【クレージュ】

Last-modified: 2022-04-23 (土) 16:44:37

DQ7

中盤に訪れる村。【クレージュ地方】の中心で、【神木】のすぐ近くにある。
過去・現代両方に存在する。
英語版での地名はPS版Krage、3DS版Grõndal。

過去

近所の【旅の宿屋】からは「井戸水がとても美味しい素朴な村」という評価が聞けるが、村の北にある神木に近づくものには祟りがあるとされ人を遠ざけている。また、過去に来た直後では「今のあの村に行くのはやめろ」と忠告されてしまう。
その根元には【神木の少女】と呼ばれる不思議な少女が住んでいるのだが……。
 
最初に来たときには、どういうわけか町の人々はどいつもこいつも自分が魔王だと思い込んでいる。話しかける人はみな魔王を自称して偉そうな口を叩くので、腹が立ったプレイヤーもいれば爆笑したプレイヤーもいるだろう。
ネット上ではこの有様が「中二病寒村」などと呼ばれる始末である。今の時代なら「村人全員厨二病」の一言で済むが、厨二病という概念そのものがまだ浸透していたか怪しい時代によくこのようなシナリオを思いついたもので、マリベルのツンデレといいこの作品は色々と時代を先取りしている。
なんでも「神木を傷つけようとしたタタリで井戸から煙が出てこうなった」とのこと。
とはいえ、自分が魔王だと信じこんで【ベギラゴン】【メラゾーマ】【イオナズン】を唱えようとする村人の姿はなかなか憐れである。それにしても今作の魔王はベギラゴンは使わない筈なのだが……。
なおこの時点では村人全員がおかしくなっているので宿屋などの施設は利用できない(セーブは可能)ので、面倒だが【旅の宿屋】を利用しよう。
ちなみに教会ではシスターは既に正気を失っており、神父はまだ正気だったが、会話の途中で神への信仰心を捨ててしまう。
 
実はすべて魔王の手先である【あやしい男】が仕組んだこと。

  1. 村唯一の井戸に毒を撒き、井戸の水を飲んだ人々に自分は魔王だと思い込ませる呪いをかける。
  2. 人間に化けて、「本当の魔王なら神木を伐り倒してもタタリに遭わないハズだ、神木を切り倒せる者が本物の魔王だ」と煽る。
  3. 自分こそが本物の魔王だと思い込んでいる村人が神木を伐る。万々歳!

 
なんでこんな回りくどいことを、と誰しもが思うだろうが、それもそのはず。
まだ若木ではあるものの神木は極めて強い浄化の力を宿しており、魔物だとその朝露に触れただけで火傷をするほど。
これでは木を切り倒すなどできようはずもないので、村人をどうにか煽って仕向けるしかないのだ。
 
そんなわけで切り倒されそうになる神木を守るため、神木の少女の頼みを受けて奔走する主人公たち。
万病に効くという【神木の朝つゆ】を飲ませれば治るのでは、と言われた通りに村人に話しかけて道具として使って直接飲ませようとすると拒絶されてしまい、結局飲ませることはできない。ちなみに、拒絶する際のセリフは一人一人異なる。唯一日頃から朝つゆを利用していて影響の少なかった村長だけは飲んでくれるので、飲ませた後どうやって村人にこれを飲ませるか対策を練ることになる。
村唯一の水源を呪いに利用されているならそこを浄化すればいいじゃない、ということで神木の朝つゆを井戸に撒くことを提案されるが、それを見た【あやしい男】は当然それを阻止、すかさず主人公たちが井戸に毒をまこうとしていると喧伝、井戸の周りは村人でびっしりと囲まれ、井戸に近づけなくなってしまう。
さっきまで争っていたくせにこういうときだけ無駄に団結力を発揮しないでほしいものだが、村人は魔王云々以前にこの「うまい水」の虜になっているので、そのうまい水がダメにされそうとあらば何でもするのだろう。
 
村の井戸に直接朝つゆを撒くことができなくなったため、もっと深い所から浄化するために仕方なく【神木の根っこ】から井戸の地下へ入り、毒をばらまいていた【いどまねき】を叩きのめし、朝つゆを撒いて井戸を浄化。
村人たちを正気に戻された挙句、朝つゆを飲んで大火傷した怪しい男は破れかぶれで正体を表し、【ウルフデビル】として襲いかかってくる。
 
ウルフデビルを撃破し、村長の家に一泊した後は、畑にいる男からリートルード地方用の【ふしぎな石版赤】が貰える。
また、元々クレージュに伝わっていた神木にまつわる祟り自体がウソであったこと(実際は神木の少女自身が神木を守るために流したデマだが、それが仇となった)、そして神木の力によって村が救われたこともあって、これからは村一同で神木を守るようになる。
 
なお後日談として、正気を取り戻した後の教会では、神父が魔王の策のせいとはいえ信仰心を捨ててしまったことを激しく悔いて、己を見直すために村を出て行ってしまっており、シスター一人で教会を維持しなければならないことに困惑している。
現代ではこのままシスターは立派に教会を切り盛りし、後に帰還した神父と再会したことが美談として伝わることになる。

現代

現代では、元より大木だった神木は巨樹へと成長、【世界樹】と呼ばれるようになっている。
村も過去から大きく姿を変えて町となっているため【マリベル】は一瞬わからなかったようだが、【ガボ】は町の水の匂いですぐにクレージュとわかったようだ。
まぁ数百年単位の時を経て、全く姿が変わらないほうがおかしいのだが。
過去に起きた事件を教訓として井戸を複数掘っており、町といえるくらい発展して、網の目のように水路が引かれている。井戸を増やしても水源が同じだと意味がないのだがそんなにたくさん水源があったのだろうか?
しかし、町人のお婆さんが若い頃には井戸端会議をしていたとのことなので、水路が張り巡らされたのは事件から相当後のことだと窺える。
そうなるとほんの50年ほど前まで、結局長年無対策だったわけだが何らかの事情があったのだろうか?
きっと世界樹が成長して、世界樹を売りにした町として資金に余裕ができたとかそういうことなのだろう、多分。
また、その世界樹から採取した【せかいじゅのしずく】の店もできており、常に混雑している。
なお、せかいじゅのしずくは1度に1つしか買えないが、PS版では【わたす】を利用して大量に買える裏技がある。
ちなみにこの店はパーティに死人がいると入店を断られる。
異変後、この町の周り(海面すれすれの場所は除く)はスライム系ばかりが出現するようになる。やはりスライムもきれいな水のあるところを好むのだろうか。あるいは邪悪な魔物は世界樹の力で近づけないからか。たまに【メタルキング】も出る。
スライムを倒しても熟練度が上がるうえ、メタル系スライムとゴールデンスライムがわんさか出るので、異変後は稼ぎポイントとして活用可能。
ただし、メタルが多いということは逆にいうと一戦あたりの時間がかかりやすいということでもあるので、実は熟練度稼ぎとしての効率はイマイチ。経験値とゴールド稼ぎがメインになるだろう。
 
町内の北東には【ブルジオ】の別荘があり、この地下でリートルード地方用のふしぎな石版赤が1枚手に入る。
また【メルビン】を復活させるイベントでもこの別荘を訪れる必要がある。このとき、PS版(初期版で確認)では他の使用人のセリフは「ブルジオに会えた。」という旨のものに変わるが、屋敷前の庭師だけは一度もブルジオに会ったことがないと言う。ブルジオを連れていても変わらない。これはリメイク(スマホ版)でも変化していないため、ミスなどではなく仕様だと思われる。恐らく、顔を見たことがないせいでブルジオのことを屋敷の主だと認識していないだけだろう。
なお別荘の地下にいる【メイド】に話しかけると、人違いで倉庫の片付けを依頼されるプチイベントが発生する。
空きビンを片付けろとのことで、PS版では倉庫内の空きビンをひたすら持ち上げて投げ捨てることになる。
3DS版では空きビンを持ち上げられないので全て壺になったが、メイドの依頼は空きビンのまま変わっていない。
作業後にメイドからお礼で50G貰える。
 
非常にどうでもいいが、PS版での町長の家の樽は、割ると壺が割れたときの音がするバグがある。