【クインゾルマ】

Last-modified: 2018-08-19 (日) 11:44:56

ロトの紋章~紋章を継ぐ者達へ~

【ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章 ~紋章を継ぐ者達へ~】で起きた事件の黒幕と言える女性。
 
かつて勇者【オルテガ】と初代賢王により、体を磔にされバハラタの地に封印されていたが、人間の生み出した大量破壊兵器・魔剋爆弾の実験の影響で意識が覚醒。
精神体のみの状態でありながら、【ラーミア】の卵を空間のはざまに産み落とさせ、さらにラーミアを唆して“失われし日”を引き起すなどの暗躍を行った。
 
ラーミアや【アニス】だけではなく【守護の龍】?【ハロルド】にまで母と呼ばれているが、その素性には謎が多い。
100年以上前から「神器」と呼ばれるものを求めていた事が判明している。
表面上はアニスやラーミアに対し慈悲深く接しているが、その本質は邪悪そのものであり、2人は所詮自身の目的を果たすための道具としか見ていない。
力を取り戻し自身の野望を成就する為にラーミアとアニスを利用し、世界に散らばる6つのオーブを集めさせていた。
 
のちに腹心のグードの言葉から、その正体は【ドラゴンクエストIII そして伝説へ…】ラスボスである【ゾーマ】の妃にあたる人物であったことが明かされた。
元々は寄る辺なき魂としてさまよっていたが、ゾーマに見いだされて正室として迎えられ、同時に魔族として生まれ変わったという。
本来ゾーマが世界を闇に包んだ後、彼女が望む世界に創り変えることを任されていた。しかし目的を果たす前に彼女はオルテガ達の想定外の活躍によって封印されてしまい、その後ゾーマも息子である勇者アレルに倒されることとなった。
 
ラーミアの卵を侵食し、本来ラーミアが持つはずだった能力を奪うと同時に、オーブが揃って孵化すれば自分も復活できるように画策していた。
 
後にアニスは正気を取り戻し彼女に反旗を翻すが、一歩早く最後のオーブを掠め取り、肉体を取り戻しゾーマの遺骸も取り込んで復活を果たした。
ラーミアの力だけでなく【世界樹】をも利用し、世界中の魔物や人間の遺体を取り込んで新たな魔物として産みなおし、攻撃を開始した。
さらには魔石融合炉も取り込んでいるため、こうして産みなおされた魔物たちは【闇の衣】をノーリスクで身に纏っている。
 
【獣王グノン】とその軍団・【冥王ゴルゴナ】を復活させ、アリアハンに派兵して人類の連合国との決戦に突入する。
前半は数の暴力で優位に立つが、チルチルとミチルの【メガンテ】によって前線部隊が壊滅、時を同じくして三神器の守人であるヤルバー族が本来の使命を思い出し、その存在を精霊世界に還す事でアロスたち神器の共鳴者の能力が爆発的に向上する。
そこから逆転を許した上に、連合国による世界樹への魔克爆弾投下によって、世界樹ごと攻撃されて敗北し、地上から姿を消した。
 
……しかし、あくまで撤退したに過ぎず、実際にはかつて竜の女王の城で空城となっていたローラン城を拠点としていたことが判明。厄介なことに、かつてゴルゴナと合体していた冥王とも協力関係にあり、味方につけて不死の部隊を率いている。
そこでゾーマを生むために必要な怨憎の念を集めるため、本体から一時的に分離し、充電期間に入る。そしてさらなる怨嗟を集めるために、バラモスフレア・バラモスブリザードの二体の魔王【バラモス】を生み出し、冥王に操らせながらカーメン城に差し向けて親世代たちとぶつける。