【アンナ】

Last-modified: 2023-05-14 (日) 22:33:05

概要

DQ2などに登場するキャラクター。
同名のキャラクターは【ロトシリーズ】【天空シリーズ】をまたいで度々登場するので、DQ世界ではポピュラーな名前なのかもしれない。

DQ2(FC・MSX・MSX2版)

【ペルポイ】の地下街に下りるとすぐにいる女性。町の名前を教えてくれる。
ペルポイの【歌姫】でもあり、話しかけるとBGMを【Love Song 探して】に変更する。
プレイヤーの多くはこれを聞きながら町を探索することとなる(通常、同時に【ラゴス】も探していくことになる)。
 
現実に『Love Song 探して』を歌った歌手(当時)【牧野アンナ】がモデルであり、そのレコードの販促キャンペーンのために用意されたキャラクター。
 
NES版でも登場し、話すとBGMが変わる点も同じだが、英名は付いていない。

リメイク版

本家と同じ場所に女性のキャラクターが居るのだが、名前を名乗らず歌うこともない。
すっかり単なる【ここは○○の町ですキャラ】になってしまった。
ちなみに、話しかけるとペルポイの町のあらましを教えてくれる。
 
雑誌【週刊少年ジャンプ】に掲載されたSFC版の紹介記事では「歌姫のアンナは現在旅に出ている」と書かれていたが、これが公式の設定なのかは定かではない。
「旅に出た」というのはマスコットキャラクターが廃止された時などによく使われる言い訳のような理由付けである。

ゲームブック(双葉社)

下巻で登場。ペルポイにやってきたパーティに名を名乗り、歌い出そうとするが「急いでいるから」とスルーされた。

ゲームブック(エニックス)

『遠い、遠い、昔の話
ロトが降り立つ、そのはるか昔
世界の真ん中、ベラヌール
旅の扉で、一瞬に
行けない国は無かったの……』
 
描写は赤毛のショートカットで真っ白い色の肌が印象的な女の子。
通りがかった広場で彼女の歌を聴いていくことになる。
かつて【ベラヌール】が世界の中心であったこと、ある日【ロンダルキア】から魔物たちが攻めてきたことをきっかけに【旅の扉】全てを封印したという歴史を歌う(あくまでゲームブックでの設定だが、原作でほとんどの旅の扉に何らかの鍵を必要とするのが元ネタだろう)。
 
上記はその歌詞であるが、ちゃんと『Love Song 探して』のメロディに乗せることができる。

知られざる伝説

世界一歌のうまいアンナという歌姫がいるという話を渡り鳥から聞き、ペルポイにやって来た歌に自信のある小鳥の話が収録されている。
ペルポイの地下街とアンナを見つけた小鳥だったが、息苦しい地下ではうまく歌えないことを知る。
小鳥はアンナを地上で歌わせるべく外へ出そうとするが、アンナをはじめペルポイの住人は【ハーゴン】が倒されたことを知らずに横井庄一さん状態になっており、外に出ようとしなかった。
小鳥は一計を案じ、仲間を呼び寄せて町の入口で大合唱を行わせた。それに誘われたアンナは外に出て歌い出し、やがて他の住人も地上に姿を現したのだった。

DQ3(リメイク版)

【○○○○バーク】【商人】【パーティ】に復帰する段階)のちびっこのど自慢大会の出場者の少女。
FC版では鉄腕アトムのテーマ(歌い出し)を歌っていたが、リメイク版では次のようなオリジナルの曲を歌うようになった。

アンナ「わたしの~ すてきな~ おうじさ~ま~♪
アンナ「はやく~ わ~たしを~ む~かえ~に きて~♪

なんとなく意味深な歌詞ではあるが、こちらのモデルも牧野アンナであろうか?
そして果たして “すてきな王子様” は迎えに来てくれたのだろうか?

DQ4

ワールド漫遊記

エピソード『満員御礼!マーニャ特別公演』に登場。
【マーニャ】の昔からの親友らしいが、それ以外の情報は無く、挿し絵にも描かれていない。

PS版

ランダム出現の【移民】の一人で、カテゴリは【女子供】
「幸せの青い花」を探しているらしい。
町が最大まで成長すると「幸せの青い花を見つけた」らしく、青い花を探す理由を教えてくれるが、

「これであと50年は若さを保てるわ」
「わたしのトシが100歳以上だって言ったら、信じる?」

……世界は広い。
最後に冗談だと話すが、真相は不明である。
【移民の町】の特殊形態では、【レディースタウン】を作る上で役立ってくれる。

DS版以降

やはり移民の町に登場するが、PS版の同名キャラとは別人で、FC版DQ2のパロディキャラ。
移民の町が第4段階になると【踊り子】の姿で迎賓館にやってくる。【まんまるボタンは おひさまボタン】と歌っており、いずれはステージの上で思いっきり歌いたいと願望する。
そして最終形態になると夢が叶い、【カジノ】のステージに【メイド】のコスプレをして登場。
今度はほしふるうでわの歌を披露した後、「もしかしてラブソング探してる?」と言ってBGMが『Love Song 探して』、ではなく【ジプシー・ダンス】に変わる。

DQ6

【牢獄の町】に囚われている【シスター】
英語版での名前はAnne(NES版DW3の【アン】と同じ)。
 
不思議な声で希望を説いて皆を励まし「シスターアンナ」と慕われていたのだが、それがあだとなり【アクバー】にその身を狙われる。
アクバーは彼女に悪魔の魂を植えつけて妻にしようという、まさに外道な計画をもくろむが、それを良しとしない反乱軍と主人公一行によってその計画は阻止される。
しかし、その後は【デスタムーア】の力によって、他の人々同様に【石化】してしまう。
 
余談だが、アクバー戦で一度【全滅】してから再戦に行くと、生きた幼虫をシスターアンナに飲ませようとする敵の姿が見られる。
そんな時にも声一つあげない彼女は大変肝が据わっていると見るべきだろう。あるいは、飲まされないよう必死で口を閉じているのかもしれないが。
ちなみに、何度全滅しても同じイベントが繰り返されるだけで、実際に飲まされることはない。

DQ7(PS版)

移民の1人として登場し、カテゴリはシスター。
前作のシスターアンナと同名だが、関係はなさそう。

DQM1(GB版)

【????系】の♀の名前を付ける際に何も入力せず決定すると出て来る候補の1つ。