【アポロン】

Last-modified: 2024-02-19 (月) 22:38:07

かつてDQシリーズのサントラを出していたレコード会社については【アポロン音楽工業】を参照。

DQ8

【うごくせきぞう】【スカウトモンスター】

うごくせきぞう自体の元ネタがギリシャ彫刻なので、名前の由来はギリシャ神話のオリュンポス十二神の1人アポローン(Apollon)で間違いないだろう。
ちなみに、ダイの大冒険には似た名前の【アポロ】が登場しているが、あちらはローマ神話の太陽神アポロー(Apollo)が元ネタで、元々は同じ神である(アポローンはギリシャ語で、アポローは英語並びにラテン語)。
なお、全くの余談ではあるが、アポロ神像は若く美しい男性の像であるのが普通で、このようなヒゲ面のたくましい男神の神像は主神ゼウスや海神【ポセイドン】のそれである。
ゼウスとポセイドンは元ネタのギリシャ神話では全兄弟なのである意味似ていて当然である。

通り名・出現場所等

通り名怒れる神の像
種族うごくせきぞう
出現場所聖地ゴルドから南
出現条件ランクDクリア
出現時間いつでも
所持硬貨モンスター銀貨

行動

通常攻撃踏みつけ

ステータス

攻撃力素早さ守備力最大HP最大MP戦闘参加
ターン
MIN31611624380100.6
MAX

※主人公のレベルによるステータスの変動はない。

解説

スカウト時

【聖地ゴルド】の門の前で直立不動で突っ立っており、その光景は中々笑える。
しかしその強さは笑えないレベルであり、たかがスカウトモンスターとして高を括って挑むと高確率で返り討ちにされる。
中盤で登場するのに、その攻撃力は【ボストロール】以上というわけわからん値を誇り、船入手直後に挑むと下手すると一撃で殺されてしまう。
また、この段階としては守備力が尋常ではないほどに高く、下げようと【かぶとわり】を使ってもミスになって下がらない事も。
伝家の宝刀【チーム呼び】も、多くのスカモンではまともなダメージが通らないだろう。
怒れる神の像の名は伊達ではない。
 
しかし、意外にもラリホー系が効くため、戦術を上手く練ればレベルの低いパーティでも勝てるだろう。
前衛を防御させた状態で2人がかりでラリホーやまどろみの剣、ラリホーアローで眠らせて、その間にルカニを使いつつ睡眠状態を維持、そしてチーム呼びかテンション50くらいまで上げて一気に仕留めよう。
この手段は【ギガンツ】辺りにも有効。
あるいはルカニには頼らず攻撃呪文で攻めるの手であり、攻撃系への耐性は皆無なのでどれも良く効く。
他にもマヌーサがたまに効くので狙ってみよう。
もっとも防御しててもこいつの攻撃は相当に痛く、防御していない後衛が攻撃されるとアウト、頼みの綱のラリホーもルカニも強耐性なので効かないことも多い、と運によってはまるで歯が立たない。
目安としては主人公とククールの2人がベホマを覚えてから挑む方がよい。
それでも真っ向勝負は分が悪いので、補助呪文を駆使しつつ、ボス戦のような立ち回りを心掛けたい。

スカウト後

敵として強いぶん、味方としても非常に心強い。
HP、攻撃力、守備力とも申し分ない高さであり、早期にスカウトできるスカモンの中では間違いなく最強。というか、スカウト可能な時期を考えると、かなりのバランスブレイカーである。
仲間にするための条件はバトルロードDランク勝利なので、Cランク以上に挑戦するときのお供にどうぞ。
特に【ドラゴンソウルズ】戦ではアポロンがいないと話にならないだろう。
彼に【バイキルト】をかけることが期待できる【だんきち】とは相性が良い。
 
A~Sランクまで使っていけるほどの実力を持つが、終盤ともなると二回攻撃の【ハルク】【のっひー】、アポロンより攻撃力が勝り痛恨も打てる【ギガンツ】【ボス】といった強力なライバルも存在するため悩むところ。
ただギガンツについては、育ち切れば若干攻撃力が追い抜かれるが、それでも僅差。そしてクリアレベル帯においての攻撃力はアポロンよりそこそこ下回るため、痛恨を打てないとは言えダメージ効率についての差はほとんど気にする程のものではないし、アポロンの耐性や高い守備力によるタフさを考えると総合力ではギガンツ以上という考え方もできる。
ボスについては痛恨持ちで攻撃力がクリアレベル帯では僅差、育ち切った際はアポロンより約1割ほど高い。だが打撃のミスを出す辺りを考えると、2回攻撃を持たないトップクラスのストライカータイプのスカモンの中では最もクセが無く安定した強さを発揮してくれるという見方もできるのだ。
 
また特筆事項として、主人公のレベルに応じて能力値が一切伸びないことが挙げられる。
おそらく「主人公たちのレベルが上がるにつれてモンスターの能力も上がっていくが、時には例外もある」典型として採用したのだろう。
低レベル時こそ他を圧倒する性能で頼りになるが、レベルが上がると他のスカモンにどんどん抜かれていってしまう。
……なんてこともなく、中盤までなら文句なしにトップクラス。
 
それどころか終盤の強豪スカモンが手に入っても遜色なく活躍できるポテンシャルを持つ。
終盤の強豪モンスター達に火力で劣るかわり、アポロンには「素で800越えの高いHP」「生半可な攻撃を通さない高い守備力」「完全ではないが状態異常耐性持ち」の3つが揃っているため、バトルロードの3連戦を耐え抜く持久力と安定さは、彼らよりも圧倒的に高いのだ。
仲間のベホマ使いが使えるベホマは、主人公が本編クリアをする前では多くて6回分のみ。
貴重な回復を温存する守備力と、最大HPの高さがベホマと相性がいいのは言わずもがなだろう。
そしてランクSの戦いでは、序盤からザキ・メダパニ・麻痺・眠りと、状態異常攻撃のオンパレードである。
アポロンはこのうちザキと麻痺に完全耐性を持ち、眠りと混乱は強耐性。完全ではないが不安要素を減らせることに越したことはない。
Bランク攻略や【神鳥のたましい】入手によって、各地の強豪を集めて戦力を上げたはずなのに、モリーに勝てない・・・という場合は、今一度アポロンに頼ってみるのもいいだろう。
 
チーム呼びでも敵を己の肉体でボコること以外考えていないため、純粋なアタッカーとして安定感がある。
特技は持たないが、踏みつけによる強化攻撃はなかなか強い。
2回行動も痛恨の一撃も無いので、やり込みを含めた最終的なチーム呼びの火力としては上記のライバルに劣ってしまうが、少なくともラスダンや隠しダンジョン等で「ピンチの際にチーム呼びで代わりに戦ってもらう」必要があるレベル帯ではトップクラスの性能に変わりはないので、最後までチーム呼びで起用する人も多い。
早期にスカウト可能な点やトップクラスの実力による使い勝手の良さから、DQ5におけるピエール先生のような立ち位置である。総合的にピエール先生がDQ5の仲間モンスターMVPとするならば、本作においてのスカウトモンスターMVPはアポロン先生だろう。