【クラーゴン】

Last-modified: 2021-03-29 (月) 07:07:28

概要

外套膜が紫で、その差し色及び頭や腕がオレンジなオオイカ族のモンスター。
名前の由来が北ヨーロッパの伝説の海の怪物「クラーケン」からなのは間違いないが、そのクラーケンは巨大なイカという姿以外にもタコやクラゲ、ドラゴン、果てはエビか三葉虫のような虫など実に様々な姿で描かれる。まあアンコウのクセにピラニアを名乗るモンスターや、サソリのクセにザリガニと名乗るモンスターがいるこのシリーズでは細かいことだが。
 
色違いに【だいおうイカ】【テンタクルス】【海冥主メイヴ】【イレイザーGe50】が、亜種のボスモンスターに【オセアーノン】がいる他【マ素】に汚染され凶悪な姿になった【凶だいおうイカ】【凶クラーゴン】というものも。
 
なお我らがドラクエにおいて史上初、そしてFC版のDQで唯一の最大【3回攻撃】を行うという快挙を達成したモンスターはこのクラーゴン。それでいて【ボス級モンスター】ではないのだからかえって恐ろしい。

DQ3

【アレフガルド】の海全域に生息する生きた災害。
(最大)450のHPはFC版の【バラモスブロス】に匹敵する高さで、【勇者】の切り札である最強の攻撃呪文【ギガデイン】にも2度は耐える。攻撃力も150とあの【サラマンダー】に並び、何より1~3回攻撃&【痛恨の一撃】&最大3匹出てくるという暴力を兼ね備えた強敵。
痛恨の確率はかなり低いが【制限行動】ではないので自重してくれず、手数が多いぶん痛恨をもらう可能性が増す。そうでなくとも高い攻撃力から繰り出される3~9回攻撃という猛攻はアレフガルドの海の脅威として多くのプレイヤーに恐れられた。
中でも用心すべきは【すごろく場】で、ここで3体現れたら本当に気をつけること。運が悪いと痛恨なり手数の暴力なりでHPが500あっても押し切られかねない。
 
しかし防御面はお留守で、守備力がたった10しかない上にほとんどの攻撃呪文が素通りするおかげで攻め手には困らない。
なぜか本作のこの系統は上位種ほど守備力が下がっていき、だいおうイカが40なのに対してテンタクルスは15、そしてコイツの10となる。加えて攻撃呪文の耐性も、クラーゴンより下位種どもの方が高い。
 
HPにはある程度バラツキがあるため、運良くHPの低い個体orギガデインのダメージが高い数値で出ればこれ2発で倒せることもあるし、いくらHPが高かろうが【ザキ系】で仕留めてしまえば関係ない。あつらえ向きにこの系統は全員ザキ系に弱いので、いっそ【ザラキ】で一掃してしまおう。
ザラキを覚えていないなら、ラリホーが効きやすいので眠らせるのも手。ラリホー作戦なら寝かせたあと戦士にバイキルトをかければなんとかなる。
もっとも、これら抜きで真っ向から殴り合いをやろうものなら苦戦は免れないだろうが……。
 
なおこちらが十分に強ければ逃げ出すこともある。こっちが逃げたくなるような強敵が逆に恐れをなして逃げていくサマを見れば優越感を味わえる……というより、【いのちのきのみ】を落とすのでちょっぴり損した気分になるかも(確率は1/128とかなり低いが)。
 
FC版の【格闘場】では、その体力や攻撃性能をもって【ボストロール】【だいまじん】とも互角以上の熱戦を繰り広げる一方、【まおうのかげ】にはザキで瞬殺されることも。対戦相手との相性が明確なモンスターである。

小説版

大幹部である【ゾーマ八魔将】の1体。
魔将の中では最後まで生き残り、【ゾーマの城】の地底湖で待ち受けていたが、パーティとは別働隊である武闘家カーンと【カンダタ】に倒される。

DQ8

やはり海に出現。出現エリアは海域D・E(外海部とその四隅の外れ)に分布し、特に海域Dの普通の外海部で頻繁に出る。
今作では完全2回攻撃で痛恨も無くなったほか、相変わらずザキ系呪文に弱く、眠り耐性も無いのでセットで使っておくと危険度が下がる。グループ別や大王イカとセットで出て来た場合にも有効だ。
そしてこちらが強ければ逃げる場合もあるのもDQ3と共通である。
 
しかし最大HPは502とかなり高く、打撃や攻撃呪文だけではなかなか倒せない。
さらに174というこの段階では場違いの攻撃力で2回攻撃をしてくるので、対抗手段が無ければ逃げるのが無難。船入手直後からでも挑めるが、よほど自信のあるプレイヤー以外はやめた方が良い。

【ガルーダ】らと同じく、見事に【ラーミア】(レティス)登場作品と被っているのは偶然だろうか。
 
落とすアイテムは通常枠が【やくそう】(1/8)と貧弱だが、レア枠が【まんげつのリング】(1/256)と中々豪華。
尤も、通常枠とレア枠のドロップ率差が全モンスター中最大なので、【討伐モンスターリスト】の完全コンプの高い壁として立ちはだかる。
 
なお大王イカと【だいおうキッズ】【オセアーノン】【プチアーノン】と違い、こいつの幼生にあたるモンスターは存在しない(ただし後の作品ではオセアーノンが登場せずこいつとプチアーノンが共演しているので、こいつの幼生がプチアーノンとも捉えられる)。

DQ10

Ver.5.0より【魔界】の海辺に登場。
ステータスはテンタクルスより上だが、特技の使用頻度が低いため相対的に弱く感じる。
詳しくはこちらを参照。

DQ11

今作はオセアーノンと同等の巨体となって登場し初見のプレイヤーを驚かせた。
 
最初に現れるのは【ダーハルーネの町】で、【ホメロス】に操られ主人公たちを沈めようとするが町長の船団に阻止される。「プギシャー」と鳴く。この時は戦闘がない。
少しストーリーが進むと【ナギムナー村】の沖で、漁を妨害していたところを主人公たちが退治するボスバトルがある。異変前に出現する個体はこいつだけなので、同一個体と思われる。
 
世界に異変が起きた後は普通にザコモンスターとして外海でエンカウントする。能力値は【ボス級モンスター】時と異なり、両足のステータスも異なる。
早期に登場する都合か本作ではテンタクルスの下位種となっているが、存在感は間違い無くこちらが上。
 
恐れられている魔物ではあるが食材にもなるらしく、クエストの【レッツ! 豊漁祈願】では【れんけい技】【爆炎斬り】で仕留めて【巨大ゲソスルメ】を入手することになる。
ちなみに現実の【ルイーダの酒場】のメニューとして爆炎斬りで焼いたクラーゴンのゲソ焼きというものが宣伝されていた。

戦闘能力

戦闘では2本の(3DS版2Dモードでは【だいおうキッズ】2体、異変後のザコ個体は【キングマーマン】2体)と登場。
行動パターンは通常攻撃に【ばくれつけん】【こおりのいき】【あまいいき】、さらに船を揺らして全員にダメージを与えると同時に転倒させてくる。
また、足が倒されると【自己再生】で足を復帰させる。
3DS版では【なかまをよぶ】。どうみても自身の一部なのに召喚を行う様子はなんだかシュール。
足も通常攻撃や【なぎはらい】で攻撃してくる他、身代わりで本体をかばうので倒すのに時間がかかる。
なお【デスタムーア】【ヘルバオム】と異なり、本体を倒せば足も一緒に倒れる(3DS版2Dモードの場合、だいおうキッズは次のターンで逃げ出す)。
眠りや幻惑、混乱が有効で、3DS版2Dモード以外では本体に状態異常が掛かると足にも掛かる為、大きな弱体化が狙える。特に幻惑や混乱は持続時間も長いため、効けばかなり有利に戦える。
また自己再生はMPを消費し、そのMPは有限なためそのうち手切れになる。
ボスとして登場した時は【大砲ばあさん】から大砲を借りると戦闘開始前にイベントが追加され、混乱に加え攻撃力と守備力を1段階下げた状態で戦闘を始める事ができる。
前述の通り3DS版2Dモードでは大砲を使ってもだいおうキッズが混乱しない(というかだいおうキッズには行動不能系の状態異常が一切通用しない)ので、だいおうキッズへの対策をしないと大砲を使っても手こずる羽目になる。
【ベロニカ】【マホトラ】を覚えるまでレベルを上げ、MPを涸渇させて仲間を呼べなくする戦法がお薦め(杖での通常攻撃だと庇われてしまい安定しない上、せっかく大砲を使っても混乱が解けてしまう)。また、【マルティナ】【必中拳】は、かばうを貫通して本体を攻撃出来る。
さすがにボスの個体はザキ系が無効だが、ナンバリングのイカとしては非常に珍しい。
また、この系統のモンスターの通常攻撃は何故か【カウンター】できない仕様になっている。
 
ちなみにバグか仕様かは不明だが、この系統のモンスターを毒状態にすると何ターン経っても自然治癒しない。これは両足も同様。

邪ver

過ぎ去りし時を求めた後に出現。
【バンデルフォン地方・東の島】の周辺やナギムナー村から【南西の孤島】にかけての海上に出現。
全体的にステータスが強化されている他、3DS版の2Dモードで足の代わりに出てくるお供が【マーマン・邪】に変更されている。ドロップ等に変化はない。
しかし、悲しいことにテンタクルスを上回る強さを得られなかった。
両足に当たる部位の戦闘能力は最も強いが、この時期になれば【イオグランデ】や各種勇者専用剣技などの優秀な全体攻撃によって両足など容易く瞬殺出来るためあまり意味はない。
ただし、ボスだった時の名残か行動パターンは最も豊富で【かがやくいき】も吐いてくるため油断は禁物。

DQMJ3・DQMJ3P

自然系Aランクとして登場。スキルは【氷海の力】
ブレイクモンスターに【凶クラーゴン】が存在している。
特性は【メガボディ】【こうどう おそい】【水ブレイク】【AI2回行動】
+25で【まれにまもりの霧】、+50で【ときどきリバース】、+100で【かしこさギャンブル】
【ギガボディ】化で【スカウト%アップS】【超ギガボディ】化で【いてつくはどう(特性)】を習得。
プロフェッショナル版からおける合体特技は【地獄落とし】で合体特性は、【マテリアルキラー】
また、固定特性は【目くらまし】になった。

余談

【鳥山明 ドラゴンクエスト イラストレーションズ】掲載の原画(当初はDQ2に登場するモンスターとして描かれた)には手書きで「クラーケン」と記されているが、FC版3ではカタカナの「ケ」が使えない。
なので怪獣やモンスターによくある「~ゴン」で代用したと思われるものの、FC版3当時まだ記憶に新しかった漫画「怪物くん」には「グラゴン」というモンスターがおり、そちらを元ネタにした可能性もある。
グラゴンは三角形の頭に多数の触手が生えたクラゲの怪物で、しかも気性の荒い暴れん坊ときており、クラーゴンのイメージにもよく合っていた。
伝説獣の知識が無い当時の子供は、そちらのほうを元ネタだと思っていたのではなかろうか。