概要
赤紫色のガス状モンスター。某あったカフェレストランではない。
色違いには【スモーク】と【ブラッドミスト】がいる。
見た目と煙(Smoke)の上位種ということから、噴出する煙を意味する“gust”が由来と思われる。
ちなみに、英語の“ghast”には「恐ろしいもの」という意味があり、ファンタジー作品においてアンデッドモンスター(所謂【ゴースト】)として登場することもある。
当辞典では扱ってないが、ドラゴンクエストバトルロード MOBILEにも出演。そのバトルロードMobileでは特別ご褒美カードにて大量に手に入った。
なお、【鳥山明】が最初に提出したイラストではドット絵で描かれている。
何でも「どうせゲーム中ではドット絵になるのだから、ならば初めからドット絵で描けば手間が省けるのでは」という配慮によるものだったそうで、同様にプレイヤーキャラクター3名のドット絵バージョンも提出している。
が、エニックススタッフからは「そういうのはウチでやる事なので、普通に描いてほしい」とリテイクを喰らったとのこと。なかなか贅沢な注文である。
DQ2
【デルコンダル】周辺や【海底の洞窟】などに出現する。
【ラリホー】や【マホトーン】、【マヌーサ】という、こちらの動きを制限する3大補助呪文を唱え、こちらを状態異常にしようとしてくる。
マヌーサは欠陥品であるものの、下位種と同様に守備力も高めで、海底の洞窟では恐怖の不思議な踊りトリオが跋扈する中に混じって出てくるので中々に厄介。攻撃呪文は効くので【バギ】や【ベギラマ】等で速やかに片付けよう。
ただし、集団で現れやすいためなのか、同時期のモンスターと比べて報酬は非常に低い。
【ブラッドハンド】と同様、全く稼げない敵である。下位種は金持ちだったのに…
落とすアイテムは【みかわしのふく】で逆に豪華。
リメイク版
マヌーサが大幅に強化されたものの【MP】がたったの5にされてしまった上に、FCでは無効だったマホトーンに大幅に弱くされてしまいかなり悲惨な事に。
「補助に特化した能力」「リメイクで弱体化」といった点が【ゴーゴンヘッド】とやけに似ている。
使用呪文を減らされなかっただけまだマシかもしれないが…。
小説版
海底の洞窟で王子2人に襲いかかった。
DQ11
下位種と共に30年ぶりに本編再登場を果たした。
【海】、【ソルティアナ海岸】、3DS版3Dモードの【ナプガーナ密林】西端部に出現するが、フィールドでは夜にしか出ない。2Dモードでは【名もなき地】(【メダチャット西の島】の東・平原部分、【北海の孤島】南)で時間帯に関係なく出現する。
【つめたいいき】を吐く他、ベホイムとマヌーサを唱える。
図鑑の説明によると「霧が原因で起こる遭難や海難事故の半数以上がガストの仕業」らしい。
PS4版等では【ウマ】で体当りして吹き飛ばすことができない。
落とすアイテムは【みかわしそう】と【みかわしのふく】。みかわしへのこだわりを感じるラインナップである。
DQ2の頃とは正反対に、同時期の他のモンスターと比べて報酬が非常に多く、同じ場所に出る上にこいつより強い【ドラゴスライム】の2倍以上の経験値を持つ。
初期から登場していながら強ver・邪verともに存在しない数少ないモンスターの一種。
世界に異変が起きた後は【グロッタ地下遺構】、過ぎ去りし時を求めた後の邪神復活後は【ゼーランダ山】の西部に出現する。
DQ11S
追加シナリオ【カミュと不思議な相棒】の舞台【魔軍のアジト】にも雑魚として出現する。
ライバルズ
第4弾カードパック「モンスターもりもり物語」にて、戦士専用レアカードとして登場。
3/2/4
パワフルバッジ:ゾンビ系の味方ユニットのHP+1
同弾の新システム、パワフルバッジを搭載したユニット。ゾンビの体力を上げることができる。
能力自体は悪くないのだが、戦士のゾンビデッキは突撃を付加する【黒騎士レオコーン】を切り札とした前半は玉砕、後半は突撃の猪突猛進型が多く、守りのこいつとはまるで噛み合っていない。
持久戦に強い魔剣士のユニットだったら或いは活躍できたのだろうが…
攻撃回数を稼ぐための【エビルスピリッツ】、二段構えのにおうだちを持つ【ファントムシャドウ】とはかなり好相性。
ダイの大冒険
魔影軍団に所属するモンスターとして登場。
【パプニカ】へ侵攻した【鬼岩城】から、【トベルーラ】で接近してきた魔法使いの【ポップ】対策として大量に出撃、空中戦を展開。
【ベギラマ】で迎撃するポップに対し、マホトーンを放ちながら物量作戦で迫るが、最終的には【フィンガー・フレア・ボムズ】によって一掃された。
2020年版アニメでは、第41話においてオリジナルの出番が追加。
【シャドー】に気を取られるパプニカ三賢者たちの背後に出現し不意打ちでマホトーンを食らわせ、その直後【レオナ】の【ギラ】で倒されている。
終盤の展開を踏まえると【アポロ】と【マリン】は【ルーラ】を使える可能性があるので、「大礼拝堂からルーラで逃げればいいのでは」と言うツッコミを回避するための追加シーンではないかと考えられる。
また鬼岩城内部にも何体かいて侵入した【ダイ】に襲いかかるも、一瞬で斬り伏せられた。
蒼天のソウラ
6巻で登場。表記は「霧霊」。
【ソウラ】が【冥王ネルゲル】の魔瘴の霧を媒介にエクステンション・ラインでモンスター化を試みたが失敗し、魔瘴の霧に一部混ざる自然物としての霧だけをガストにして魔瘴の霧から身を守る装備とした。
それだけではなく、呪文が使えないソウラに代わって幻惑呪文を唱えて【ジャング幽霊船長】に接近するための囮を作り、【死霊機兵テラーミスト】攻略を支えた。