【オークマン】

Last-modified: 2024-01-22 (月) 07:26:47

概要

笠のような兜を目深にかぶり、マント付きの鎧と鎖で繋がった2つの鉄球で武装しているブタの獣人。鎖つきのダブル鉄球をぶん回すスタイルは【てっきゅうまじん】の先輩といえるかもしれない(作品ナンバーでは後輩だが)。
同種属に【ハイオーク】【バーサクオーク】、ボス枠の【ビッグ】がいる。
 
ちなみにイノシシの獣人である【オーク】はDQ2から早々に出ていたものの、ブタのモンスターはこいつらが初。というかDQ10で【トンブレロ】系が出てくるまでは唯一だった。
DQ7~8にも「ブタ顔」のモンスターはいたものの、イノ「ブタ」マンはイノシシ顔、DQ9で出てきた【ゴレオン将軍】もやはりイノシシ系で、ブタは長らくオークマン系しかいなかったのだ。
他にブタ顔と言えそうなのは、DQ3の【没モンスター】【アーサーシオン】くらいか。
 
なお昔の作品の資料ではオーク族の騎士階級とされていたものの、モンスター大図鑑によれば「呪いによりオークと化した傭兵」とのこと。
その割にいっぱい出てくるが、そんなに多くの傭兵がオーク化の呪いを受けたのだろうか?
彼らの生息地と照らし合わせると、【アモス】と同様の境遇なのかもしれない。
 
DQ6以降の作品は本編、外伝作品ともに一度も再登場していないが、いかんせんブタなのでDQにおける食材についての議論ではしばしば挙がる模様。食べても美味く無さそうだが…同じDQ6内では【オニオーン】【ダンスキャロット】がいることから、カレーや肉じゃがに認定されやすいようだ。
肝心のジャガイモ担当が見当たらないが……。

DQ6

主に【モンストル】周辺に生息し、【北の山】の外観にも出てくる。
特にモンストル周辺では異様な出現率を誇り、ほぼ2回に1回ぐらいのペースで遭遇することになる。
通常攻撃のほか、持っている武器を激しく振り回す【強化攻撃】を行う。ハイオークと違って痛恨は無く、バーサクオークのようにすてみを仕掛けることもないため、最下位種らしくだいぶおとなしいヤツである。
 
パワフルそうな見た目の割に攻撃力は81と平凡な数値で、少し前の【ムドーの城】に出る【カメレオンマン】【デビルアーマー】【ラリホーン】といった面々より低く、【ようじゅつし】と比べても大差ない。
なお、鉄球を使って攻撃してくるアクションやMEも妙にぬるりとしていて重量感がなく、その印象通りにダメージも軽い。
ついでに守備力も42と低い方で、耐性もかなりのザル。ザキ以外の攻撃呪文・ルカニ、マヌーサ、毒は素通りし、ラリホー、マヒ、休みは弱耐性(ザキと混乱は強耐性)ながらそこそこ刺さり、無効なのは実質【ニフラム】だけ(マホトラ・マホトーン、踊り封じも効かないがMPゼロのコイツには完全に無意味)。
難関のムドーの城をくぐり抜けたプレイヤーなら苦もなく倒せるはず。
しかも北の山にはカメレオンマンやラリホーンが引き続き出てくるし、モンストル地方の次に行くであろう【アークボルト】にはデビルアーマーが多数生息しているので相対的なショボさが目立つ。
メタなことを言えば、出現場所的に転職直後で無職のときよりも戦力ダウンしていることを加味した調整なのかもしれない。
弱いだけあって、ムドーの城に出る強敵連中よりも経験値は低い。
 
ちなみにドロップアイテムは【ちからのたね】。これを落とすモンスターの中では最弱級なので、ちからのたねが欲しいなら盗賊4人で狩人になろう。

リメイク版

アニメーションの変更に伴って立ち絵が若干変更され、SFCでは片足を上げて左の鉄球を高く掲げた躍動感あるポーズだったのが、両足をどっしりと地につけ、左右の鉄球を同じ高さに掲げているポーズに。なんとなく重量挙げ、あるいは某クイズ番組の「コロンビア」を思わせるポーズになってしまったのはご愛嬌。
待機中もアニメーションが存在するためか、【ユニコーン】系と【かくとうパンサー】系もポーズが変わっている。