【アルテピアッツァ】

Last-modified: 2022-05-22 (日) 19:02:10

概要

株式会社アルテピアッツァ。
DQシリーズの開発に関わった会社のひとつ。社長は眞島真太郎。
社名の「アルテ」はイタリア語で「芸術」、「ピアッツァ」は「広場」の意味。
だが、言葉の意味があまり知られていない事情とその独特の響きから、(2chなどで)「ピッツァ」や「ピザ屋」と呼ばれたり、素で「アルテピッツァ」と間違えられたりしている。
 
【エニックス】でPCゲームを手掛けていた眞島と【堀井雄二】の当時の秘書【杉村幸子】により1989年に設立。
杉村はDQ4からシナリオスタッフとして参加。
眞島は少し遅れてDQ5からグラフィックデザイナーとして参加。DQ6で初登場したモンスターのアニメーションも眞島の仕事。
会社名がクレジットされるようになったのは眞島がアートディレクターを務めたDQ7以降。
会社設立時から10年近くの間は眞島の個人事務所的な形であり、会社としての体裁が整っていなかったとのこと。杉村もそれまではエニックスに在籍していた。

担当作品

SFC版DQ3からグラフィック面で関わりはじめたが、同作では著作権クレジットには表記されていない。その後DQ7やPS版DQ4で主にグラフィックを担当し、クレジットにも社名が現れはじめた。
DQ8以降はナンバリング新作の開発から遠ざかった一方、PS2版DQ5やDS天空シリーズに関わり、戦闘画面レイアウトの変更や個別式ウィンドウ、アイコン付きのコマンドメニューなど新作とは異なる会社独自の路線を歩んでいく。
2010年以降は3DS版DQ7にも携わり、ライバルズシリーズではアートディレクションやカードデザインを担当した。
 
DQ11Sでは【トイロジック】に代わって2Dモードの開発を担当。新規に追加された【妖魔の監獄】【魔軍のアジト】のマップやイベントムービー、【冒険の書の世界】の2Dリニューアルマップを作成している。上記以外でも最序盤の【神の岩】【イシの村】【デルカダール城下町】ではグラフィックの一部リニューアルを行っており、3DS版DQ11とは異なるアルテピアッツァ独特の雰囲気が見られる。
しかし、これら以外の場所のグラフィックは3DS版DQ11のものをそのまま使っている。当初は全マップをリニューアルする予定でもあったのだろうか?
 
書籍のイラストも担当しており、【ドラゴンクエスト25thアニバーサリー 冒険の歴史書】ではDQ1~DQ7のワールドマップを描いた。
 
このアルテピアッツァが関わったリメイク・移植作品では低難度化やDQ7の石版システムの改善など良心的な措置を講じて取っ付きやすさに定評を得る。
だがその反面、【トルネコの特殊行動】、移民の町の各特殊形態、DQ6の人間キャラの耐性と仲間モンスター、DQ7の戦闘中会話、DQ11Sの2Dモードでのイベントスキップ機能(視聴済みのもの含む)など既存の要素が削除されることも多く、追加・変更要素にも評価のイマイチ良くないものがあり、ファンの反感を買うこともある。
また、一部のリメイク作品において思い通りになりにくい【AI】について批判されることも多い。