【ティアラ】

Last-modified: 2025-08-31 (日) 05:55:59

概要

ティアラとは

  1. 女性用の頭部用アクセサリー。主に正装として用いられる。DQシリーズでは頭部防具または装飾品として【おうごんのティアラ】【戦姫のティアラ】などが登場している。
  2. アニメ『ドラゴンクエスト』の登場キャラクター。本ページで解説する。
  3. GB版DQM1で【物質系】の♀の名前を付ける際に何も入力しないと出てくる名前の候補。

登場時期は2.の方が早く、1.のようにゲームに登場したのはDQ5から。仮にDQ2~4で登場させた場合は「テイアラ」という表記にせざるを得なくなってしまう。

アベル伝説

勇者アベル伝説の主要人物
【アベル】 - 【ティアラ】 - 【モコモコ】 - 【ヤナック】 - 【デイジィ】

CV:勝生真沙子
アニメ【ドラゴンクエスト~勇者アベル伝説~】に登場する人物。
【アリアハン】の村に暮らす本作のヒロインで、【アベル】とは生年月日が同じ。1話でアベルと共に15歳の誕生日を迎えた。アベルや【モコモコ】とは幼馴染である。
【伝説の竜】を蘇らせる力を持つ【赤き珠】を代々守り続けてきたボーン族の少女で、『青銅の年、赤き月、竜の日』に生まれたために赤き珠の聖女となる事を生まれながらに宿命付けられている。それ故に竜の生き血を欲する【大魔王バラモス】に狙われることになる。
 
赤子の頃は病弱だったが、父【イワン】と母【マルチナ】に大切に育てられ、喜怒哀楽の感情表現が豊かで明るく活発な少女に成長した。スライムの夫婦【チチ】【カカ】を飼っている。
彼女に好意を寄せる者は多く、アベルをはじめモコモコ・【ドドンガ】・ボロンガ・ガガンボなど、その人気は人間だけに留まらず、モンスターまでも魅了するというモテっぷりである。
 
発明と歌が好きで、大空を自由に飛ぶという夢がある。
性格はお転婆で元気の良い少女という感じで、言いたいことは相手が誰であってもハッキリと言う。特にドドンガがバラモスに処刑されかけていた時には「アンタたちも(月食の影響で)寝てたでしょ!」と強く抗議し、そのおかげでドドンガは処刑を免れている。
一方で責任感は強く、自分の行いによって良くないことが起こると、「私さえいなければ…」と自分を責めてしまうこともしばしばある。
 
なお、ティアラを演じる勝生真沙子は、作中の挿入歌『Tiffany's Whisper』【Long Way Home】、第二部のエンディングテーマ『虹のBrand New Day』のボーカルも担当している。

経歴

15歳の誕生日を迎えた日、【アリアハン】の村の長老【ヨギ】から【赤き珠】【聖衣】を授かるが、彼女はまだ自分の使命を知らされておらず、両親やヨギはこの誕生日に打ち明けようと考えていた。
しかしティアラはこの日の強風を、完成したばかりの16台目の【風の翼】を試す絶好のチャンスとして、話を聞く前に家を飛び出して【アベル】のところへ行ってしまう。
竜神湖にてアベルと楽しいひと時を過ごしていたところ、上空に【浮遊要塞ガイム】を操って現れた【大魔王バラモス】の手下【ムーア】に連れ去られ、アベルとは離れ離れになってしまう。
ティアラ本人は赤き珠の能力や【伝説の竜】のことを何も知らない状態で、訳のわからないままガイム内に囚われ続けることになる。
彼女の見張り役として臆病な【宝石モンスター】である【ドドンガ】が付けられたが、接していくうちに仲良くなっていく。
 
月食の夜を迎えた際、これを弱点とするバラモス軍は眠りにつくことを余儀なくされ、ティアラはその隙に脆くなっていた要塞の壁にもたれたところ偶然にも脱出できた。
そして近くにあったボーン族の住む【ルイーダの村】に匿われ、ヨギがモンスターに襲われ死亡したことと、赤き珠の秘密、自分の使命についてをここで初めて知ることとなる。しかしその時アベルは行き違いでガイムに乗り込んでおり、念願の再会はならなかった。
久々の地上で安らいだのも束の間、村はバラモス軍に目をつけられ、ティアラは一度は逃げることになるも、襲撃を受ける村を見た彼女は村人たちを庇って自ら再び囚われの身となった。
 
ルイーダの村で使命を知って以降、彼女はガイム内で仲良くなったドドンガたちを利用して集めさせた材料を使って、風の翼の製作を着々と進めて自ら脱出することを企てていた。
そして要塞が【ストークの神殿】に到着する直前に風の翼は完成し、同時進行で作っていた楽器でドドンガたちの注意を逸らし、ついに脱出を成功させる。しかしドドンガがティアラを追ってガイムから飛び降りたため、結局ティアラは彼を助け、その後は「お友達」としてともに行動することとなった。
 
ストークの神殿へ落下したした彼女は、世界を救うために伝説の竜が必要であることを聞き、蘇らせる決意を固める。そして【赤き珠の島】の神殿で先代の赤き珠の継承者【ソフィア】から赤き珠の聖女としての能力を授かる。
直後、後を追ってきた【モコモコ】と再会、【ヤナック】【デイジィ】と初対面となる。そして攻めてきたバラモス軍の【ジキド】と戦っているアベルと再会を果たすも、絶体絶命の危機を目の当たりにして感情が昂り、無意識に未熟な赤き珠のチカラを発動させてしまう。その結果、あらゆるものを破壊し尽くす【水竜】が召喚される。
 
ティアラはソフィアの最期のチカラによってホーン山脈へ飛ばされ【ザナック】に匿われるが、アベルが水竜の封印によって瀕死の状態に陥ったことを知り、自分の未熟さが引き起こしたことに罪悪感を感じ自分を責め、絶望する。一歩間違えば自ら死を選んでしまっていたほどに…。
そこに、そんなティアラを見たデイジィが「お前がアベルにしてやれることは泣くことだけか!」と叱咤激励。これを受けたティアラは立ち直り、ともにアベルの命を救うために必要な【パデキア】の葉を取りに行く。当初の二人はぎこちない関係だったが、パデキアの葉を取る頃にはデイジィもティアラの度胸を認め、意気投合。その奮闘の甲斐もあってアベルは無事に復活した。
 
以降、竜の復活に必要な【聖剣】【聖杯】の情報を得るため、アベルたちとともにアリアハンに帰郷。【パブロ】【アリアハン王】から情報を得たティアラは自ら、聖剣と聖杯をそれぞれ二手に分かれて探すことを提案し、自分はモコモコ・ドドンガ、そして突如現れた謎の剣士【アドニス】とともにゾイック大陸で聖杯を入手する。
だがアベルと落ち合う予定の町に向かう途中、ムーアたちに見つかってしまい、ここで戦えば不利と考えたティアラは降伏し、仲間とともにまたも自ら囚われの身となった。一度脱出には成功するも今度は正体を表したアドニス(トビー)に騙されてジキドに捕まり、彼によりアリアハンに連行されて竜を召喚するよう脅迫される。
そこにアベルたちが助けに来るが、ジキドの呪文からティアラを庇った親友ドドンガを失う。悲しみにくれるティアラだが、仲間たちの励ましを受け、悲しみを乗り越えてついに伝説の竜を復活させた。
 
その後現れたバラモスとの攻防の中では【ラーミア】を用い、竜をバラモスから守ろうとしたり、怒りで凶暴化した竜を何とか鎮めようと模索するが、その最中でバラモス相手に危機に陥ったアベルに駆け寄ったところ、赤き珠がアベルの【青き珠】と触れ合い、そのチカラで伝説の竜がアベルに吸収され、彼を大勇者として目覚めさせた。
その反動でティアラは昏睡状態に陥るが、バラモスが捨て身で発動させた「黒い宝石」に飲み込まれようとするアベルに対し、赤き珠のチカラで彼の心に語りかけてアベルを救った。
ティアラの生還は絶望的かと思われていたが、二つの珠のチカラによって復活。戦い終えた二人はキスし、仲間たちやアリアハンの国民たちがそれを祝った。
そして彼女は可愛い姿に戻った伝説の竜を抱きかかえ、アベルや仲間たちとともに再び旅に出るのであった。

能力

聖女という肩書きではあるが、戦闘能力は皆無に等しく、常に守られる立場である。
しかし、ガイムから脱出した際、巨躯の【ドドンガ】を片腕で支えるという凄まじい剛力を見せている。
ゲームを模したステータス画面では【モコモコ】に匹敵するちからの数値であった。
素質は確かだったようで、【ドラゴンライダー】の騎士を岩で叩いて一撃で倒したこともある。
アリアハンに帰郷した時に【ヨギ】の遺していた【ガイアのつるぎ】を受け取るが、武器として使うことは無く、ゾイック大陸への道を開くための道標のような役割であった。
 
戦闘が苦手である代わりに、発明が得意で数々の独特なアイテムを生み出していることが彼女の最大のアピールポイントと言える。
過去には【風の翼】(ハンググライダー)を幾度と無く作ってアベルやモコモコで試しては失敗しているなど、当初の発明能力の評価は決して良いものではなかった。
しかしやがて風の翼で囚われの身から脱することに成功しており、その後は【風の山】【ネグロゴンド】の二度にわたって【気球】を作って高所に登ったり、過去に彼女が作成していた水の汲み上げ装置を父【イワン】が利用してバラモスに攻撃したりなど、その発明能力は確実に冒険や戦いに活かされている。
気球はその場の環境を利用することをすぐに思いつき、有り合わせの材料だけで作ってしまえるほど器用である。

評価

本作のヒロインという立ち位置なのだが、良く言えば奔放、悪く言えば自分勝手な性格故に、下のような数々の問題行動をとって状況を悪化させる事が多々あり、作中での人気に反して視聴者からの人気はいまいち。

  • 【風の翼】の実験台としてアベルとモコモコを使っており、何度も失敗し滑落している
  • 【ドドンガ】やその仲間たちに対し、抱きつく、キスをする、といった色気を使ったものに始まり泣き落としなど、「か弱い女」という立場を最大限に利用している
  • 仲間の制止を聞かず危地に飛び込んで捕まり、未熟な力で【水竜】を蘇らせた結果、アベルを瀕死の状態に追い込んでいる

 
しかし、これらの行動は「未成熟な少女であるがゆえの過ち」、「単に性格が素直なだけ」、「田舎育ちゆえの世間知らず」、「とにかくアベルのことが心配だった」とも解釈でき、彼女のイメージは視聴者次第とも言える。
【天使の岬】で歌を歌い、【妖精】がバラモスの侵攻を防ぐために張ったバリアを破壊したことを批判する声もあるが、妖精達がバリアを張るために奏でた音楽に合わせて歌っただけで、彼女自身にそんなつもりは微塵も無かった。
さらに人によっては、脱走した自分を匿ったボーン族の村に引き返したや、それ以前にガイムから脱走したことまで批判している声もあるようだが、さすがにお門違いだろう。
悪いのはどう考えても彼女を誘拐して暴虐の限りを尽くす魔王軍の方である。
元々が戦いとは無縁の普通の少女なので、結果論で完全無欠な行動を求めること自体に無理があるだろう。

その他

打ち切り時の最終回(本放送の第32話)ではティアラらしき老婆が孫達(アベル・ティアラにそっくり)にせがまれて、その後の物語を語る姿が描かれている。
 
彼女の肩書きは「聖女(せいじょ)」であるが、DQシリーズ本編においては今のところ、この肩書きを持つキャラクターはほとんど登場していない。
特技名やアイテム名であれば【聖女の盾】【聖女の祈り】などが登場しているが、人物に対してはDQ11の【セーニャ】に関連する【称号】として使用されたぐらいである(セーニャは能力面でいえば【僧侶】にあたる)。
なおアベル伝説を意識したか名称なのかは定かではないが、そのセーニャが装備可能な防具に【聖女のティアラ】がある。