概要
DQ7で登場した楽曲。
DQ7の【ユバールの民】の民俗音楽であり、ゆったりとした曲調である。
【トゥーラ】とは同じくユバールの伝統楽器である。
Part=A:8小節、B:9小節
Making=A→B→(繰り返し)
Key=Bm
BPM=76(東京都交響楽団)
Rhythm=3/4
Loop Time=0:41(東京都交響楽団)
同じくユバールの民族音楽【復活の祈り】とは対の関係にあると言える。
ドラクエシリーズにおける民族音楽と言えばDQ4の【ジプシーの旅】と【ジプシー・ダンス】がある。
こちらも対の2曲であることに加えて、一方がしっとりとした曲調、もう一方はテンポが速めで踊りをイメージした曲調という部分でも共通点がある。
ただし、DQ4の方は曲名の通りジプシー(ロマ)音楽をベースにした曲であるのに対し、この楽曲は民族音楽っぽさもありつつ「グリーンスリーブス」などのヨーロッパの古い民謡を思い起こす低音でもの悲しげな旋律が特徴的。
最初に発売された【ロンドンフィルハーモニー管弦楽団】版「交響組曲ドラゴンクエスト7」では、この曲と「復活の祈り」はオーケストラで録音されず、演奏された事も無かったが、ドラゴンクエスト20周年記念コンサートで、アンコールとしてこの曲と復活の祈りのメドレーが初披露された。
この際に、【すぎやまこういち】はこの曲の着メロを流し、「これで終わりとか言ったら怒るよね」と言って、会場を沸かせている。
その後、2006年10月18日に発売された【東京都交響楽団】の演奏による「交響組曲ドラゴンクエスト7」には、めでたくこの曲も収録されている。
当初オーケストラに録音されなかった理由は、トゥーラという架空の撥弦楽器をオーケストラに編曲するのが難しかったためだろうか。
オーケストラ版はDQ7のゲーム音源とは大きく変わっており、最初は木管主体、2ループ目はストリングス主体の構成になっているが、いずれもゲーム音源の雰囲気とは異なっている。
DQ7
DQ7のサントラでは表記が「トウーラの舞」となっている。
曲名に「舞」とあるが、踊りの曲は【復活の祈り】あり、こちら「トゥーラの舞」は【ユバール族の休息地】で流れる。
ユバール地方以外でトゥーラが登場する過去【ハーメリア地方】や、【トゥーラ弾きの大会】のイベントシーンでも使われる。
PS版のゲーム音源はアコースティックギターなどに似た音色でありつつも少し高めで独特の響きが、架空の楽器であるトゥーラの音色を表現している。
3DS版では東京都交響楽団によるオーケストラ音源が使われているが、撥弦楽器を用いた編曲ではない為「ゲーム中のキャラクターが実際にトゥーラで弾いている曲」という設定と噛み合わなくなってしまっているのが残念。
曲そのものはアレンジとしては悪くないのだが……。
スマホ版や海外仕様の3DS版でのシンセサイザー音源では、主旋律が撥弦楽器風のものに戻った。
DQ10オフライン
【踊り子】関連クエストの最終話【終幕の踊り子伝説】において、主人公と【ラスターシャ】が協力して【荒神連舞】を踊るときに使われる。
なおこの後は【愛する人へ】に続く。DQ7のあのシーンと同じ流れなのは偶然か?
Ver.2
クエストシリーズ【魂がつまびく音色】ではトゥーラ弾きの少年【セリク】が演奏するため、たびたび流れる。
DQ10オンライン
「魂がつまびく音色」をクリアすると貰える家具「トゥーラのガラスランプ」はハウジングの室内BGMをこれに変更できるオルゴールになっている。
詳しくはこちらを参照。
DQ11(3DS版)・DQ11S
【冒険の書の世界】のユバール族の休息地で流れる。
3DS版はシンセサイザー音源で、主旋律はPS版DQ7と同様に弦楽器である。
DQ11Sでは8bitアレンジが作られた。