【キラーバット】

Last-modified: 2023-04-17 (月) 22:18:59

概要

DQ6に登場するモンスター。
【ベビーゴイル】【ダークゴイル】の上位種にあたる。
群れをなして厄災をもたらす、金色の小悪魔。
にも関わらず名前がひたすら地味で、直訳で「殺し屋コウモリ」と、悪魔を表す単語すらない。
こいつのデーモン版だと思われるモンスターに【キラーデーモン】がいるので、重複を避けるためにこの名前にしたのかもしれない。
 
ちなみに、DQ7でもこの系統は続投したものの、キラーバットはダークゴイル共々欠席している。
代わりに【スモールデッド】が系統最上位の座に就いたが、なぜかこちらも妙に弱い。

DQ6

HP250、MP20、攻撃力157、守備力90、素早さ120、経験値250、所持金52G。
リメイク版はHP200、経験値300、所持金62G。
 
【湖の穴】の地下洞窟と、スライム格闘場にのみ出現する。
通常攻撃の他に【メラミ】を唱え、時々同種の仲間を呼ぶ。また、逃げ出すこともある。
序盤~中盤でこそ猛威を振るうメラミも、この時点ではさほど脅威ではない。
ステータスもそれほど突出して秀でているものがあるわけでもない。
個性的な特徴と言えば、最後尾に居るキャラクターを皆で【集中攻撃】する性質を持ってはいるのだが、攻撃力もそれで苦戦するほど高くないのが現実。
下位種同様に【浮遊系】であるため、【とびひざげり】が有効ではあるが、一応確率は低いながらも物理攻撃をかわすことがあり、更に仲間を呼ぶので、かわされない範囲攻撃呪文や特技でまとめて片付けてしまったほうが面倒がないと思われる。
落とすアイテムがここにきて【ただのぬのきれ】とほぼゴミ同然の物という有様で、しかも落とす確率は1/128と低い。
 
ちなみに、下位種のダークゴイルが唱える呪文はメラミとイオ。下位種と使う呪文が変わらないどころか、レパートリーが減ってしまっている。
せめてメラゾーマを使えればそれなりに厄介だっただろうに。
おまけにダメージ系属性への耐性もダークゴイルより低く、ギラ系に弱耐性がある以外は全て素通しのため、脆い。
 
また、【スライム格闘場】でもGランク・エキスパートクラスの2回戦で、キラーバット×1・【ヘルジャッカル】×1・キラーバット×1で登場。
だが、Gランクの1回戦といえば、地獄のカルテットとして知られる【メガボーグ】【メガザルロック】【キラーマシン2】【じごくのたまねぎ】のメンツ。
明らかに1回戦よりも弱い……のだが、その1回戦に備えて守備力重視の装備で挑むと、メラミ連発やヘルジャッカルのこおりのいきで返り討ちにされることもある。装備品は守備力と耐性のバランスをよく考えよう。
ちなみに仲間を呼ぶので、全体攻撃する手段がないと戦闘が長引くこともある。というか援軍はアリなのか……?
さらにSFC版では逃走することもあった。色々とやりたい放題である。
 
上記の通り一度通り過ぎれば再び行く理由がない湖の穴と、クリアに必要のないスライム格闘場にしか登場しないため、系統最上位種ではあるものの、印象に残っていないプレイヤーは多いと思われる影の薄いモンスターでもある。
特にSFC版では一度も出会わずにダンジョンを突破してしまえば、存在にすら気付かない人もいるだろう。
スライム格闘場を利用するならば話は別で、リメイク版では洞窟内で一度でも出遭っていれば【モンスターずかん】に載るのだが。
同ダンジョンには【エビルワンド】【ラストテンツク】【ブチュチュンパ】といった、厄介かつ個性的なモンスターが多く出現するのも、コイツの影の薄さに拍車をかけていると言えるだろう。
 
こいつも含め、DQ6では【スケアリードッグ】【ウィングデビル】【ダークサタン】等、下位種が強いインパクトを残しているのに対し、上位種になるほど存在感が希薄になっていくモンスターが多い。
DQ6では序盤~中盤に同じ敵がやたら出てくる(【ストーンビースト】【サイレス】など)分、終盤は生息範囲の狭い敵が多くなる点や、戦闘回数を重ねると飛躍的に戦力が上がる職業システムなどのアオリを受けた形である。