【エビルマージ】

Last-modified: 2022-05-15 (日) 17:23:46

概要

DQ3などに登場する魔法使いタイプのモンスター。緑色のローブを全身に纏って目が不気味に光っている。
FC版では他の同種属と同様に手から波動のようなものが出ていたが、リメイク版では削除された。
 
色違いには【まほうつかい】【アークマージ】【デビルウィザード】、イベントモンスターとして【ひるのていおう】【おしおきソーサラー】がいる。
 
【鳥山明 ドラゴンクエスト イラストレーションズ】に原画が掲載されているモンスターのうちの一体である。

DQ3

【バラモスの城】に出現。
序盤の魔法使いからずいぶん間を開けての登場で、「忘れた頃に出てくる上位種」である。
系統中級ではあるが、既に使用呪文に最上位のものが混じっており十二分に強敵。
【メラミ】【マヒャド】【マホトーン】【ラリホー】【メダパニ】【ベホマ】(自グループのみ)という6種もの呪文を唱えてくる。
しかもそれらに加え、なぜか35ダメージ前後のほのお(リメイク版では【かえんのいき】)まで吐いてくる外見詐欺師。
あの目だけを出したローブの姿で、どうやって炎を吐いてるのかが気になるところである。
リメイク版では呪文と同じモーションで炎を放つため、炎もまた魔力で放っている可能性があるが、魔力で放った炎ならそれは呪文ではないのかと突っ込まずにはいられない。
また、通常攻撃を行わない数少ないモンスターの一つである。
 
マヒャドの威力が強烈で何故か2スロットあるので選択率も高いが、3つの補助呪文も効いたら厄介なものばかり。
しかも、そんなのが平気で4匹同時に出現するのだからたまらない。
全体攻撃の連打により、【バラモス】に辿り着く前に多くのプレイヤー達を地獄送りにしたバラモス城の恐怖。
少なくとも、総合的な火力はバラモス城では段違いで高い。おまけにMPは無限である。
ちなみにこの頃はまだ味方の防具耐性に呪文種は無関係だったので、メラミはマヒャドより完全に弱く、サービス行動と言える。
 
4匹がかりの全体攻撃はバラモス以上の殺傷力を持ち、これをまともに食らうと1ターン目で後衛はまず死ぬ。
こうなるとこちらは半壊状態のため、辛うじて生き延びた前衛も2ターン目以降にはやっぱりすぐ死ぬ。
その理不尽な連続全体攻撃に、コイツら4匹を始末する方がバラモスに勝つよりしんどいと感じるプレイヤーも多い。
アークマージは4匹で出てくることはない分、下手すると上位種より強いかもしれない。
バラモス城のモンスター出現率自体は低めに設定されているため、最短距離で進めば運次第では一度も遭遇することなくバラモスにたどり着けることもある。一方で運が悪いと道中何度も遭遇し、バラモスに会う前に撤退or全滅という憂き目に遇うこともしばしば。
 
4匹の集団で現れてマヒャドを連発されると、バラモスと戦う前に全滅しかねないのでさっさと倒したい。
しかし、HPこそ低めなのだが守備力は85と高め。勇者や戦士でも一撃で倒せないことが多い。
おまけに鈍足な勇者や戦士では、先手を取るのも絶望的。まずエビルマージのほうが先に動き、怒涛の全体攻撃を浴びせかけられることになる。
討ち漏らした後にベホマで回復というケースも少なくないが、こいつの場合ベホマで行動を浪費してくれた方が他の行動をとられるよりもむしろありがたい。
 
魔法使いが使う呪文には軒並み強耐性を持ち、ならばバイキルトで対抗しようとしても【マホトーン】で封じてくるという魔法使いキラー。
先制できそうなら【マホカンタ】で対抗するのが良い。
先制されて呪文を封じられるのが心配なら、魔法使いは大人しく【ぼうぎょ】していた方が安全かもしれない。
弱点となる攻撃呪文は弱耐性のバギ系かデイン系だが、この時期のレベルだとバギマとライデインであり、火力としては心もとない。
上述の通りマホトーンで封じられるリスクもあるので、魔法使い以外は打撃を基本として戦うことになるだろう。
ザキ、マホトーンにも完全耐性はないが、どちらも強耐性で効かないことも多くバクチ気味。後者は仮に効いたとしてもこいつは判断力が最高なので、搦め手一切なしで炎を吐きまくる。
【上の世界】ではドラゴン装備以外炎を軽減する装備がなく、後衛キャラは丸焼きにされてしまう。
マホトーンが効かなかった奴のマヒャドと組み合わされるとかなり危険。
 
実は意外な救済措置が用意されている。
【ニフラム】がよく効くので、経験値よりも生存を重視するなら活用しよう。
これを知っているかどうかで難易度が大きく変わってくる。
無事に余力を残してバラモスの下へたどり着くために、バラモス城内では僧侶や賢者が手堅く先手を取れるよう、ほしふるうでわを装備させて先制ニフラムを仕掛けることも効果的な安全策の一つとして一考だろう。
【ゾンビキラー】の追加ダメージも入りやすいので、僧侶や賢者でもダメージが入りやすいのもポイント。
 
落とすアイテムは【せかいじゅのは】
強敵だけに経験値も多く、4匹組を倒すと4人でも1650もの経験値が貰え、【うごくせきぞう】3匹組を上回る。
しかしコイツとのバトルは、到達レベルではたとえ勝っても死人が出やすく苦戦は免れないため、稼ぎの効率について考えると積極的に喧嘩を売るべき相手とは言い難い。
狩るなら【ライオンヘッド】【フロストギズモ】【ホロゴースト】辺りの群れを2回始末する方が、短時間により多くの経験値を低リスクで稼げるので効率は良い。
 
バラモスの城に登場するモンスターなのだが、なぜかモンスターIDが47であり、【キャットバット】【キラーエイプ】の間にコイツがいる。
本来はこの辺りのモンスターとして登場させるつもりが、終盤まで繰り下げられたのだろうか?
このためFC版の【格闘場】では【ダーマ神殿】【バハラタ】【ダーマ地方】のモンスターに混じってエントリーされ、かなり浮いた存在となっているが、もちろん強さは桁違い。まさに「鉄板」と言える。
ただし、さすがに【ひとくいばこ】が相手だと通常攻撃2発で沈んでしまうので注意。無論ひとくいばこの矛先次第では勝つが、かなり予想が難しくなる。もちろん痛恨が来ればとても耐えられない。
また、メラミやマヒャドに耐性を持ち、ザラキを唱えてくる【ベビーサタン】と当たることもあるので、「完全」ではない。
 
同じくFC版では【あやしいかげ】の中身がモンスターIDを参照しているため、かなり早い段階(Lv20台半ば)でこいつが正体になる場合があるので注意が必要。
何気に通常エンカウントモンスターでバラモスの城以外に一切出現しない(怪しい影としての出現は除く)のはこいつだけである。
 
出現エリアとその強さ・存在感からか書籍などではバラモスの側近として描写されることが多く、【ドラゴンクエスト4コママンガ劇場】でもバラモス関連のネタで多く共演している。

リメイク版

リメイク版では同系統のまほうつかいは弱くなったのに、こいつとアークマージは全然自重していない。
道具で使える役立ちアイテムが色々と登場したが、【まふうじのつえ】【ねむりのつえ】、いずれも効きにくい。
ただし、リメイク版では呪文耐性を持つ防具が追加されており、【まほうのよろい】(装備不能者は【マジカルスカート】)と【まほうのたて】を合わせて装備することで、マヒャドのダメージを30程度と火炎の息以下まで抑えることが可能。
特に意識しなくとも、バラモス城到達時にはこれらをパーティ全員が合わせて装備しているケースは多い。
さらに、性格システムにより後衛キャラのHPの底上げが容易になる等の対処法もあるため、FC版のように一方的にこちらが瞬殺される様な危険性は激減し、かなり安全に対処可能になってはいる。
こうなるとバラモス城における火力の面では、吹雪を連発してくる【スノードラゴン】の方が上とも言える。
スマホ版以降では火炎の息が制限行動になったので、勇者と僧侶がマホトーンを使って首尾よく効いてくれれば一気に楽になる。1~2匹にしかかからなかったら逆効果だが。

また、エビルマージは通常攻撃を行わない上、メダパニも完全耐性であるため、攻撃アクションを見るには、パルプンテで敵味方問わず全員混乱させるしかない。(他の色違いと全く同じ動きなので、そこまでしてみる価値はあまりないが…)
 
リメイク版の格闘場では【ライオンヘッド】との一騎打ちで登場。
お互いに「攻撃呪文とマホトーンを使うモンスター」同士なのだが、これがなかなかの珍勝負。
どちらも頭がいいのでマホトーンを食らったあとは呪文を使わず他の行動に切り替えるが、その結果はまるで違う。
エビルマージはベギラマには耐性があるので、マホトーンでベギラマを封じてしまうと通常攻撃で確実にダメージを与えてくるようになるので逆に負ける可能性が高まる。
エビルマージの方はメインの攻撃手段のマヒャドとメラミは効けば一気に大ダメージを与えられるがどちらも耐性持ち。マヒャドは効きやすく一発で致命傷を与えられるが、メラミに関しては効かないことの方が多い。
もえさかる火炎はメラミ同様に効かないことが多い上、マヒャドやメラミよりダメージが落ちる。
さらにマホト―ンで呪文を封じられると、通常攻撃を一切仕掛けないエビルマージは効きにくい上威力の低いもえさかる火炎しか使わなくなり、回復もできなくなるのでかなり致命的。(せっかくがいこつけんしを超える攻撃力を持っているのだからちょっとは通常攻撃も仕掛ければいいのに…)
エビルマージはべホマが強みになるが、行動選択率が高くないのでHPがピンチになったときでも使わない場合が結構あったりする。
確実にダメージを与えられる攻撃がないので、結果的に無駄行動になってしまう事が多い。
マヒャドを多用すれば快勝、あとはメラミが当たるか、回復をうまく行えるかで勝てるかが決まる。
能力や手札の中身はこちらの方が優秀なので、打撃も使って且つ、回復呪文をまほうおばばやわらいぶくろ並みに的確に使えば、勝率はかなり上がるのだが…。
 
勝率の話をするとやや高確率でライオンヘッドが勝つが、そもそもこの試合はどちらも倍率が2以下という、どちらが勝って当ててもあまり旨味がない試合なので、賭博要素より観戦要素の方が強いカードといえる。
ライオンヘッドのパワフルな攻撃と、エビルマージの強力魔法のぶつけ合いは、迫力満点であり見応えがある試合である。

モンスター物語

『謎のメタルハンター』では、老いたエビルマージが【悪魔神官】【メタルハンター】の秘密を解き明かすきっかけの古書を与えた。
『悪魔族出世双六』では、ミニデーモン→グレムリン→ベビル→アークデーモンの進化の過程で師匠となっている。
 
『爆弾岩・故郷への旅』では、サタンという腹心のエビルマージがバラモスの城を建造したり、初期の爆弾岩の欠陥に対処するなど、バラモスの命令の執行責任者を担っている。

アイテム物語

【サマンオサ】攻略の指揮を執る【ボストロール】のために【へんげのつえ】を作っている。
大魔術師を自称しており、ボストロールからも敬語を使われている。

小説版

大幹部である【バラモス四天王】の1人で、北大陸と【ネクロゴンド】大陸の統治責任者。
かつてネクロゴンド城に存在した【シルバーオーブ】を火山の火口に投げ捨てた張本人でもある。
配下である【デスストーカー】を四天王に加えようと企み、パーティを始末させようとするが失敗。
格下であるはずの【チコ】に散々翻弄され、バラモスからも叱責されるなど、小悪党のように描かれ続ける。
 
しかしその実力は本物で、火山でパーティを待ち受け、原作ゲームで使用するベホマ以外の5種類の呪文を駆使し、彼らを全滅寸前に追い込む。
身のこなしも素早く、勇者アレルが唱えた【ベギラマ】も通用しなかった。
小説版【ロトシリーズ】では、ラスボス以外で主人公に走馬灯を見せたのはなにげにこいつだけである。
 
最後はアレルが思い出した【ライデイン】の直撃を食らい火口に転落。噴火に巻き込まれ壮絶な死を遂げた。

ファミコン神拳奥義大全書

冒頭で語られた【オルテガ】の「火山に落ちて死んだ」のは、こいつ(と【ヘルコンドル】)との戦闘によるものだった、ということにされていたという金星を上げていた。

エビルマージと思われる人物

【知られざる伝説】ではサタンという長身で緑色の肌をした精悍な魔族がバラモスの腹心として、テドンを占領の後に滅亡させたり、オルテガと火山に落ちたりしている。
 
知られざる伝説のサタンはエビルマージと明言こそされていないものの、モンスター物語のエビルマージもサタンで同名であり、バラモスの腹心であったり、またファミコン神拳奥義大全書でエビルマージとオルテガが火山に落ちた記述があるなど、共通点が多い。

DQ11

DQ3で強烈な印象を与えたモンスターでありながらナンバリングでは長らく再登場の機会に恵まれなかったが、約30年ぶりに復活。今作では【アークマージ】に対し下剋上を達成し上位関係が入れ替わった。最上位種は【デビルウィザード】に奪われたままではあるが、強版は最上位に君臨している。
同じ場所に出現する【スケアフレイル】と同じ境遇である。
 
バラモス城同様ラストダンジョンにあたる【天空魔城】に出現。炎は吐かなくなり、メラゾーマ、マヒャド、マホトーン、メダパニの他、【れんけい技】【クロスメラゾーマ】を使用する。ドロップアイテムは【まほうのほうい】とレアで【せかいじゅのは】
しばりプレイの一つ【はずかしい呪い】はこいつがかつてかけた呪いということになっている。
【古代図書館】の書物の中には、ローブをめくった男性に対して「キャー恥ずかしい! 呪ってやるわー!」等と言って呪いをかけたという話を載せたものがあるのだ。…エビルマージはメスだったのか…??
ところで、ローブの中身が何だったのかについては全く語られていないのだが、どのような魔物なのだろうか?
城内では複数で円陣を組んで【スライムベホマズン】を上から呼び出す光景なんてのも見られる。
 
【冒険の書の世界】のクエスト【消えたカメさま】ではボスを務め、2000に強化されたHPで他2人と共にゾーンに入り猛攻をかけてくる。
【カメさま】の正体が乗り物であることと、カメさまがいなくなればDQ10の勇者が困る事までは分かっていたが、真のチカラを出せないことは知らなかったようだ。

強ver

【ネルセンの迷宮】に出現。PS4版等では【勇者の試練】の2Fに時間帯を問わず生息。3DS版等でも勇者の試練・奈落の冥城に居る。同族の最上位に位置する。
使用呪文はメラゾーマ、【メラガイアー】、マヒャド、マホトーン、【メダパニーマ】、連携技の【クロスメラガイアー】となっている。
レパートリーは豊富だが、今作のこの系統は呪文主体の割にMPが低く、こいつもMPは54しかない。ということでメラガイアーを1回唱えたら連携技以外の呪文はもう唱えられなくなる。【ベビーサタン】のような頭の良いバカである。

DQR

第6弾カードパック「小さな希望のシンフォニー」にて実装。魔法使い専用のスーパーレア。

6/2/6
召喚時:この対戦中味方リーダーの「紅蓮の火球」のダメージ+1
スキルブースト:攻撃力+1

永続で紅蓮の火球(テンションスキル)のダメージを上げるといった貴重なカード。
またスキルブーストで攻撃力+1であるため紅蓮の火球を使うほどエビルマージ本人も強くなる。
重いので少々使いにくいが、2体出せばテンションスキルがメラゾーマに匹敵する火力になるので狙ってみる価値はあるだろう。
 
イラストでは右手に炎(メラ系)、左手に氷(ヒャド系)を纏っている。

勇者アバンと獄炎の魔王

【ヨミカイン遺跡】の魔導図書館を占領し、館長を名乗っている。
【禁呪法】【メドーサボール】と合成したミイラ男やさまようよろいを配下としており、多彩な魔法を操り口から炎を吐く。
「目出しローブでどうやって炎を吐くのか?」という長年の疑問には「ローブの頭部分はフード状になっていて下から口が出せる」ことで説明をつけている。
 
館長を名乗ってはいるが図書館は魔王軍幹部の【ガンガディア】の支配下にあり、こいつはその部下として代理で管理を任されているだけに過ぎない。
当然勝手に本を傷つけたりするような真似は許されていないので、呪文は弱いものだけを上から地面に撃ち下ろすようにしか撃てない、本棚を後ろに立ち回られると炎や魔法が撃てなくなる等、かなり行動に制限がかけられている。
 
【イオ】【ヒャド】といった呪文を連打しアバン達を攻め立てるも、下級呪文しか使わず攻撃パターンも限られていることから上記の制約を見破られ、それを利用されて追い詰められる。
アバンを手下に拘束させて強力な【ベギラマ】で一気に勝負を決めようとするも反撃を食らったことで構えていた呪文が本棚に暴発、自身の呪文で本を燃やしてしまったことで逆上し、吐いた炎で巨大化させた【メラゾーマ】でアバン一行をまとめて始末しようとするも、【レイラ】【ピオラ】を受けた【ロカ】による必殺技、【豪破一刀】でメラゾーマごと斬られて敗北、さらに本を燃やしたことでその場でガンガディアに制裁された。