている。
また、3つ目の台詞は時系列的には最新の台詞のはずなのだが、何故か思い出す順番では最後(もっとも古い会話)になっている。
(メタ的には、チュートリアルが先に来るのは自然だが)
 
リメイク版では記憶機能は削除されてしまった。
不思議な洞窟を攻略する際はその代わりに、ヒントを持った人に話しかけた後、新たに追加された【仲間会話】で物覚えのよさそうな仲間を連れて洞窟内で話しかけると仲間が思い出してくれる。
もちろんアナログ的にメモをとったり画面を写真やスクリーンショットに残しておく、あるいは当辞典などインターネット上の情報に頼るというゲーム外手段を用いても構わない。

その他

この機能の構想自体はFC版DQ3の時代からあった模様で、『ファミコン通信』1988年16号の【堀井雄二】【さくまあきら】の対談記事で次のような発言がある。

さくま (『忍者らホイ!』で)ボツっちゃったアイデアで、謎解きに関係するメッセージをバッテリーバックアップでメモしておけるっていうのがあったんだけど、メモリーの都合がつかなくって、ボツ。
堀井 それ、『ドラクエIII』でもやろうとしたんだけど、同じようにメモリの関係でボツった。
さくま いいアイデアだと思ったんだけど、それに使うメモリ、それすらない。(後略)

 
また、DQ7で削除された理由については、『週刊ファミ通』2014年12月25日号のPS20周年企画での【堀井雄二】インタビューによると(原文ママ)、

『DQVI』には"思い出す"というコマンドがあって、会話の内容を振り返れることができましたが、PSだとそのコマンドを使うたびに読み込みが発生してしまうんです。だから、泣く泣く"思い出す"というコマンドを削ったことを……まさに思い出しましたね。

とのこと。もし採用した場合、もともと【フリーズ】が多かったDQ7がさらにフリーズする可能性があるので、なくて良かったかもしれない。
 
DQ11では機能としては登場しないが、クエスト【ウラノスの大秘法】において目的の書物を読んだとき、

◯◯◯◯◯◯は 呪文の一部を 心に深く刻み込んだ。

と、この機能を元ネタにしたようなメッセージが表示される。