【サラン】

Last-modified: 2021-03-22 (月) 10:30:33

DQ4

【サントハイム】領の町。
FC版の【公式ガイドブック】での英語表記はSalhan。英語版での地名はNES版ではSurene、DS版以降ではZalenagrad。
 
サントハイム城の隣にあり、事実上の城下町となっている。リメイク版のアリーナ曰く「庭みたいなもの」。
中央にある大きな教会の建物が特徴的。
 
二章・五章ともにこの町自体は【ルーラ】に登録されないが、目と鼻の先にあるサントハイム城がどちらでもルーラに登録されるので、この町に来るのも容易。
普通は二章の段階でまず訪れる町だが、実はシナリオ上は一度も訪れなくともクリア可能な町のひとつである。これは第四章までに訪問可能な城・町・村では【コーミズ】とここだけ。

二章

そこそこ活気がある街で、いろいろな情報や施設が揃っており、
また次に訪れる【テンペ】ではセーブができないため、ここが二章序盤の拠点となる。
【道具屋】がないため【やくそう】【防具屋】で売られている。
【サラン武器防具連盟】掲示板「ちょっとまて!そんなそうびじゃあぶないぞ!」が印象に残る。
リメイク版の仲間会話によるとクリフトはかつてここの教会で神の教えを習ったらしい。
吟遊詩人【マローニ】も住んでおり、【サントハイム王】の声を治すシナリオでは彼の歌声の秘密が重要なカギとなる。
また、教会の二階には、シスターを口説き落とそうとしている不届きな大男がおり、「私は神に仕える身」と断られている。
しかし、夜に来てみると、そのシスターはマローニの歌声にメロメロになっている様子が確認できるので、どっちもどっちである。

五章

船入手時から訪問可能だが、一般的な進め方だと仲間が全員揃ってから来ることになる。
サントハイム城の人々が行方不明になったため、「かつてはサントハイムの城下町でした」という悲しいセリフが聞ける。
 
【まほうのカギ】があれば、二章では行けなかった、町の東側エリアへ行くことができ、
武器屋(と言いつつ防具も売っている)があるほか、教会の裏手に回ると立て札が読める。
なお、町の北東角には【犬】がウロウロしており、こちら方面に回り込めることをプレイヤーに知らせる役割を担っている。この手の目的で配置されているNPCはDQ1からの伝統である。
サントハイム王が子供の頃にアリーナのために予言を書いて設置した立て札で、【スタンシアラ】の情報が得られる。
また夜にマローニに話しかけるとBGMが【エレジー】に変わる。
町を出るまでこの曲が固定され、セーブして電源を切っても再開するとまだこの曲。
それどころか宿屋に泊まって朝になっても流れ続けている。徹夜で歌い続けているのだろうか。
マローニは一晩中歌っても潰れない強靭な喉の持ち主なのか、それともこれが【さえずりのみつ】の力なのか。
 
五章の中で【ルーラ】で容易に行けるところの中では宿代が1人2Gと最も安い。
が、実際にはルーラ直結というわけではないし、この時期にそこまでして数G程度の金銭をケチるメリットはあまりないので、節約目的で利用する人は稀だろう。
敵がブランカの木こりの家周辺とは段違いなので【サブナック】の群れとエンカウントとか発生すると危険だし。
 
宿屋の2階には以前サントハイムに仕えていたという戦士がおり、サントハイムの人々が突然消えた日の様子について語ってくれる。
彼はたまたま用事で外に出ていたために難を逃れたようだ。彼の様に城の外にいて難を逃れた人間は少なからずいる。
また、彼はパーティにアリーナがいるかどうかで微妙にセリフが変わる。
いずれにせよ彼の台詞の趣旨はサントハイム王が地獄の帝王に関する何らかの情報を握っていたというものであり、上記の隠し立て札への伏線になっている。
夜に宿屋の2階に行ってみると、例の大男がシスターを口説き落とすために歌の練習をしており、話しかけると耳障りなメロディーが聞ける。
またリメイク版ではこの2階の廊下が移民出現スポットになっている。