DQ4
【サントハイム】の王様で、【アリーナ】の父。王妃である妻は既に故人。
DS版以降の英語版での名前はStepan、肩書きはロシア皇帝を意味するTsar。
「Stepan」という名前はCDシアター版DQ4のオリジナルキャラクター「ステファン」(【ライアン】の同僚)を彷彿とさせるが、偶然かぶったのかは不明。
城の壁を壊したり、事あるごとに城の外へ出ようとするため超お転婆娘のアリーナには「瓜二つと言えどお前の母親はもっと淑やかで気品があった」と説教しつつ頭を悩ませている。
またサントハイムの王族は代々予知能力があるようで、彼もその能力を受け継いでいる。
リメイク版で【マドルエ】に魔法の杖を探させていた王の子孫であると思われる描写が存在する。
第二章
冒頭では外に出たがっているアリーナに説教をしていたが、城壁を蹴破って戻ってきた際には「サントハイム領内限定」という条件を基に冒険を許可する。
その後、一行が旅に出ている途中、突然声が出なくなる病気になる。
声が出なくなる前、連日にわたって地獄の帝王が復活する悪夢を見ていて、大臣にそのことを相談しようとした途端に声が出なくなったとのこと。
【リック】・【エンドール王】よろしく文字・筆談で他の者に伝えるという手段は考えなかったのだろうか……と言いたいところだが、相談しようとしただけで声が出なくなったので、伝えることに躊躇があったのかもしれない。
実際、声が出なくなった経緯を考えると、何らかの呪いであった可能性も否定できない。
【さえずりのみつ】を飲ませることで、再び声が出るようになる。
なお、王が毎夜、悪夢でうなされていることはゴンじいの耳にも入っており、おそらくは城の2階の世話係の女性など一部の人には知られていたと推察される。
ちなみに、【とうぞくのかぎ】を入手すれば王の寝室に入れるようになり、夜に行けば実際に王がうなされている様子を見ることができる。
ただし、【砂漠のバザー】で兵士に声をかけられて、王の声が出なくなるフラグが立ってから、さえずりの蜜を飲ませるまでの間は、睡眠中も声が出ておらず、いびきもかかない。
声が回復した後は、世界に起こりつつある不穏な気配の正体を探るため、アリーナに対して正式に完全な自由の旅を許可する。
…だがアリーナ達が【エンドール】にいる間に何者かによってサントハイムの人々共々消されてしまい、謎を残したまま第二章は幕を閉じる。
なお、リメイク版のアリーナ曰く「エンドール王と同じくらいの年齢」。
さすがに老齢ではなかろうがあまりにもアバウトすぎる。予想するなら40代半ばとかそのくらいだろうか。
アリーナとて10代後半、高く見積もっても20代前半くらいだろうし……
そのアリーナによれば甘いものが苦手らしく、彼女は「口をこじ開けてでも(さえずりの蜜を)飲ませなきゃ」と発言している。
さえずりのみつを飲む(飲ませる)ときには自ら口を開けたのか、アリーナに口をこじ開けられたのかは不明だが、声を取り戻すためとはいえ苦手なものを飲まされた彼はしんどかったろう。もちろん声が出ない方がしんどいのだろうが……。
ちなみに夜間の寝室に持っていってベッド脇で使っても、王様は寝ている旨のメッセージが出て、飲ませることができない。
第五章
五章になっても国民ともども行方不明のまま。
少年時代に予知夢を見たらしく、未来の娘アリーナに向けて、メッセージを【サラン】の町の片隅の【立て札】に残している。
また、エスタークの眠る【アッテムト鉱山】の発掘をやめさせようとして、闇の力に声を消されたことが後に【デスパレス】で魔物の一人から明かされる。
ミネアの占いとどっちが凄いのか気になるが、いずれにせよすごい予知能力だ。
【エンディング】では国民共々無事生還を果たしているが、結局消されていた間はどこにいたのか、またどのようにして戻ってこられたのか、といった真相は不明なまま。
仕方ないと言えば仕方ないわけだが、妙にモヤっとしたプレイヤーもいたことだろう。
ちなみに上述の様に持ち前の予知能力を駆使し世界を救うためのアクションを起こす一方で、領内にある【テンペ】の惨状にはまるで気づいていなかったりと名君なのか暗君なのかイマイチわからない部分がある。
いずれにせよ、領内の村の誘拐事件に王宮戦士を派遣するなど国をあげて対策していた【バトランド王】とは、国の統治方針がかなり異なる様子がうかがえる。
CDシアター版での立て札は「子供の頃に書き記したもの」とだけ表現されているため、立て札ではなく【手紙】という可能性もある。
勇者レイには読めなかったようだが、当時の王が子供の頃に直接書いた文字なので読めないのも仕方がない。
子持ち且つ、数々の汚い文字の手紙を預かった経験があるトルネコが解読係として活躍した。
第六章(リメイク版)
【ピサロ】を仲間にしても戻ってこず、【エビルプリースト】を倒した後に戻ってくる(無論こっちもエンディングムービーでのみ)。
犯人はデスピサロではないようだが、エスタークが消した人間が戻るのには時差があるのだろうか?
結局、神隠しの原因は謎のままである。
小説版
かつては武者修行の一環として各地のダンジョンをブライと共に封印して回っていた。日課は娘のアリーナ、ブライを交えてのお茶会。
後に王妃となるアリーナの母とはその旅の最中に知り合い親しくなった。王によればアリーナの母がその時に着ていたのがお気に入りだった青色のとんがり帽子とマントで後に唯一の形見となる。
既に他界しているがブライによると非常に気品のある少女で、王からの猛アタックで交際したとされアリーナと瓜二つだったと言う。
「王女といえど多少の護身術程度は必要だが強く勝気になり過ぎた」と後悔する一方で「もう少しかつての母親のようにお淑やかになれないものか」とほぼ毎日のように娘との日課のお茶会で娘にお説教している。
サントハイム王がエスタークの居場所を突き止め進撃しようとしていたところをピサロによる妨害と【キメラのつばさ】の影響により次元の狭間に閉じ込められてしまう。
また、サランに残した立て札の材質が石碑である。
メッセージはほぼ同じだが、アリーナは読んだ途端「天空のお城や竜の神さま以外にも、城の皆がどこに行ったかとバルザックの倒し方(小説版はサランに寄ってからバルザックを倒すという流れである)も教えてくれよ」とブチギレている。
デスピサロ撃破後に再会し共にサントハイムに帰ることになるが、現実では五年もの年月が経っていたにも関わらず彼らの間では一瞬の出来事だったようだ。
CDシアター、ゲームブック
CDシアターでは名前が「アルタス」で声優は堀之紀。
ゲームブック(およびDQM3)では、行方不明時【デスパレス】にて投獄されていたということになっている。