【サリイ】

Last-modified: 2020-04-09 (木) 01:36:53

DQ6

ストーリーに絡む女のNPCのひとり。CDシアターでの声優は天野由梨。
【ロンガデセオ】の鍛冶屋【コブレ】と、その妻【メアリ】の娘。
英語版での名前はWelda。「鍛接」という意味のweldから来ているのだろう。
 
両親は既に亡くなっており、一人でロンガデセオに住んでいる。
グラフィックは汎用女性のものだが、気が強い性質で、男性的な言葉遣いなのが特徴。一人称は「あたい」。
 
「伝説の剣職人」などと呼ばれたこともある父親によって、
小さい頃から鍛冶屋の腕をかなり厳しく仕込まれており、その腕は父親を凌ぐかもしれないと噂されている。
 
だが、なまじ腕が良かったことが原因で「伝説の剣」を求めるようになってしまったコブレが、実際にそれを探すために自分と母を残して旅に出てしまってからは、そんな父を嫌悪するようになり、鍛冶の腕も振るわなくなってしまった。
父が旅に出てからはかなり生活に苦労するようになり、母のメアリはそれが原因で病を患い亡くなっている。
メアリは娘が父から受け継いだ鍛冶屋の技を使うことを望んでいた節もあったようだが、それでもサリイは自分たちの不幸の原因の一つと言えるその鍛冶の腕を振るうことはなかった。
父の後を継いで鍛冶屋になることを拒んだ彼女は、踊り子として生計を立てようと考えた時期もあり、
町のカジノにある劇場「ザ・バニーシアター」に自分を雇って貰えないかと交渉に行ったこともあった。
だが、その際には「筋肉が付きすぎている」ことを理由に座長から断られてしまっている。
筋肉以外の器量の良しあしについては不明だが、町人の中に彼女に惚れている男が一人いる。
Vジャンプブックスにサリイの原画が掲載されているが、がっしりした体格、腕の太さがバーバラの倍以上あり、確かにちょっと踊り子になるには筋肉がつきすぎているように見える姿である。
 
【ホック】からサリイらに関する情報を買うと、母親の墓がある【北の墓場】に墓参り中の彼女が現れる。
そこで主人公たちは【さびたつるぎ】を元の姿へと叩き直すことを彼女に依頼するのだが、最初はその剣が自分たち家族の運命を狂わせた代物であるために、「こんな錆びた剣のために父は旅に出て、母と自分は苦労を強いられたのか」と拒絶の反応を示し、町に帰ってしまう。
だが、再び彼女のもとを訪れると「もし親父が生きてりゃ、きっと喜んでその剣を叩き直したんだろうね……。」と呟き、「その剣を正しいことだけに使うと約束できるなら、親父に代わって叩き直してやってもいい」と言ってくれる。
この後、サリイの目をじっと見ることで心にやましいことがないことを示して彼女の信頼を得ることになるのだが、この時に彼女から目を逸らす(キャラの向きを変える)と誠意を認めてもらえず、追い返されてしまう。
また、目を逸らした際には「勝手にしなっ。その剣で、魔物を斬るなり人を殺すなりすればいいさ。」と、中々辛辣かつ過激なことを言うのだが、セリフ周りの表現に細々とした調整がなされているリメイク版では、この時のセリフも多少マイルドなものに変更されている。
 
伝説の剣の叩き直しが完了するのは、主人公たちが他の3つの伝説の武具を集め終えてから。
……つまり、他の武具を集めてから彼女に剣を渡せば一瞬で叩き直してくれて剣が完成する。逆に剣を渡してから武具コンプリートまで時間がかかると彼女ですら苦労していたように見える。
サリイには鍛冶屋の仕事に関しては結構なブランクがあったはずだが、幼少期から叩き込まれた鍛冶の腕に衰えは見えず、完璧に仕事をこなしてくれる。
剣を受け取った際に錆び付いてくたびれた姿を目にして「かわいそう」という言葉を漏らしたり、仕事に取り掛かった際にはほどなく父が歌っていた「鍛冶の歌」を口ずさんでいたりと、請け負った鍛冶屋の仕事に関して後ろ向きな様子などはもう見られない。
父親との確執から避けてはいたが、元々彼女自身が心から鍛冶屋の仕事そのものを嫌いになったというわけではなかったのだろう。
 
叩き直しが終わった剣を渡してくれる際には、剣の柄の部分に印のようなものが彫られていることに気付いており、そのことを教えてくれる。
これは【聖なるほこら】の仕掛けを解くためのヒントになっている。
また、別れ際には「もしこの先、旅の途中でコブレという男に会ったら、娘が帰りを待っていると伝えてほしい」と頼まれる。
だが、コブレは既に他界してしまっている。
このことは【ホルコッタ東の海底のほこら】にて、叩き直しが終わる前でも知ることができるのだが、この事実を予め知っているか否かで、彼女のセリフに対する印象は大分違ってくるだろう。
リメイク版以降では真実を知ってもサリイには伝えないよう配慮する仲間の様子が伺える。

漫画版

ゲーム版とは異なり、漫画版では父親のコブレが生存している。
これはコブレが【ゴラン】の役割を兼任しているため(そのため漫画版にはゴランが登場しない)。
伝説の剣を守る【ユリナ】に氷漬けにされるというトラブルがあったが、最終的には和解することができた。
親子二人(そしてボッツ達5人も剣の打ち直しの手伝いを行い、全員の力)でラミアスの剣を鍛え直し、ボッツ(漫画版主人公)に渡す姿は原作では見られなかった感動のシーンである。

剣を打ち直した後に、自分も疲れているのに一同のために(自己申告で「あまり美味くはないけど」)料理を作ろうとするあたり、器用な所もあるのだろう。
 
なお、ボッツに剣を渡した所でテリーも来訪するのだが、
伝説の剣を打ち直した事で精根尽き果てた事を告げ、すげなく追い返すことになる。
それを聞いたテリーは「伝説の剣だと!?」と押し入り、ラミアスの剣を持つが……。

小説版

ゲームとほぼ同様の展開でさびた剣を打ち直すことになる。
通常は1週間かかるであろう打ち直しを、たったの3日で完璧にこなす見事な鍛冶の腕を披露する。