【ふつうの壺】

Last-modified: 2023-01-10 (火) 05:52:07

トルネコ3

販売価格は1000G、買取価格は500G、重さは85。
特殊効果は何もなく、中にアイテムを入れたり投げて割ったりしても何も起きない。
 
【保存の壺】以外の壺同様、入れたアイテムはこの壺が壊れるまで取り出せない。
「壺の中に入れたアイテムが取り出せなくなって使用できなくなるのであれば意味無いんじゃ……」と思いきや意外にも活躍の場があり、保存の壺が入手できるまでの繋ぎとして複数のアイテムを持ち運びするのに非常に役立つため、実用面では十分活躍できる。
持ち物に余裕がある場合は冒険中に不要になったアイテムを【ガーゴイルの店】でまとめ売りするのに使用したり、【トルネコ】の場合では合成素材の装備を【保存の壺】代わりに補充したりする事にも利用できる。
 
割とレアアイテムであり、入手方法はシナリオクリア後のダンジョン【異世界の迷宮】で拾うのみ。
「異世界の迷宮で拾う事でしか入手できない」点が、異世界の迷宮で入手できる壺の種類の出現具合を巧妙に調節している。
同ダンジョンの31F以降では拾う事で入手できる壺の種類の1つに、この壺と販売・買取価格が同額の【倉庫の壺】が加わる為、お店で値段識別をする際は二択になる点に注意。
31Fに到達できるまでにこの壺が識別できている場面は結構多いのだが……。
 
識別を考慮する際、未識別状態のこの壺は未識別状態の【火薬壺】【草の神の壺】と非常に混同しやすく、【ポポロ】で挑戦する場合では、上述の2種類の壺に加えて普段から【合成】しない事も相俟って【合成の壺】とも混同しやすい。
今作では未識別の「入れる」タイプの壺を識別する場合「未識別の【草】を壺の中に入れる」のが最善(最優先)とされているが、それでも上述の3種類の壺との識別を難儀にする一因を作っているとも言える。
前述の通り買取価格は500Gと、幸いにも倉庫の壺以外の他の壺とは判別しやすい分類に入っているため、お店での値段識別は比較的容易になっている。
 
ちなみに、どういう訳か(設定ミスなのか不明だが)【ベビーサタン】系のモンスターのアイテム盗み攻撃の対象に設定されている。
この時にベビーサタン系のモンスターは対象の壺を盗んだ際に、壺の中身を地面に散蒔く(盗んだ壺の中身を空にする)のだが、何故かこの壺は「この壺の中に入っていたアイテムの数だけこの壺の容量を減少させる」という、奇怪な現象を引き起こす。
なので、この仕様を逆利用すればアイテムを入れる事ができない「ふつうの壺[0]」を作り出す事も可能。勿論意味は皆無だが。
 
せめて「ダンジョン以外の場所に存在する時にこの壺の中身を取り出す事ができる」位の効果を持っていれば良かったものを…。
 
初出は『風来のシレンGB2 砂漠の魔城』に登場する同名のアイテム。
後期のシレンシリーズでは何故か「ただの壺」というあまりにも無難な名称に変更されている。