【ダンジョン(曲名)】

Last-modified: 2024-02-26 (月) 00:44:27

概要

DQ3の洞窟で使われる曲。
イントロから終末部までとても曲調が禍々しく、出現する強敵の数々とも相まって、プレイヤーの恐怖心を一層煽り立てる。
 
構成=Intro:1小節、A:8小節、B:8小節
調=ニ短調(Dm)
BPM=80(NHK交響楽団)
拍子=4/4
 
この曲の特徴は、「半音階」である。イントロやBの部分にある半音階の旋律が特徴的だが、それ以外にも隠れた半音階がいくつか存在する。
Aの部分のメロディから各小節の頭の音を抜き出してみると、「ラ→ソ♯→ソ♮→ファ♯→ファ♮→ミ→ミ♭→レ」となっており、半音ずつ下がっていくのが分かる。
同じ部分で、伴奏も2回に分けて半音ずつコードごと下がっている。
このように、隠れた作曲の要素を探すのも面白いだろう。
 
アルトフルートやバスクラリネットがソロで活躍する数少ない曲でもある。
特にアルトフルートは、交響組曲ドラゴンクエストにおける活躍の場面はとても少なく、ましてやアルトフルートのソロが特徴となる曲はこの曲しかない。
 
【戦いのとき】のループ終盤部分や【ゾーマの城】でもこの曲のフレーズが使われている。

DQ3

ダンジョン全般に対応しそうな名前の割に、もっぱら洞窟のBGMとして使われる。
塔のダンジョンには【塔(曲名)】という専用の曲がある。
FC版では、洞窟のほか、区切りとなる【バラモスの城】や、ラストダンジョンの【ゾーマの城】でも流れる。
SFC・GBC版ではアレフガルドにある洞窟には【アレフガルドの洞窟】が使われるようになり、
バラモスの城とゾーマの城には専用曲【ゾーマの城】が充てられたが、【謎の洞窟】で延々と聞くことになる。 
ガラケー版以降では当時の容量の都合か【アレフガルドの洞窟】【ゾーマの城】共々楽曲が削除されていて本曲に差し戻されている。
SFC版は一見交響組曲準拠ながら、2ループ目のBメロを弱めにして1ループ目へとスムーズに繋がるようなアレンジがされている。

DQ9

【宝の地図】のBGMとしてまさかの復活。
歴代ボスのネタバレを避けるためか、宝の地図関連のBGMはサントラに未収録であり、この曲も同様である。

DQ11(3DS版)・DQ11S

【冒険の書の世界】でDQ9の宝の地図の洞窟を元ネタとした【見えざる魔神の道】で使われる。なお本編や【時渡りの迷宮】では使用されない。
3DS版ではオーケストラ版に基づいたシンセサイザー音源。DQ11SではDQ9が元ネタではあるもののDQ9バージョンのアレンジではなく、FC版DQ3の音源が使われる。

剣神

【竜王の城】で流れる。

ヒーローズ1

【ゾーマ】戦直前、【ガゴラ】との会話で流れる。

ヒーローズ2

【霊峰レーゲン】の洞窟部分、【闇の浮遊城】の四天王戦のステージ、【エスターク】戦直前、【りゅうおう】との会話で流れる。

ビルダーズ1

メルキド編で主人公が目覚めた洞窟で流れるが、一度外に出ると聴けなくなる。
そのため、【なつかしの竪琴】でFC音源にすることも不可。

ダイの大冒険(1991)

いくつかアレンジが登場する。【キルバーン】の「死神のメロディ」もこれ。

ウォーク

目的地が洞窟だった場合のイベントで流れる。