【ゴットサイド】

Last-modified: 2024-03-13 (水) 20:17:09

DQ4

世界の中心の【ゴットサイド地方】にある町。
よく「ゴッ『ド』サイド」と間違われるが、「ゴッ『ト』サイド」が正しい。
ちなみにDQ4開発中の時期にあたる1988年末頃まで【週刊少年ジャンプ】には「ゴッドサイダー」という漫画もあったので、語感の被りを避けたのかもしれない。
FC版の【公式ガイドブック】およびNES版での英語表記はGottside。『God』ではないもの、『Gott』はドイツ語で神を意味するので、地名の由緒はプレイヤーの想像どおりのものである。「神のそば」、つまり「神に一番近い町」みたいな意味だと思われる。
DS版以降の英語版での地名はThe Azimuth。
 
「天空に一番近い町」らしく、【気球】でしか行くことができない。
シナリオ上では最後に訪れる町であり、本来は【世界樹】の後にくる場所ではあるが、気球さえ手に入れれば先にこちらに来ることも可能。
そのせいかFC版公式ガイドブックでは、世界樹よりこちらが先に掲載されており、フローチャートでもこちらが先である。
町の中は聖域のような感じの場所であり、ここでは随所でストーリーに関する重要な話を聞くことができる。
【天空人】【エルフ】【神官】など特殊な人が多いのも特徴。彼らは神の声を聞く者らしい。
一番奥の大神官が「地獄の帝王天空の勇者に関する」予言を受け、世界に広めたようだ。
ストーリーに関する重要な話が聞けるとは言っても、何かのフラグになっているような会話イベント等は存在せず、
売られているアイテムにもこれといって魅力的なものはないので、戦力に自信があれば立ち寄らなくてもいい。
とはいえ、ゴットサイド地方を訪れること自体はシナリオ上必須であるため、冒険の拠点的な意味でもタイムアタックのような特殊事情でもない限り立ち寄らないメリットは特にない。
街の雰囲気といい、ストーリーの根幹に関わる情報といい、ここに来るといよいよ最終決戦も近いという事を感じられる。
そのようなポジションにある終盤限定の町というのは前作までには無く、ほぼシリーズ初の試みであると言える。
強いて挙げるなら前作の下の世界の町はすべて終盤限定とも言えるが、いずれも下の世界に来た直後から訪れることができ、その時点ではまだ最終決戦という雰囲気ではなかった

リメイク版

リメイク版ではBGMが【不思議のほこら】に変更され、聖域らしい雰囲気が増した。
 
PS版は【宿屋】が移民の出現スポットになっている。
更に入口付近の【教会】は屋外にあるため、ここで再開すれば即【ルーラ】が使用できる。
 
また、一度クリアしたデータ(「6章」)でここに来ると祭壇に大穴が開いており、飛び込むと【謎のダンジョン】に入ることができる。
 
FC版同様、気球があれば、世界樹より先にこちらに来ることも可能だが、先にこの町に来た場合でも、民家で落ちてきた天空人を見つけると【ミネア】は「ルーシアさんと同じですね」とか言い出す。
まだ会ったこともない人物の詳細を知り得ているとは、ミネアの占い師としての力量は千里眼の域にまで達したようだ。
いや、まぁ単純にスタッフのチェックミスなんだろうけど……。
本当に何も知らない人がこのセリフを聞いた場合、おそらく相当に首を傾げたことだろう。