イルルカ
イルルカで初登場した弱体系の呪文。名前の由来は「デメリット+フィーバー」。消費MPは80。
説明には敵のデメリット特性の発動率を上げると書かれているが、
実際は戦闘開始時にのみ発動する【ちょうはつ】以外のデメリット特性全てを悪化させる効果がある。
具体的には、以下のような効果が現れる。
- 確率で発動するデメリット特性(【アンラッキー】【強者のよゆう】【ヘロヘロ】【オロオロ】)の発動率が2倍になる
- 【しょうひMP×2】で消費するMPをさらに2倍にする(素の4倍消費することになる)
- 【自動MPダウン】で減るMPの量が2倍になる
- 通常時:最大MPの1/10
- デメフィーバ時:最大MPの1/5
- 【ダメージ増ボディ】による被ダメージの増加量が2倍になる
- 通常時:(125+5×経過ラウンド)%
- デメフィーバ時:(150+10×経過ラウンド)%
ただし、「呪い」属性に分類されている為、呪い耐性が無効の敵には効かないので注意。
…そしてその実態はモンスターズ史上最弱とも言われるほど使いものにならない呪文。
シナリオでは全く役に立たず、対戦でしか使う機会がない呪文なのだが、
対戦でさえデメリット特性が付かないように気を付けているプレイヤーが多いため、出番が全くない。
仮にマイナス特性を持っていたとしても、呪い耐性のある相手には効かない。
そもそも一部のモンスターがでかくなってない限り、対戦相手がデメリット特性を覚えているかを判断できない。
そして強制的にマイナス特性がつく一部の新生配合でGサイズにしたモンスターはGサイズにする際に呪い耐性が三段階もあがるので
もはやこの特技が生かされるのを見ること自体が奇跡のレベルである。
挙句の果てに呪文なので【マホカンタ】に反射されるので一番効きそうな三枠のゾーマ(ヘロヘロ+強者のよゆう持ち)にすら効かない。
おまけにこの使えなさで消費MP80。
同じく使えないとされる【デメキエル】同様、テリワン3Dで登場した方が輝けた呪文と言えるが、
相手に依存する上に、対戦中にデメリット特性を持っていると判断できないため、デメキエル以上に使えないことだけは変わらないだろう…。
なおDQMJ3では削除された。
マイナス特性がアンラッキーしかなくなった以上、出てもほぼ効果が無いので当然ともいえるが、全く使い物にならないままお亡くなりになってしまった不憫にもほどがある呪文である。
SP版では【紋晶】によりマイナス特性に追加のプラス効果を付与できるようになり、ある程度のリスク上等で搭載されるケースも出てきたためこの呪文にも日の目が当たるかと思われたが、前述の通り呪い耐性やつねにマホカンタに阻まれる弱点は変わっておらず、仮に効いたとしてもSP化された際のバフ・デバフ効果を発動という相手に塩を送ることになるだけで結局採用されるに至らないのであった。