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【ジャッジ】

Last-modified: 2019-10-20 (日) 18:05:07

ダイの大冒険 Edit

【ドラゴンクエスト ダイの大冒険】に登場するロボット。
上半身しかなく常に空中に浮いた不気味な機械人形であり、大鎌を持っている。
この鎌に引っ掛けて【アバン】を異空間に引きずり込んだのだが、接触した場所にエフェクトが出ておりまったくの無傷であった。
引き込みの代わりにその場で真っ二つにした方が手っ取り早く安全に思えるが、後述のジャッジの使用目的から単純に相手を殺す事よりも「決闘で雌雄を決する事」を目的としたアイテムであると考えられるのでそういった仕様と考えられる。
【キルバーン】のコレクションの一つの【魔界】の遺物で、もともとはキルバーンの持ち物ではなかったが、
デザインが気に入ったという理由で手に入れた。
 
決闘をする者を異空間に引きずり込み、他者の邪魔の入らない場所で一対一で完全に決着を付けさせる。
決闘では一切手を出さずに、ダメージ量などを知らせるなどジャッジという名の通り審判として静かに見守る。
ダメージ量を知らせるアナウンスはゲーム作品での戦闘中のメッセージそのもの。ナレーションまでもを世界観に取り込む秀逸なアイディアと言える。
そして決闘が終了すると、敗者の首を刎ねて確実に始末しジャッジは自爆、勝者のみ元の空間に戻してくれる。
 
魔界の遺物であり、アバン曰く血で血を洗う魔界らしいということから、これまで多くの使用例を伺わせるが、アバンの発言「首を刎ねられて生きている生物はいない」および、これ自体の行動も首刎ねがトドメというあたり、魔界の生物の大半が人間や動物とある程度共通点のある構造をしていることになる。首を切断しても致命打にならない、或いは首という部位自体が存在しないまるっきり異形の存在ばかりなら、首刎ねによる処刑機能などまったく意味をなさないからだ。
これは、そこまで異形のモンスターがありふれていないDQシリーズのモンスターデザインを反映させたものと考えられる。
 
これの使用を決意したのは、アバンに自分のプライドを傷つけられた一件によるのだが、上記にある通りこれは本来ならば(受ける側に拒否権はないが)対等の条件で妨害なしの決闘をするためのものであり、元々相手を一方的に罠に嵌めて痛ぶって楽々殺す事を好むキルバーンが使う手ではない。
アバンには「強制的に決闘に持ち込む事」自体が罠と言われたが、もちろん正々堂々の決闘をするつもりはキルバーンにはなく、本来中立のこれすらもキルバーンの手で改造されており、いざという時はルールを無視して相手を掴み【メガンテ】するようになっていた。
 
前もって改造していたのか、それともアバンとの対峙から短時間で改造したのか、微妙な所である。
キルバーンはこれを紹介した際、自分がこれを使うことを想定していなかったと発言しているため、前者なら趣味で改造したり、あるいは「念には念を押して万が一を考えて」いつでも自分の道具としてスタンバイさせていたあたりか。この発言自体が一種のブラフで、アバンへ自分の怒りを強調し、正真正銘の決闘でありこの期に及んで罠は使わないだろう、という暗示をかけ油断させる為だった、と考えると如何にもキルバーンらしいかも知れない
後者なら、常人の発想ではいくらなんでも改造するスピードが早過ぎるので、特殊な技術を持っていたなどか。改造タイミングがやや気になるところではある。
数日~数週間で技を極めたり3ヶ月で世界を救えたり6分で世界中に落とされたピラァ・オブ・バーンを全て凍結させたりできるダイ大の世界観においては、時間の概念などさしたる意味を持たないのかもしれないが。
 
「相手を巻き込んで自爆する」というシーンゆえ、他の者が使うなら単なる悪あがきとしての用途になるだろうが、キルバーンの使用方法は【ファントムレイザー】で満身創痍になったアバンが刺し違えの一手としてのメガンテを使うのを防ぐため。つまり悪あがきとして用意したものでなく有利な状況をさらに固めるために用意された計算しつくされたものである。
キルバーン曰く、審判とグルという一番恐ろしい罠。(さらに言ってしまえば、仮にこの改造が無くてもキルバーン自体は痛くも痒くもない。理由についてはキルバーンの項目を参照のこと。この念押しがキルバーンの性格を良く表している。)
 
この罠を使って決闘に勝利したキルバーンは現実空間に戻ってきたが、アバンはハドラーの高熱を遮る超魔生物細胞を含んだ遺灰に護られてジャッジのメガンテを耐え切っており、リリルーラの効果がある魔法の粉を駆使してキルバーンの元へワープしたため、ジャッジだけが自爆で散るという、改造されたが故のイレギュラーな末路となった。しかも、自爆後に破損した鎌はアバンに槍として利用されてしまっており、それを使った【アバンストラッシュ】がキルバーン戦での決着を誘発させる一打になるという皮肉な展開をもたらした。

余談 Edit

彼がアナウンスしたダメージ量で判明しているのは、キルバーン側の先制攻撃での65ダメージ、アバン側の反撃での78ダメージ。終盤の戦力を以ってしての互いの攻撃が100ダメージに大きく満たないというのが、この頃のゲーム作品を巧く表現した演出である。
 
また、デザインは1994年末に発売された1995年のジャンプ1号から募集されたオリジナルモンスター大募集のコーナーで、【超魔ゾンビ】、ドラムーンの【ゴロア】と共に採用されたものである。
「稲田賞」に入賞。