【シールドヒッポ】

Last-modified: 2023-12-31 (日) 17:47:34

概要

DQ5などに登場するモンスター。
「ヒッポ(hippo)」とは「カバ」という意味で、文字通り丸い盾を両手に構え鎧を着込んだカバの魔物である。
色違いに【ビヒーモス】が存在する。
ちなみに、カバの下顎の犬歯は本来は閉口時は上顎に格納されるはずだが、こいつはゾウやイノシシの様に外に飛び出ている。いわゆる下顎前突(しゃくれ)状態になっている。
DQ5以降他作品での出番が無かったが、モンスターバトルロード2の第三章で再登場した。

DQ5

初めて出会うのは【試練の洞窟】のボスとして。物語的には【カンダタ】のお供。
通常攻撃の他、そのターンで受けるダメージを1/5にするタイプの強力な防御を使う。
ただ、カンダタをサポートするような行動は一切しないので、放置してもあまり害はない。
【メダパニ】がかなり有効で、混乱させると上司であるはずのカンダタを盾で攻撃してしまうというのが笑える。
ちなみに、ならず者といざ戦闘になったら人間じゃないというパターンは【ポートセルミ】【さんぞくウルフ】と同じパターン。
【ラインハット】【さまようよろい】【骸骨】がいたりもするので、DQ5の世界では人型モンスターはある程度住人達にも受け入れられる存在なのかもしれない。
 
【デモンズタワー】では通常出現。カンダタのお供のときと能力は同じ。
高い守備力を誇る上によく防御するためイライラさせられる。
ギラ系に強耐性で、この時期に猛威を振るう【ほのおのツメ】をもってしてもあまりダメージが発揮できない。
ルカニ系が確実に効くので、【ルカナン】の使い手がパーティにいるなら掛けてから倒すといい。
【おたけび】が弱耐性で有効だが、素早さが遅いくせに防御自体はターンの初めから効果があり、すくみあがったまま防御して次のターンに休みが普通に解除されるパターンが多いため、あまり意味はない。
にもかかわらず、こいつが防御しているとAI戦闘時に仲間モンスターの【さそうおどり】【なめまわし】を誘発しやすい仕様があり、これはこちらが先攻だと完全に無駄行動になるので敵全体の撃破効率が悪くなる。非常に鬱陶しい。
それどころか、SFC版だとこの特殊版防御の仕様として、ターン初めから眠っていようが混乱していようが麻痺していようが、一定確率で普通に防御状態になっていることがある。キモチワルイ…。
これは上位種のビヒーモスも同じ。
総じて後回しにするのが得策だろう。
 
落とすアイテムは【てつのたて】。時期的にはかなりショボい。
このダンジョンは妙に鉄製品を落とすモンスターが多い。
 
SFC版では体の形状がわかりにくいモンスター。しかめっ面をしたオッサンや武者兜をかぶったロボットにも見える。
リメイク版では動くようになったため体の形状もわかりやすくなり、
両手に持った盾をブーメランのように同時に投げて攻撃するという器用な芸当を見せるようになった。

バトルロード2

ステータスはHP:597 ちから:72 かしこさ:34 みのまもり:146 すばやさ:17。
使える技は「パーフェクトガード」と「シールドスロー」。
前者は【ストーンマン】の「立ちふさがる」などと同様1ターンの間だけ仲間の身代わりとなる。
後者は盾を投げつけて敵1体を攻撃する。
 
呪文ぐらいしか弱点が無く、ストーンマンより防御性能が優秀。属性攻撃を多様する相手に猛威を振るう。
モンスターマスターによるMWSで、【プラチナキング】をスキャンして回避率を上昇させ、
パーフェクトガードで仲間をかばい、その高い打撃耐性で受けたり避けたりで、
呪文以外ではほとんどダメージを与えられないデッキが一時期流行った。
また、武闘家と組むとシールドスローが「シールドストライク」に変化。
この技は刃付きの盾を投げつけ、敵1体にダメージを与えつつ守備力を下げる優れもの。