【キラーエイプ】

Last-modified: 2024-04-14 (日) 04:20:50

概要

DQにやたらと多いサル系モンスターの1種。
【あばれザル】【コング】の色違いで紫色をしている(一部作品ではピンクに近い薄紫色の場合もある)。
本編では大して活躍がなかった割に、同種の中ではなぜかコイツだけモンスターズにはシリーズ初期の頃からしょっちゅうお呼びがかかる。
 
名前を直訳すると「殺人猿」。
ただエイプとは類人猿(ヒトに近いサルとされ、尾が短い・またはほとんどない種を指す。主にゴリラ、オランウータン、チンパンジー、テナガザルが知られている)のことを指すが、コイツは尾が長い。
後に同じ間違い(?)をDQ7の【ハングドエイプ】【エイプバット】で繰り返していたりする。
一応この系列はゴリラのモンスターらしいので、そういう意味では一概に間違いではないのだが。
元ネタは人類の進化に関する仮説の一つ、「キラーエイプ仮説」だろうか。
もっともキラー+○○なんて名前は掃いて捨てるほど存在するため、キラーエイプ仮説は関係なく、単純にソッチの線で命名された可能性も十分あるが。

DQ3

主に【ダーマ神殿】周辺に出現。
GBC版の【公式ガイドブック】によると「凶暴な魔界のゴリラ」なんだとか。…魔界ってどこだ?
 
ダーマ地方では頭一つ抜けた攻撃力75を誇るが、【痛恨の一撃】を出すわけでもないので危険性は低い。
同じ地域には【メダパニ】を唱える【げんじゅつし】【ギラ】を連発する【マッドオックス】など、よっぽど厄介な連中がたむろしているためこれらから先に倒すべき。
それでいて、経験値は170(4人パーティーで3匹倒せばなら127)で、同地域では【メタルスライム】【ごうけつぐま】に次いで高い。
メタルスライムは倒しづらく、ごうけつ熊はレアな上に単体でしか出ないので、実質的にコイツが一番効率的に経験値を稼げる。
たまに同種の仲間を呼ぶのだが弱い敵がいくら増えようと苦戦はしないだろう。
 
あばれザルの上位種のはずだがHPがなぜかあばれザルよりも低く、さらに下位種には耐性があった【ヒャド系】が100%通るため、そのHPの低さと相まって【ヒャダルコ】で確実に倒せてしまう。
と言ってもダーマ神殿に初めて到着するころにはまだ覚えていない可能性が高いだろうが…。
あばれザルと違って炎系には弱耐性を持つので当たらないこともあるが、【ベギラマ】で焼き払ってもいい。当たれば大体一発で倒せる。
出現時の初期HP次第では【ヒャド】一発で死ぬことすらある。
もっとも、ここまで来たようなパーティであれば通常攻撃だけで十分だが。
下位種は結構しぶとかったのに対してコイツはかなりの虚弱体質といえる。
下位種は強敵なのに上位種は弱いという意味で、DQ2で強敵だった【マンドリル】の上位種である【バブーン】と立ち位置が似ている。仮に下位種のあばれザルとまともに殴り合っても負ける可能性すら充分にある。
「猿」である点も同じ。体毛は紫色で【ヒババンゴ】寄りだが。
 
その無害さと場所柄から転職直後のLv1キャラの育成用には格好の鴨で、目にする機会は割と多く、そういった意味ではなじみ深い。
上述の通り経験値も周りの強敵連中よりも高く、更に仲間を呼ぶこともあってかなり美味しい敵である。
なお、コイツ3匹グループはマッドオックスや幻術師と組むことはなく、組む可能性があるのはメタルスライムだけである。地味にありがたい。
リメイク版では報酬が地味に10G増えてさらに旨味が増した。
 
ちなみに打撃一辺倒のモンスターであるにもかかわらず、なぜかMPを持っている。
FC版のDQ3には他にも【やまたのおろち】【デスフラッター】等、呪文を唱えないのになぜかMPを持っているというモンスターが何匹か登場している。
もしかすると開発段階ではなにがしかの呪文を使う予定であったが諸般の事情で没となり、その際ステータスだけは修正されなかったのかもしれない。
【ちきゅうのへそ】にも出現するので賢者あたりで攻略しているのなら【マホトラ】でMP補給源に…と言いたいところだが、耐性自体は高く滅多に奪えない。
よしんば奪えたところで僅か6なので、わざわざ生き永らえさせたうえで延々マホトラをかけ続けるような価値はないだろう。
地球のへそで供給源とするならマホトラ耐性が低い【ハンターフライ】【マミー】の方がいい。
 
落とすアイテムは【キメラのつばさ】
下位種が落とす【ちからのたね】、上位種が落とす【いのちのきのみ】に比べるとショボすぎる。
もっとも上述の通りヘッポコな割に経験値が多めというだけでもおいしいので、これ以上文句を言うのはやめておこう。
 
FC版の公式ガイドブックでも
「力で押してくる単細胞なゴリラである。ひんぱんに仲間を呼ぶが、生命力が低いので倒しやすい敵だ」
と公式にヘッポコ扱いされている有様。

リメイク版

攻撃力が80に上昇したが低いHPはそのままだった。下位種は更にしぶとくなったと言うのに…。
格闘場では【さつじんき】【ガルーダ】と戦う。2体で殴ればガルーダすら瀕死に追い込めるが、サシならさつじんきより弱いし、やはり体力の低さがネックなためあまり生き残れない。
下位種は高確率で勝ち残れると言うのに…。
弱耐性ではあるがベギラマをたまに無力化でき、極端に弱くもない割には(よく見るとステータス面ではさつじんきとは微差程度)6倍のリターンが得られるので大穴としては十分あり。

ゲームブック版

例の人さらいの一件を解決してバハラタに戻る際3体で出現したが、【カンダタ】にまとめて瞬殺された。

DQM

獣系として1から登場。
どちらかといえばマイナーな彼が、何故DQ界の数多いサル型モンスターを代表してモンスターズに出演したのかは不明。存在をアピールさせたかったのだろうか?
 
1では【図書館のとびら】【格闘場右のとびら】に出現。
特技は【もろばぎり】【なかまをよぶ】(PS版では【みかわしきゃく】)、【あしばらい】(PS版では【おつかい】)。
獣系×【デッドペッカー】【アルミラージ】×ドラゴン系で誕生するが、同じくらいの手間でキラーマシンを作れるため戦闘要員としての価値は薄い。
主に二体配合で【パオーム】を生み出すために作ることになるだろう。 ちなみにパオーム同士の配合で【キングレオ】になるため、【お見合い】をすればキラーエイプ2体でキングレオが誕生する。
何気に【ギガスラッシュ】に完全耐性を持っており、【ねむりのとびら】【エスターク】に優位に立つことができ、DQM2でもメダパニさえ何とかすれば【ドーク】を完封できたりする。
 
モンスターズ+ではほしふりの大会優勝時のテリーのメンバーの一匹。因みに♀。

キャラバンハート

キャラバンハートでも続投。動物系。
ムーンブルク地方全域、つまり2で【マンドリル】が出現した辺りの地上にまんべんなく出現する。
マンドリル程とは言わないがなかなかの強敵。
 
通常攻撃オンリーではあるが攻撃力が高く、【ローラの門】通過直後ではスクルトが無いと厳しいだろう。
あまり確率は高くないが痛恨の一撃まで放つ。
高確率で【オパビー】と組んで出現するが、この相方はスクルト一回で沈黙するので放置してかまわない。
ドラゴンの角辺りになるといい加減弱くなってくる。この猿を余裕で倒せるとは強くなったなぁ、と自軍の成長のバロメーターになるモンスター……ってやっぱりマンドリルじゃないか。
 
【フィールドイベント】で落とし穴を掘ったり人語を解したりしている辺りこちらでは知能はなかなか高そうだ。

ジョーカー2プロ

自然系のランクCとして登場。やたらと筋肉質になっている。
密林クリア後に出現するが、密林をクリアした時点のパーティではスカウトが結構難しい。
特性は【れんぞく】(3回)と【魔神攻撃】を併せ持つ、攻撃力に優れたナイスなゴリラだ。
また、【いきなりテンション】の特性も持ち、とにかく相手を殴ってダメージを与えるタイプ。
特性を生かして、C~Aランク戦で【メタルカイザー】を殴り倒す姿がよく見られた。
しかし、自然系ゆえにマインドに弱いのがネックである。
最強化すると【ベタン系のコツ】を得る。MPは低いが、ベタン属性の特技を使いやすくなる。
所持スキルは【サムライ】
ゾンビ系と配合すると、猿つながりで【コングヘッド】が誕生する。

テリワン3D

ランクをDに落としたが、【魔獣系】に転向することでマインド弱点を克服し、逆に耐性を得た。
特性はDQMJ2Pの時と変わらない。
しかし、【赤い霧】の登場により、斬撃無効な中でも【メタル系】を殴れる【魔神攻撃】の価値が上昇。
スキルで【ギガキラー】を、【究極配合】【こうどう はやい】を身につけ攻撃力を高めることで、いきなりテンション、【もろばぎり】と合わせて3枠モンスターを先制して叩き潰すことも可能になった。
重戦車型の【おにこんぼう】とは違った働きを見せてくれるだろう。

イルルカ

【水の世界】の海岸や小島などをうろついている。その辺に生えてる椰子の木の実でも狙っているのだろうか?
キラーエイプ同士が出会うとドラミングして威嚇する姿が見られる。
野生の個体はメガボディでタフなパワーがあるうえに【れんぞく】【魔神攻撃】【会心の一撃】を連打してくる恐怖のモンスター。
しかもこれが平気で複数体並んでくるので簡単にPTを半壊にさせてくる。
スカウトさせるつもりなどでないのなら出来れば近づかない方が無難である。
 
シナリオでは【砂漠の世界】のサーカスイベントに登場。イルorルカの出し物に出演し、玉乗りを披露する。
しかし残念ながら仲間にはなってくれない。
 
【新生配合】【ヒートアップ】【メガボディ】化で【AI1~3回行動】【ギガボディ】化で【暴走機関】を獲得し、
テンションを上げつつ強烈な反撃を叩き込むカウンターファイターへと変貌を遂げた。
いきなりテンション+暴走機関+ヒートアップでスーパーハイテンションになったお猿様を止められる敵はそうそう居ないだろう。
 
コングヘッドを産み出す役目は「ヘッド」繋がりの【オーガヘッド】に譲ってしまったが、【ポンポコあにき】との配合で【ヒヒュルデの使い】になる点に変化はない。

星ドラ

マホラッド大陸 降魔の宮殿 1階のボスなどで登場。
【ぶんまわし】などを使用してくる。

ライバルズ

第4弾カードパック「モンスターもりもり物語」にて実装。武闘家専用のレア。

4/4/4
パワフルバッジ:スライム系の味方ユニットの攻撃力+1

数で押すスライムだけにその効果は数値以上の結果を生む。【もりもりスライム】【ベスキング】等で大量展開するとバリューが高い。
当たり前だがこいつはスライム系ではないため、【エンゼルスライム】とはアンチシナジーとなるため、採用するのであれば使い所に気をつけよう。