【ダゴン】

Last-modified: 2024-02-26 (月) 00:28:29

概要

DQ4に初登場したタコ型のモンスター。象の鼻のように長い口吻が特徴的。
体色は水色と緑、或いは紫とオレンジなどが確認されている。
下位種に【エレフローパー】【たこまじん】がいる。
 
「ダゴン」とは元は中東のカナン神話に伝わる神。
後の時代に魚の神と考えられるようになり、後年クトゥルフ神話にて半魚人の姿をした邪神として登場したのが有名だが、いずれにせよ断じてタコではない。
例えばDQ4と同時期に当時ライバル社だったスクウェアからゲームボーイ用ソフトとして発売されたサガシリーズではダゴンは蟹の見た目をした水生モンスターだったり半魚人だったりである。
だが、タコのモンスターにこの名前を持ってきたのはうまいと言えるだろう。
また「~ゴン」という名前は日本の特撮怪獣に多く見られるものであるため、それもあって「タコの怪獣」がストレートにイメージできる。
そこは前作の【クラーゴン】【ガニラス】(「~ラス」も怪獣ネーミングの王道)に通ずるものがある。
 
【鳥山明 ドラゴンクエスト イラストレーションズ】に原画が掲載されているモンスターの一体であり、No.2と手書きで記されている。
原画では紫とオレンジの体色。

DQ4

【滝の流れる洞窟】で出会うことになる。
最大HPが300とかなり高く、しかも1ターンに必ず2回攻撃してくる。攻撃力自体は大したことはないが、タフなのに加えて【ザキ系】が全く効かないので倒すのが面倒な敵である。
イカ系モンスターがザキで楽に倒せることを経験しているプレイヤーには落とし穴となるかもしれない。
倒すと【いのちのきのみ】を落とすことがある。
 
【格闘場】では、【ブラッドソード】【グレートオーラス】と戦うカードがある。ブラッドソードは大抵はすぐに倒されるので、最終的にグレートオーラスとの一騎打ちになることが多い。
グレートオーラスの攻撃力(40~50のダメージ)に圧倒されがちだが、攻撃力の低さを完全2回攻撃で補える(グレートオーラスの場合、「時々2回攻撃を行う」)上にHPも倍以上あるので、ダゴンの方が勝率は高い。
集中攻撃の頻度、グレートオーラスのやる気、ブラッドソードの攻撃の矛先次第で変わってくるので確実とは言えないが、倍率はグレートオーラスと同じなので、ダゴンに賭けた方がいいかもしれない。

リメイク版

【海】にも現れるようになった。出現率自体は低いが、【謎のダンジョン】に入ると出てくることが多い。

DQ7

FC版DQ4のたこまじんの色を奪って登場、【異変後】【海】【激流の洞窟】に出現する。
HPの高さはそのままに、全員を押しつぶしたり【あやしいきり】で呪文を封じて 自分たちだけは【自動回復】(20前後)や【ハッスルダンス】で回復したりする。
まあ嫌らしい戦法だが、ある程度のレベルがあればさほど苦戦はしないだろう。
落とすアイテムはDQ4と変わらず、いのちのきのみ。

DQM1(PS版)、DQM2

【水系】として登場。
【オクトリーチ】×2(一方の+値が5以上)の配合で生み出せるほか、【ちいさなメダル】の景品にもなっている。
習得する特技は【マホイミ】【れんぞくこうげき】、ハッスルダンス。
信じられないほど能力が優秀で、れんぞくこうげきも自然に覚える。中盤以降にお勧めできるモンスター。実際、作るときには配合結果が「?」になり、すごそうなモンスターが生まれそうと言われる。
どちらかが+5以上のダゴン同士を配合すると【だいおうイカ】が、スライム系を相手にすると【おばけヒトデ】が、
【ライオネック】【デビルアーマー】【ダンビラムーチョ】【きりさきピエロ】【じごくのもんばん】を相手に配合すると【ヘルパイレーツ】が誕生する。
なお、PS版ではコイツを始め、+値が高いモンスター同士での配合でしか生まれないモンスターは図書館の図鑑では不明扱いになる。
また、ダゴンと????系との配合でもだいおうイカが生まれるが、PS版ではなぜか【グラコス】に変更されている(図書館ではこの組み合わせで生まれるとされているため、おそらく設定ミスと思われる)。

イルルカ

ジョーカーシリーズとテリワンでは出られなかったが今作で久しぶりに登場。Bランクの自然系。
オクトリーチ2匹に【オクトセントリー】2匹というオリジナル版を面倒にした特殊配合で作れる。
【水の世界】の海神の神殿でスカウトするか位階配合で作ったほうが楽だろう。
 
特性は【スタンダードボディ】【れんぞく(2回)】【AI2~3回行動】【ジャミングブレイク】【ひん死で会心】
さらに新生配合で【しっぺがえし】、メガボディ化で【ツッコミ】、ギガボディ化で【ダンスのコツ】がつく。
1枠でありながら1ラウンドに2~3回行動できる凄いやつだが、その代償でHP以外の能力上限が軒並み低い。
ただし、ひん死で会心を併せ持つため、うまく会心を出せればすさまじい火力を発揮する。
主な運用としては、【亡者リザオ】を行う【亡者の執念】型や、速攻を仕掛けるとともにしっぺ返しで状態異常への弱さを逆手に取る【超こうどう はやい】型がある。
 
同じく1枠で行動回数の多いイカと比べると行動回数でやや劣っているがやはり数の少なさが問題なのだろうか?
 
豆知識によると、オクトリーチの成長した姿らしい。また、大王イカにケンカを売るが、いつも負けて帰って来るらしい。
【雪と氷の世界】クリア後に格闘場に現れるマスター(オクトセントリーとのお見合いを申し込んでくる)が連れているが、この個体も大王イカにライバル意識を燃やしている。

DQMJ3(没データ)

本作ではリストラされているが、下位種達共々内部データには存在している。
どうやら系統総出で登場する予定だったようだが、纏めて没になってしまったようだ。

ライバルズ

第3弾にて実装。共通のノーマル。

7/3/8
2回攻撃

体力偏執の大型2回攻撃ユニット。
攻撃力が低いのでそこまで脅威ではないが体力がかなり高いので補強してやるとかなり強くなる。
特に僧侶とは相性抜群、祝福の聖域等の体力を攻撃力に参照させるデッキだと16ものダメージをばらまく化け物と化し、おまけに地力があるので蘇生とも相性がいい。

ダイの大冒険

読み切り時代の「デルパ! イルイル!」では発売前のDQ4宣伝の一環で、金色の【魔法の筒】から呼び出されたモンスターの一員として、この系統モンスターが登場している。
終盤になってから、このとき一緒に登場した【さそりアーマー】系や【ライバーン】系が【魔界】のモンスターであったことが判明したため、こちらも魔界のモンスター扱いとなっている。
 
アニメでは新旧いずれも、「デルパ! イルイル!」該当部分は展開が改変されたために出番が削られた。