イルルカ・イルルカSP
イルルカで初登場した呪文。
名前の由来は「デメリット+消える」。
味方のデメリット特性(【強者のよゆう】【自動MPダウン】など)が発動しなくなる。消費MPは80。
【エグドラシル】、【サポーターSP】、【魔壷インヘーラー】、【竜のひざけ】のスキルで習得できる。
本作ではデメリット特性は【新生配合】しないと付かないのでストーリー中にお世話になることはほとんどなく、
対戦専用技になることも多いだろう。
といっても対戦にしても、デメリット特性は付けないか、付けるとしても影響が少ないものを選ぶことが多いので、出番は少なめ。
強特技を得るためにはどうしてもデメリット特性を付けなければいけないテリワン3Dで出てくれれば、
少しは活躍の場があったかもしれないが…。
登場する時期を完全に外してしまった呪文と言えよう。
対戦で使うなら、サイズ変更でどうしてもデメリット特性が付いてしまうモンスター(【ギガボディ】化した【冥王ネルゲル】など)の相方を【スモールボディ】の【超こうどう はやい】にして、開幕1ラウンド目に使わせるのがベストだが、不利な特性を持ったモンスターを敢えて出している時点で、相方がこれを使うことが相手にバレバレになってしまうという欠点もある上に、【ギロギロ】や【いあつ】、【ラブリー】などを喰らうと、マインド耐性が疎かの1枠モンスターが棒立ちになるので、より高度な駆け引きが重要となる。
いっそのこと、相方の1枠は完全にデメキエル専用にするために、デメキエルを覚える上記のスキルにマインド耐性を上げられる【ねぶた魂】、【マインドガード】というスキル構成にしてしまうのも手だが、それでも超こうどうはやいの耐性低下を相殺して1段階アップするだけなので、素でマインド耐性が激減以上のモンスターでないと完全にマインドの穴を埋められない。スモールボディを持っていて新生状態でマインド耐性が無効なのは【アルゴリザード】、【カンダタこぶん】、【スマイルリザード】、【ドラゴンキッズ】、【ファーラット】、【フェアリードラゴン】、【マポレーナ】、【リザードキッズ】、【リザードフライ】の9種類しかおらず、半減でも【わたぼう】など数えるくらいしかいない。これらを相方として出すとデメキエル持ちであると警戒されてしまうだろう。
なお、次回作であるDQMJ3ではデメリット特性が撤廃されたのであえなくお蔵入りにされ、この呪文そのものが消えてしまった。【デメフィーバ】よりはマシだが、結局ろくに活躍の場すら与えられず削除とは不憫にもほどがある呪文である。
イルルカSPではデメリット特性をSP特性化させると何らかのメリット効果が付くようになるが、これを使うとそのメリット効果も消えるので注意。