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【グランバニア】

Last-modified: 2019-07-16 (火) 01:23:04

DQ5 Edit

【主人公】とその父【パパス】の祖国。
SFC版の【公式ガイドブック】でのアルファベット表記はGlanvania。DS版以降の英語版での地名はGotha。
 
実はパパスはこの国の先代国王であった。
周囲を山と森と海に囲まれた王国で、城壁の中に城があり、その中に城下町(城内に一軒家がある程広い)が作られているという城塞都市になっているのが特徴で、国民を魔物から守るためにパパスが作ったらしい。パパスの年齢を考えると、城塞都市としてはかなり新しく作られたものと考えられる。
 
何故か【サンチョ】の家は城外に取り残されているが、これはハブられたわけではなく、「城の外の守りを固めたい」という理由から自ら志願してここに家を構えたらしい。
一方で、町と城が一体化しているため、一旦敵に町部分へ入り込まれただけでも容易に中枢への侵入を許す形になり易い。ただし、人間の国との戦争を想定しているわけではなく、相手は魔物なので魔物の群れが襲来した場合には城門を固く閉ざすだけで城下町は守られる。
しかし肝心の王族の寝室は警備が甘く、二度にわたって王妃を魔物に誘拐されている。二度目は内部の権力者の手引きがあり、兵士のみならず住民全員が眠らされていたとは言え、軍の大失態と言える。
リメイク版では、更に衛兵たちが当時【チェス】に夢中になっていたというのと、魔物が何度か襲撃に遭うも天空のつるぎの不思議な力により追い払えたという設定が加えられた。
DQでは軍隊は概ね無能で無力であるが、二代に渡って国王や王子自ら旅に出る事態に陥ったのは、兵士たちの頼り無さも一因だったのかもしれない。
 
辿り着くには難攻不落の絶壁【チゾットへの山道】を登り【チゾット】を経由し、【グランバニアへの洞窟】を下りて行くという、うんざりするほど長い山道を乗り越える必要がある。チゾットでは吊り橋を渡る際に遥か下に城が見えるという演出がある。リメイク版では結婚相手の「もうすぐ○○のふるさとが見られる。」というセリフと相俟って感動とモチベーションが高まる。
船旅で世界を回った末に前述の長い山道を越えて行くので、到達すると相当なカタルシスを得られる。
 
城の横にある小屋にサンチョが住んでおり、感動の再会イベントが待っている。
その後、現国王である叔父の【オジロン】に謁見、そして何やら怪しげな【大臣】の提案で主人公は王位継承者として、城の東にある【試練の洞窟】まで【おうけのあかし】を取りに行くという怒涛の展開が待っている。
 
城内にはオジロンの娘の【ドリス】【天空人】、母【マーサ】によって改心させられた【スライム】などがいる。
DQシリーズの城には宝物庫があることが多いが、他の城と違いこの城には2か所存在する。城内の2階で【まほうのかぎ】で守られた宝物庫には【ほしふるうでわ】が収められている。
そして1F教会付近の見つかり難い場所にある宝物庫には鍵はかかっておらず、なんと【エッチなしたぎ】が隠してある。まさかパパスとマーサが使用したのだろうか?また、同じ宝物庫では【しあわせのぼうし】が入手出来る。これ自身が装備として非常に強力なだけでなく、SFC版では【ひとしこのみ】に必要なアイテムをここまで逃さず持ってきていれば、ここで全てが揃い、裏技の使用が可能となる。
ただし、リメイク版では【さいごのかぎ】がないとここの宝物庫には入れない。
 
また、武器防具屋、宿屋、教会と多くの施設が揃っているので、準備を整えると良いだろう。
 
そして、試練を乗り越えて無事国王に就任すると、嫁の出産、更に誘拐と、物語は急展開を見せる。
イベントの都合上、結婚した仲間キャラは「サンチョに話しかけた時点でパーティを離脱」して、【大神殿】の攻略を終えるまでかなりの期間復帰しないため、育成を考えているのならば注意しておこう。
 
更に【ジャミ】を撃破して、青年時代後半に突入すると城の2階に【預かり所】【モンスターじいさん】【ルイーダの酒場】も追加され、必要な施設が一通り揃う。
特にルイーダの酒場はここだけなので、人間キャラの入れ替えはグランバニアでしか出来ない。
   
なお、サンチョとの感動の再会後は無料で宿泊が出来るのだが、時期により宿泊場所が微妙に違う。
石化前は外出して帰宅後、妊娠により離脱した妻に話しかければそこの王族の寝室で宿泊。
妻とダブルベッドで添い寝である。恐らく臨月間近なのでいかがわしい事は行われないだろうが。
夜に帰宅した場合は大臣の意向で城に入れてくれないので城の外にあるサンチョの家で。
また、王族の寝室に行くのが面倒であれば、昼間は1階の宿屋に有料で泊ることも出来る。
いずれにせよ、この城は青年時代前半の妻が誘拐されている期間を除いて常時ルーラ不可なので、拠点として利用するには不便過ぎる。
ルイーダの酒場でキャラの入れ替えをする時に立ち寄る程度だろう。
 
リメイク版では青年時代後半なら、宿屋にタダで泊れるようになった。
更に夜には王族の寝室の前にいるおばさんに話しかけることで、ちゃんと寝室で寝ることが出来る。
この場合、起きた時に後ろにいるキャラがまとめて飛び起きるので、まとめてダブルベッドで寝ていたらしい。
【男の子】【女の子】・妻の4人構成だと微笑ましいものがあるが、 種類にもよるがモンスター3匹と寝てたり、サンチョや【ピピン】が混じってたりすると結構カオスである。
妻と2人ならもちろん添い寝出来る。
 
余談ながら、最初にサンチョと再会する際に妻が死んでいると、サンチョを訪ねていたシスターが生き返らせてくれる。その後のイベントに妻がいないと進行出来ないという配慮からであろう。
「なにかとおこまりでしょう」と言いながら、その場で祈ってポンと復活させる様は、さすが神の使いという他無い。
……が、SFC版ではシスターが去ったのを見てから一度引き返し、改めて妻を殺してからサンチョと再会すると、死んだままイベントが進行する。
DQ4では想定済みだったらしいが、こちらでは想定が甘かったようだ。
その後は棺桶のまま喋ったり、棺桶を「美しい女性」と言われたり、更には産気づいて倒れたりと軽いホラーになってしまう。
なお、フローラは青年時代前半は絶対に死なないのでこのバグは起きない。
また、リメイク版ではビアンカ以外の妻も死ぬことがあるが、復活させてからシスターが去ったあと、そのままサンチョが主人公に問いかけるようになり、このような事態は起こらない。

グランバニアの無駄な公共事業 Edit

グランバニアから東に少し進んだところに無駄な橋がかかっている。
DQにおいて橋と言えば、分断された大陸間を繋げたり、モンスター出現エリア切り替えの目印になったり、あるいは海を遮断するための障害物として設置されていたりと、ある程度ゲーム上の意味を持って配置されているのが普通である。
ところがこのグランバニアの東にある橋、こうした橋として有効な配置上の意味が全く存在しない。
「グランバニア 橋」で検索するとわんさかヒットするスクリーンショットを参照していただければ一目瞭然なのだが、この橋が架かっているのは川のほぼ始点であり、周囲は普通に地続きで、障害物も何もない。
ほんの数歩ほど下に回り込めば、普通に橋の反対側に辿り着いてしまうのである。
特にフィールドマップがややコンパクトになったDS版・スマホ版では、橋を挟んだ上流側の川がたった1マスしかないため、この橋のシュールさは際立っている。
 
SFC版の発売当時は特に話題にもならなかったこのグランバニアの橋なのだが、リメイク版の発売を経た2010年代になり、この意味の無い橋を「グランバニアの無駄な公共事業」と形容する投稿が掲示板やSNSに出現。
これが大きく拡散され、名も無き橋は一気にDQシリーズでも屈指の有名な橋に上り詰めた。
誰も気にしなかったものが見方を変えただけで一気に面白いネタに変わった形である。 
 
ただし、この橋ほど有名ではないが、存在意義に疑問符がつく無駄な橋は過去作にもチラホラみられる。
こういった橋にはマップの構造にちょっとしたアクセントを付ける意味合いもあるのだろう。

小説・CDシアター Edit

小説・CDシアターによると、主人公が王に即位する(加えて子が産まれた)や否や国を挙げてのお祭り騒ぎ、王である主人公が石化から帰ってくるとまたもお祭り騒ぎ、王妃である妻が帰ってくればお祭り騒ぎ、そして【ミルドラース】を倒してお祭り騒ぎ。
天空物語ではテンが天空の剣を抜いた時、旅から帰ってきてテンとソラの誕生日を迎えた時などでもお祭り騒ぎをしている。
宴・祝いごと好きな国民が多いようである。
 
また、王族に対し強い敬意を国民が抱いているのも一つの特徴と言える。
10年以上にわたって国を空けてしまったパパスや8年も行方不明になって国を空けてしまった主人公、いい人だが頼りなく大臣の暗躍に気づけなかったオジロンなど、
王族が十分仕事が(主人公はある意味全く)できていなかった面があったにもかかわらず、国民はなおも王族に敬意を持ち、ことあるごとに祝賀してくれる。
小説では主人公がその素性を明かす前に、その姿や連れているモンスターからパパスとマーサの子ではないのかと推測する住民の心情までもが描かれている。
長期の国王不在の状況に暗躍する大臣、今一つ頼れない兵士といった状況だが、それでも国が乱れなかったことは、こうした王族への敬意を中心とした国民の結束の強さも理由の一つだろう。

天空物語 Edit

「ドラゴンクエスト天空物語」の中では、城下町は城の地下に作られているという独自設定になっている。
国民が増えて増築するようになった時は大変だと思うのだが、それも含めての王の優しさなのかもしれない。