【アマンダ】

Last-modified: 2024-02-13 (火) 23:07:24

DQ6

【サンマリーノ】に住む女性、【宿屋の娘】
英語版での名前はIvy。英語圏で実在する女性名であると同時に、有毒植物である「セイヨウキヅタ」の意味も持ち、特にpoison ivyと呼ばれる種も存在することから、毒殺を測ろうとする彼女の名に使われたのだろう。
 
町長の息子【ジョセフ】に惚れているが、そのジョセフとメイドの【サンディ】【メラニィ】)が恋仲にあるのを妬み、 サンディを陥れるために町長の飼い犬【ペロ】の餌に毒を入れる。
結果、知らずに毒入りの餌を食べさせてしまったサンディはサンマリーノを追放されるのだが、 アマンダ自身はそこまでするつもりはなかったため、罪の意識から結局ジョセフに言い寄れずじまいで、そのうちジョセフはサンディを探して街を出て行ってしまう。
サンディが戻ってきてからはすっかりジョセフを諦め、次の恋を探している。
【Vジャンプブックス】の攻略本にキャラ絵が存在しており、薄い茶髪のロングヘアで意地悪そうな顔をした女性。
SFC版の公式ガイドブック上巻にもキャラ絵があるがVジャンプ攻略本より少し変更され、髪はポニーテール、目つきも少し鋭くなり、唇には赤いルージュ、腰に宝石付きの飾り紐が追加された。
 
本格的な下の世界の冒険が始まって初っ端に見せられる、ドロドロ愛憎劇の主役として印象に残るが、 濡れ衣を着せられて人身売買の対象とされてしまうサンディ、そんな彼女を取り戻すため苦難の旅にでるジョセフ、そして罪の意識から町にいられなくなり、最終的には【はざまの世界】で絶望的な状況に追いやられてしまう町長とは対照的に、犯人探しがドサクサで曖昧になった事も含めてかなり酷いことをした割に報いのようなものは全然受けていない(敢えて言うならば、結果的に2人の関係をより確実なものに変え、自身は結局ジョセフに手出しが出来なくなっただけ)、微妙に腹の立つキャラ。
大局的に見れば本人が罪悪感を感じ、町長も自身の悪行を悔いつつ(多分)町に戻れる結末に落ち着き、サンディとジョセフも幸せになることから後味の悪さはそれほど感じられないのはいいところに落ち着いたとも言える。
彼女の手口は、よりドロドロになった形で次作の【グリンフレーク】へと受け継がれる。

漫画版

漫画版【ドラゴンクエスト 幻の大地】でも同じようにペロの餌に毒をいれているが、
直前に空飛ぶぶちスライムを見てしまったため、それに驚き餌を落としてしまう。
そのことで、精霊が自分に対する罰で不可解なものを見せたんだと勘違いして、
自分のやろうとしていたことも逆恨みだと気付き、
サンディとは正々堂々と勝負すると綺麗な形で決着がついている。
外見は攻略本とは違い、セミロングのとび跳ねた髪にヘアバンドをしている。