【グレゴール】

Last-modified: 2023-12-21 (木) 10:10:46

概要

DQ5で初登場。
【まほうつかい】【まどうし】の最上位に当たるモンスターで、着ているローブは青に近い黒である。
まほうつかいまどうし、ときたらだいまどうかと思いきや違った。
幼年時代に出会うボス級モンスター、【おやぶんゴースト】の色違いでもある。
 
名前の元ネタは旧約聖書に登場する堕天使「グリゴリ」か。
欧州各国では読み方がそれぞれ異なり、「グレゴリー」、「グレゴリウス」、「グレゴリオ」と、複数ある。「グレゴール」(Gregor)はこのドイツ語読みである。
同じくグリゴリが元ネタと思われるモンスターに、DQ10の【グリゴリぼうず】が存在する。
またDQ10では【グレン領西】の小エリアに「グレゴールの洞くつ」があるが、このモンスターとの関連は無い。

DQ5

魔法使いタイプの最上位種であるが、その割には登場が早い。
この系統はこいつで打止めで、以降の魔道師系モンスターは【まほうじじい】の系統にバトンタッチする。
生息地域は、あまり歩かない【サラボナ】周辺、【山奥の村】周辺、【うわさのほこら】周辺。
サラボナの周辺では【まものつかい】【メタルハンター】の出現率が高く、このタイミングで【ベホマスライム】の勧誘を狙うときや、【おどるほうせき】活用のために【かしこさのたね】集めにいそしむ場合、よく出会うことになるだろう。
 
行動はランダム行動(偏向型)で、使用する呪文は【バギマ】【マホカンタ】の2つだが、バギマはこの時点ではかなり強烈。
デイン以外の攻撃呪文に耐性を持ち、とくにバギを完全無効化する。
こちらのレベルが高いと逃げ出すこともある。
 
マホカンタを使ってくるゆえに、呪文で攻撃するのは得策ではない。
打撃のみでも押し切れる相手であり、無理に呪文で攻める必要は無いだろう。
【マホトーン】が必ず効くが、この時期にこれを習得しているのは、【まほうつかい】ぐらい。マホカンタで反射されるのがオチである。【クックル―】【パペットマン】は適正レベル前後ならまず未習得で、そこまでレベルを上げたなら普通に殴って倒した方が早い。
あるいは少し先の【死の火山】【まふうじのつえ】を拾って戻ってくるか、上記のおどるほうせきを勧誘して賢さを20以上まで上げたあとなら使うこともあるかもしれない。
むしろAIに任せていると、弱耐性のラリホーやメダパニで動きを封じられる姿をよく見る。
下位種と違って【マホトラ】には完全耐性を持つので、使わないように。
 
落とすアイテムは【せいすい】で、ドロップ率は1/16。
下位種は【まほうのせいすい】を落とすのに、こいつはただの聖水。
 
【格闘場】では【ホースデビル】【おどるほうせき】との対戦、および【ばくだんいわ】【マドルーパー】との対戦の2種類の対戦カードが存在する。呪文を使う敵が多く、勝敗の行方は読めないカードとなっている。

リメイク版

リメイク版では、おやぶんゴーストと同様に大きな首飾りを身につけている。首飾りの形状はおやぶんゴーストとは大幅に異なっている。
また、首飾りの色はPS2版では白っぽいが、DS版では鮮やかなピンク色に変更されている。
 
戦闘面ではHPが75→92、素早さが40→56に増えている。
打たれ強く、先手を取られやすくなったために、下手な小細工はしないほうがいいかもしれない。
闘技場ではこの強化が地味に大きく、全体的に勝機が増えている。

DQMSL

2019年3月実装。【ゾンビ系】のSランクモンスターで、まどうしからの転生先。
リメイク版DQ5同様、首飾りを身につけている(色はDS版準拠)。
特技は【バギマータ】【マホターン】、特性は自動MP回復と【ときどきインテ】、リーダー特性はゾンビ系素早さ&賢さ10%アップ。

ストーリークエストの討伐モンスターではあるものの、特技も特性もいずれも有用でステータスも必要なものはしっかりある。
更に専用の転生素材の「魔帽のたまご」でベホマラーやまがまがしい光なども覚えられるためクエスト要員として有用。
また、期間限定クエスト「復讐の道化師」にて「マヒャドストーム」・【ギラマータ】等を覚えている個体も登場。
バギだけでなくギラ・ヒャド系呪文が有効なクエストにも対応可能となり、ますますクエストで使いやすくなった。

ちなみにストーリー上ボスとしても登場するが、登場クエストの冒頭では捉えた主人公一行を拷問する器具の選別をしており、結構エグい発言もしている。