【デスコピオン】

Last-modified: 2023-08-31 (木) 11:17:55

DQ11・DQ11S

4本のハサミと2本の鎌のような腕を持つ黄色いサソリの魔物で、背中に黒い紋様がある。
色違いに【エビーメタル】【ダークペスカトレ】【むつでエビ】【レッドプレデター】が存在する。
 
ドラクエの虫系モンスターには珍しく、非常にゴツくてなかなか格好いいフォルムをしている…のだが、DQ11発売前のイベント「カウントダウンカーニバル」の試遊台でこいつに挑戦したプレイヤーから、その時点で尾部先端の針の周辺の鰭の形状などから「サソリと言うかむしろエビ」と言う声が相次いだうえに、発売後は色違いのザコが大概エビ扱いされてしまっていることから一部でネタにされる羽目に。
名前は【しのさそり】と被っているが、そちらはれっきとしたサソリで姿は全く異なる。
 
DQに限らず世の大体の創作のサソリモンスターの定番である尾部先端の毒針攻撃がないことも要因だろうか。
ちなみにDQシリーズにはこいつ同様にサソリ要素のほぼない自称サソリの先輩がいる。
 
英語版での名前はSlayer of the Sands。
作中の異名である「砂漠の殺し屋」をそのまま英訳したもので、名前からサソリ要素が消えた。やはりサソリを名乗らせるには無理があったと判断されたか。
 
【魔蟲のすみか】に生息し、【サマディー王国】を脅かしている「砂漠の殺し屋」の異名を持つ魔物。 
毎年【ファーリス杯】が行われる時期に決まって出没し、砂漠での生活を妨げている。
【サマディー城下町】の民家で読める「バクラバ砂丘の凶暴な魔物たち」にて、3体の凶暴な魔物の1体として掲載されているほど、その悪名は知れ渡っており、
とある兵士から「歴戦の戦士たちを亡き者にしてきた」と語られるほどで、サマディー王国の住民には大きく恐れられている。
主人公たちはまたしてもファーリス杯の直後に現れたこいつを討伐する任を受けた【ファーリス】の手助けをするという名目でこいつと対峙するも、結局怖気付いて腰を抜かしたファーリスの代わりに戦うことになる。
撃破すると捕獲されて鎖に繋がれ、サマディー国民にその姿を見せる。
…が、実はまだ辛うじて息があり、国民の前で再び暴れ出してしまう(この時3DS版3Dモードでは兵士2名を返り討ちにしている)。
勇気を奮って応戦したファーリスを一時は追い詰めるも、シルビアによって遂にとどめを刺された。
 
余談ではあるが、こいつによって怪我を負わされた見回りの兵士が城内にてメイドの介抱を受け、そのことがきっかけで付き合うようになっている。その兵士は「ケガの功名ってヤツだ」と喜んでいる。
だが彼は後に世界に異変が起こった際、見回り中に行方知らずになり再びサマディーに帰ることは無かった…という数奇な運命を辿ることになる。
なお過ぎ去りし時を求めた後の時系列では姿こそ見せないものの存命である模様。

戦闘能力

この戦闘では【シルビア】NPCとして参加する
 
初めてボス専用のBGM【果てしなき死闘】が使用されるボスモンスターだけあって、これまでのボスに比べて多彩な行動を使用してくる。
行動パターンは単純な完全ローテーションで動き、

と、攻撃と状態異常をバランスよく使ってくる。
偶数ターンに2回行動をとる。さらに、一定確率でこちらの攻撃を弾くガード能力も備える。
ただ、サソリのくせに毒や麻痺の状態異常は使ってこない。やはりエビなのか。
 
特に注意すべきはやはり3ターンおきに飛んでくる痛恨の一撃で、【ベロニカ】は常に即死の危険が付きまとう。
しかも守備力無視型のため【スカラ】は無意味。HPを常に高く保っておくか、【ぼうぎょ】してやり過ごすとよい。
なお肝心の攻撃力は【サボテンボール】と同程度なので通常攻撃とツメラッシュはそこまで痛くないように見えるが、少しでも削られた状態で痛恨を浴びると危険なため、こまめな回復は必須。
あやしいもんようとサンドブレスは状態異常を付与する技で、それぞれ【混乱】【幻惑】状態にしてくる。前者は回復役の行動を妨げられ、後者は前衛が食らうととたんに攻撃が当たりにくくなってしまう。
こちらが攻撃する際はベロニカは【メラ】または【ギラ】、主人公は【渾身斬り】または【デイン】、眠りも4分の1程度の確率で有効なため【スリープダガー】【ヒュプノスハント】のコンボもお勧め。余裕があれば【火炎陣】を敷いてやると防戦に追い込まれてもそこそこダメージソースになってくれる。
 
なかなかに高い能力を持つボスだが、苦戦したという声はあまり聞かない。
理由としては、

  • 【メタルスライム】【バクラバ砂丘】に出現するため、レベル上げが容易
    • 加えて【サマディー城下町】で受注できるクエストは戦闘回数がかさむので、なおさら遭遇する機会も多くなる
  • スリープダガーのおかげで終始眠りっぱなしだった
  • カミュを【ヴァイパーファング】優先にしても猛毒で毎ターン50近くは削れ、火炎陣も合わせたら毎ターン100ダメージは余裕
  • 物は試しで【氷雷陣】を使ってみたらとんでもないダメージを叩き出した
  • 混乱させられてもすぐにシルビアが【ツッコミ】で治してくれ、直後の痛恨の一撃もシルビアに行ってくれたので被害が最小限に
  • まともに戦っても【ルカニ】【マヌーサ】が効いてしまい、両手剣勇者であれば渾身斬りを覚えたあたりなので、短期戦を仕掛ければ割とあっさり沈む
  • 同地域に出現する雑魚敵の【ワイバーンドッグ】の方が明らかに強い
  • 麻痺が有効なので毒蛾のナイフの追加効果で終始マヒしてた

等が考えられる。それなりに色々と戦術の幅が出てくるころで、どれも結構有効なので、それなりに強いとはいえ勝ててしまうのだ。前述のカウントダウンカーニバルの影響もあるかもしれない。とはいえ無対策で戦うとそれなりに強敵となる。
PS4版では眠っていてもとる予定の行動を飛ばさないため、眠らせたタイミングと目を覚ますタイミングによってはローテーションがずれることがあるので注意。
3DS版ではとるはずだった行動を飛ばすためローテーションが変わらず、3ターンおきに眠っていれば痛恨の発生を防ぐことができる。

すべての敵が強い

ステータスの上昇はもちろんのこと、完全2回行動になったうえに行動パターンがランダムに変更され、痛恨やサンドブレスなどの強力な技の発生タイミングが読めず、連発もありうるようになったので総合的には超強化されたと言って良い。
サクサク進んできてレベルをあまり上げていないプレイヤーの多くは、ここで初めて全滅の記録を刻み込まれたことだろう。
 
上記「戦闘能力」の項目には眠らせてヒュプノスハントのコンボが書かれているが、これは通用しないと思ってよい。
そもそもコイツは元々眠りに中耐性があるので効きにくいし、超強化されたデスコピオン相手に1/4という確率を悠長に狙ってなどいられない。
しかも、運良く眠らせたとしてもNPCで操作できないシルビアが攻撃してしまいすぐ起きてしまうことが多い。本作の眠りは、ボス敵に物理攻撃すると必ず一発で目覚めてしまう上に、目覚めたそのターンに行動可能なため、デスコピオン戦ではほとんど意味がない。
よって、【スリープダガー】よりも【ヴァイパーファング】を選択すべし。DQ11Sでは早期のスキルリセットが可能になっているので、もしスリープダガーに行ってしまっている場合は、スキルリセットしてヴァイパーファングの方へ行こう。
毒にも弱耐性はあるが、中耐性の眠りよりは効きやすい上に当てさえすれば確実にダメージを重ねてくれる。根気よく猛毒を狙っていこう。今後も、スリープダガーよりもヴァイパーファングの方がお世話になるはずなので、その方向で育成するように。
 
相手の攻撃が非常に激しいので、防御的に立ち回りたい。特に痛恨は、ベロニカは勿論【セーニャ】すら【きんのネックレス】を装備しなければ防御しないとHP満タンでも耐えられない。前衛2人もHPを満タンに保っておかないと即死すると思って良い。
幻惑耐性が眠りと同じであるため、使うなら【ラリホー】よりも【マヌーサ】。マヌーサは、すべての敵が強い縛りでは鉄板の対策である。うまく効けば、サンドブレス以外は恐るるに足らず。本作では痛恨もマヌーサである程度スカせる。
防戦一方でもダメージを蓄積できるよう、猛毒と【火炎陣】をうまく使ってダメージを与えていこう。それが無理でも【ジバリア】で僅かながらダメージを蓄積できるのでカミュがマヌーサを受けたり、相手にルカニがかかっていない時にやっておこう。カミュ大活躍である。
【タナトスハント】は余裕がある時だけで良く、無理に使う必要は無い。余裕がある時でないと、防戦一方で再度ヴァイパーファングを入れる隙を作れず、結果的にタナトスハントよりも猛毒継続の方が総合ダメージが大きかった…なんてこともある。使う場合は、できるだけ事前に【ルカニ】を入れておきたい。
土属性は効きにくいため、【ジバリア】はあまり有効ではない。できるだけ火炎陣を使うこと。雷が弱点なので、氷雷陣が使えるならそれを最優先に。
氷には少し耐性があるので、攻撃呪文は使うならヒャドよりもメラやギラ。ただ、無防備なベロニカに痛恨が当たるとまず即死なので、場合によってはメラを使うよりも先頭に立たせて防御した方が良いかも知れない。
戦い方さえしっかりしていれば、アイテムを使わずともレベル13くらいあれば勝てる。

イルルカSP

テリワンSPでは登場はならなかったが、今作で登場を果たす。自然系のランクD。
【おおさそり】4体の四体配合で生み出せるが、位階配合でも生み出せるのでそちらの方が楽。
おおさそりは【砂漠の世界】で現れるので、序盤に手に入れるなら根気よくスカウトしにいこう。
 
【メガボディ】、AI1~2回行動、マヒ攻撃、マヒブレイクを持ち、+25で【こうどう はやい】、+50で【会心出やすい】、新生配合で【切り込み隊長】が付き、
更にギガボディ化で【一発逆転】、超ギガボディ化で【やいばのボディ】が付く。
初期スキルはおおさそりと同じ【むしのしらせ】
 
物理攻撃向きの性能にしてはMP上限が1060と高く、特技を豊富に打てるのが利点。
ただ、防御面ではおおさそりに大きく劣るため、見た目に反してさほど硬くない。
新生化したときに持つ「切り込み隊長」は、こうどうはやい持ちのこいつとの相性が良い。
この特性はこいつを除くと性格がせっきょくてきな【モントナー】しか持たないので、別のモンスターに持たせる場合はこいつに頼るしかない。

クロスブレイド

第2弾で登場したドラゴンレア。属性は百獣。
ステータスはHP:1860、攻撃:1170、魔力:530、素早さ:980、防御:1280。
攻撃範囲は長い三角系が2つ。
必殺技はデステイルスパーク。
スキルは各Rの相手ターンにランダムで防御を大アップする「プロテクション」と2R目の自ターンに敵の魔影に与えるダメージを中アップする「影切り」。
 
第2弾のスペシャルムービーでは【ダイ】たちの前に召喚されて襲い掛かっている。直後に召喚された勇者イレブン一行がダイ達に加勢し、二大勇者コンビによって撃破されており、クロブレにDQ11が参戦するのを印象付ける敵として大きく扱われている。

第6弾ではスーパーレアとして登場。

ドラけし!

ステージ3のボスで、3-17に登場。ここで10万点以上のスコアを出すとミッション報酬で入手できる。
レアリティは星4、スキルは【れんぞくこうげき】、タイプは紫、HP181、こうげき255とドラポンで出る【アームライオン】と全く同じ性能。
 
本作最強といわれるX字の広範囲を2回攻撃するれんぞくこうげき持ちで、無課金プレイの必須要員と呼べるほど強力。
これを持つドラけしの中で一番最初に入手可能であり、いかにこいつを早く確保できるかで今後のステージの攻略が大きく変わるといわれるほど。
紫タイプに【オークキング】など他にも優秀なものが揃うのも追い風。