【ドラゴンキラー】

Last-modified: 2024-04-14 (日) 05:11:56

DQMJ3Pから登場した特性については【○○キラー】を参照。

概要

DQ2で登場して以降、皆勤の武器。またエニックスゲームブック版のDQ1でも登場している。
外伝では不思議のダンジョンシリーズすべて、ジョーカーに登場する。
 
キラーとは殺すという物騒な意味の言葉だが、特定の対象に対して攻略が得意な人を指して○○キラーと呼ぶこともある。
直訳すると竜殺し(の剣)。
その名の通り【ドラゴン系】に対してダメージが大きくなる効果を持つことが多い。
実世界で神話などで竜退治を為した英雄は【ドラゴンスレイヤー】と呼ばれるが、初期作の字数制限のためこの名前となった。
この「スレイヤー」はDQ8以降で強化武器として登場する。
また、DQ10以降は両手剣版の【ドラゴンバスター】もある。
 
ドラゴン特効を持つのだからその方面で活躍しているのかと思いきや、『ドラゴンクエスト』の名に反してドラゴン系はあまり数が多くないために、その能力自体の活躍の場数は微妙。
しかし普通の攻撃力も高いため、登場タイミングがよほど悪くない限り、特殊能力がなくても使える武器である。
 
DQ7までは刃と手甲が一体化した形状で、腕にはめてパンチを打つフォームで突くという、実在の武器で言うとジャマダハルみたいな物(カタールと混同されやすいが、実際のカタールは別形状の武器である)。
DQ3から登場した【てつのつめ】にも近い。しかし、この形状にも関わらず武闘家やアリーナは装備できないのは謎である。
DQ8以降は【スキル】導入と3Dポリゴンのモーションの関係もあり、一般的な剣の形状になった。
ただしバトルロード、ビルダーズ2、星ドラ、ウォークのように旧形式で登場している作品も出てきてはいる。旧デザの根強い人気が伺える。
また、ドラゴンを殺すための武器でありながらDQ7までのものもDQ8以降のものもドラゴンの顔を模した飾りが付いている。
 
ドラゴンによく効く原理は武器の形状であり、ドラゴンの鱗をえぐって突き刺すのに適しているという説明が作品によっては存在する。特殊な魔力などによるものではない。
 
「ドラゴンクエストレジェンドアイテムズギャラリー」ではDQ7以前のデザインのものが採用されている。

DQ1

本編には登場しないが、エニックス版のゲームブックで登場する。

ゲームブック(エニックス)

【メルキド】で「真空の剣」なる武器を売る男からそれを買って、魔物に斬りつけようとすると崩れ去ってしまい、真空の剣は青銅の剣に色を塗っただけのまがい物だと判明する。剣を売った男を取り押さえると、お詫びとしてドラゴンキラーをくれる。崩れ去ってしまうようなことはない。

DQ2

攻撃力は50で、【ローレシアの王子】が装備可能。
順路上の最速では【ベラヌール】だが、【デルコンダル】【テパ】等の店でも8000Gで売っている。
 
記念すべきデビュー作ではあるが、作品内での立場はかなり微妙。
【船】入手直後の時点での攻撃力は高いが、この時点での8000Gはかなり痛い。
そもそも攻撃力が10しか違わない【ロトのつるぎ】がタダで手に入ってしまうので、一見こんなものにお金をかける意義がない様に思える。
ただし、最終的に6000Gで換金することを考慮すれば実質的な出費は2000Gであり、これの次に買える【ひかりのつるぎ】は16000Gと非常に高価なうえ、順路通りに進むなら【きんのカギ】入手後の【ペルポイ】まで入手時期が遅れてしまう。
その間はデルコンダルの【キラータイガー】やら【ザハン】近海の【バピラス】【ガーゴイル】をはじめとして、非常に強く全滅の危険が常に付きまとう敵も多いため、10000G以上のゴールドを所持している状態で全滅してしまえば目も当てられない。
この剣を下取りするなら差額10000Gでひかりのつるぎを買うことができるため、2000Gの出費で全滅のリスクを大幅に軽減しつつ、ついでに攻撃力を10上げることができると考えれば決して悪い投資ではないと言える。
ただし、順路を無視して【いかづちの杖で金稼ぎ】を行うのなら話は別で、それならひかりのつるぎをそのまま買ってしまえばいい。
 
また、初登場の本作ではドラゴン系に対する特効機能がまだ実装されていない。
FC版公式ガイドブックでも「その巨大な刃は、ドラゴンの堅い皮膚でも貫く」と書かれており、「特にドラゴンに有効」といった紹介ではない。
どうやら本作では、ドラゴンキラーという名前は「ドラゴンを倒せるほどの威力がある武器」という売り文句でしかないようだ(それすら若干盛っているような気もするが……)。
仮に特効効果があれば、ロンダルキアの脅威である【ドラゴン】戦で役立ったかもしれない。
実質ローレの最強武器である【いなずまのけん】との攻撃力差は30(実ダメージ差15)なので、追加効果がDQ3仕様であったならダメージ期待値はこちらの方が上回っていたことになる。
しかし、本作では戦闘中の武器の持ち替えができないので、他の雑魚敵との戦闘もあることを考えればやはり稲妻の剣の方に軍配が上がってしまうが。
持ち替えを気にしない丁度いい時期となると、モンスターズではドラゴン系である【バピラス】系統に特攻があれば生かせたかもしれない。
一方で、同じくモンスターズでドラゴン系の【キングコブラ】【リザードフライ】の系統は、ドラゴンキラーを買える頃には上位であってもだいたい一撃だろうから、特攻があってもあまり意味は無かっただろう。
 
終盤では換金アイテムとしての側面も強い。
【ロンダルキア】到着直後の段階で、【アークデーモン】を始めとした悪鬼羅刹の面々をまともに相手にすることができない場合、南部の【シルバーデビル】あたりを狩っていると割と結構な頻度で手に入る。
これを逐一売っていけば【はやぶさのけん】【ちからのたて】といった高額品を買い揃えるのに一役立つ。
まあ、それもすぐに【はかいのつるぎ】に取って代わられるのだが。

リメイク版

攻撃力は少し上がって55。
これの下位武器のロトのつるぎの攻撃力が据え置きで、しかもあちらをサマルが装備可能になったので、これをローレに買い与える価値はそこそこある。
いかづちの杖で金稼ぎができなくなったこともあって、ひかりのつるぎ購入までのつなぎとしての価値は相対的に上がったと言える。
スマホ版では、ルーラを覚えるとラダトームへ行けるようになるため、アレフガルド南東の島(【聖なるほこら】)から旅の扉でベラヌールへ行くことで購入できる。ただし購入資金をかなり稼ぐ必要があるのと敵が強いためそこまで時間をかけてまで購入するメリットがあるかというと微妙。
 
なお、リメイクに際してもドラゴンへの特効効果は得られなかった。
にもかかわらず、SFC版・GB版・Wii版の【公式ガイドブック】では、特効があるかの様に誤表記されているので注意。

ゲームブック(双葉社)

ローレ専用の武器。
下巻でパーティのレベルを3にする上で必要となる。
購入できるのは下巻からだが、上巻でもある強敵を倒すと手に入る。
ただし上巻の時点では所持しても特に意味はない。

DQ3

攻撃力77。15000G。
地上世界の店売り武器の中では最強を誇る。
【サマンオサ】(FC版のみ)や商人の町の最終段階の武器屋で購入できる。
【勇者】【戦士】が装備可能。
この作品ではじめてドラゴン系特効の効果が付く。
この頃は追加ダメージは16~32の範囲でランダムに決定されるというもの。
 
ちなみにドラゴンの範囲は、FC版では【スカイドラゴン】【スノードラゴン】【サラマンダー】【スカルゴン】【ドラゴンゾンビ】【ドラゴン】の6種類に限られる。
【やまたのおろち】及び色違いのヒドラ系、ドラゴンをベースにした合成獣とされる【ガメゴン】系統は、本作ではドラゴン系ではない。
そのためガメゴン対策としては役に立たない……かと言うとそんなことはなく、単純に攻撃力が高い(この時点の店売り武器の中では2位と10ポイント以上の大差をつけている)ので、特効に頼らずとも苦もなくその甲羅を叩き割れる。
ボスであるやまたのおろちは【自動回復】もあり相応にタフなので、やはり攻撃力の高い武器があればそれだけで頼りになる。
 
FC版ではサマンオサに売っているため、【さいごのかぎ】を入手できれば買えるようになる。厳密には裏技を使えば最後の鍵も必要ない。
勇者・戦士用の武器として早いうちに購入できれば以後の冒険がだいぶ楽になるだろう。
特にやまたのおろち・【ボストロール】といった強敵対策としてできれば買っておきたい。
後々攻撃力で勝る【いなずまのけん】【まじんのオノ】を入手できるが、後者は命中率が低いのでダメージ期待値的にはあまり差がない(【バイキルト】と併用するならむしろドラゴンキラーの方が上)ので、パーティーに戦士がいるなら対【バラモス】戦でも役に立つ。
 
欠点はやはり高額なこと。買いたい場合は【わらいぶくろ】を狩ったり、【おうごんのつめ】の敵寄せ効果を利用するなどして稼ぐ必要があるだろう。
やまたのおろちを倒せばタダで入手できる【くさなぎのけん】、まだ多少は安価で使い回しもしやすい【ゾンビキラー】、といった具合に同時期に(攻撃力は劣るが)優秀な武器も手に入り、また上記の通りドラゴンキラーより強い武器も控えているので、プレイヤーによっては見向きもされない。
特に勇者は、ちょうどこれを買える時期に【ライデイン】を覚えることが多いのも少々向かい風か。
 
モノ自体は高性能だが立ち位置的には微妙な武器とも言える。特効の対象が6種類とあまりにも少ないので、なかなかピンポイントで活かすのも思った以上に難しい。
手に入れたときは通常スカイドラゴンとの遭遇が終わっており、【アレフガルド】ではもっと強力な他の武器が使われがち。
実際に特効を活かせたのはスノードラゴンだけ、ということもままある。
 
それでも戦士用の武器としては稲妻の剣に次いで安定した命中率と攻撃力を両立している優秀な武器。
FC版では職業ごとの装備品の差が激しいので、優秀な装備品を扱える戦士が転職を繰り返した果ての最終職業として選ばれる可能性は充分ある。
パーティーに2人以上戦士がいるなら、そのうち一人はドラゴンキラーをメイン武器として手にすることになるだろう。

リメイク版

サマンオサで売られなくなり、入手時期がやや遅くなった代わりに、攻撃力が79にアップ。
しかし、地上で唯一購入できる商人の町の発展条件に「やまたのおろち(2回目)を倒す」「ボストロールを倒す」がそれぞれ存在するので、両ボス戦では使えなくなった。
バラモス城突入前までの武器では【せいぎのそろばん】を除けば【いなずまのけん】に次いで攻撃力が高い。
 
FC版ほど資金には困らなくなった上、SFC、GB版ではすごろくを活用しない限り吹雪の剣と雷神の剣が上の世界では入手できなくなったため、魔神の斧を使わないなら活躍の機会はある。…と言いたいところだが、リメイク版では強職盗賊の追加に加えて武闘家の装備回りの強化もあって戦士の立場自体が微妙で入れられないことも多い。そうなると勇者一人しか使い手がいないわけだが、購入可能になって少し進めばいなずまのけんがタダで入手できるので活躍期間は非常に短く、これを買うぐらいならアレフガルドでの装備購入資金に充てた方が良い。
 
特攻効果は【しんりゅう】のほか、GBC版追加モンスターの【キースドラゴン】【ダースドラゴン】【グランドラゴーン】にも効く。
ただし、グランドラゴーンの色違いであるやまたのおろち、【ヒドラ】【キングヒドラ】には効かないままなので注意。
一応、力255の勇者1人でしんりゅうを撃破する時は【はかいのてっきゅう】【おうじゃのけん】と比較して、(会心の一撃込みで)わずかに打撃ダメージの期待値が上回るが、鉄球との差はほぼ誤差に近い。
ちなみにしんりゅう戦ダメージ期待値は、ドラゴンキラーが106.25、はかいのてっきゅうが105.82、おうじゃのけんが102.76である。

DQ4

攻撃力90。ドラゴン系の敵にダメージ1.5倍。15000G。
【勇者】【ライアン】が装備可能。
【ロザリーヒル】【リバーサイド】で購入可能。
何の冗談かドラゴンに乗る【ガーディアン】もこれを所持しており、稀にドロップする。
 
上記の町はどちらも【船】を手に入れた直後に行くことが可能。
船を手に入れたときというと【はがねのつるぎ】(攻撃力40)がどうこう言っている時期。
せいぜい、【トルネコ】の持ち越しまたは直後に訪れるであろう【ミントス】で買える【はじゃのつるぎ】(攻撃力45)に乗り換えるかどうか……といったタイミングである。
そんな時期に攻撃力90という、前作での魔神の斧と同値なブッ飛んだ数値を誇る武器が買えてしまうのだ。
もちろん性能相応のお値段によってパーティのお財布に大ダメージを与えてくるので、第三章から大量に持ち越した【はじゃのつるぎ】を売り払ったり、【ミステリドール】を乱獲したりして軍資金を貯め、手痛い大出費に耐えられるようにしておこう。
上手いことリバーサイドで装備を整えられれば当面は怖いモノ無しである(順当なルートで進めれば、だが)。
 
今作では有効な敵がわずかに増え、船入手後~終盤に至るまで様々な場所でドラゴン系に属するモンスターが出現する。
なお、対象となるのは【ドラゴンバタフライ】系統、【ドラゴンライダー】系統、【グリーンドラゴン】系統の全8種のみ。
意外にもドラゴンっぽい見た目の【コドラ】系統や【テラノバット】系統、名前にドラゴンとつく【ドラゴンパピー】は含まれない。
GBC版シードラゴン(没)と同系統で、しかも名前に「りゅう(竜)」とつく【くびながりゅう】系統も含まれない。
とは言え、有効な敵は厄介な強敵が多く、仲間の装備可能武器との兼ね合いもあり、たとえ【きせきのつるぎ】【はぐれメタルのけん】入手後であっても、このドラゴンキラーが活躍する場面は多いだろう。
ボスキャラでは四天王の【アンドレアル】に有効。
 
勇者やライアンにとって中盤に使用する武器候補筆頭であると同時に、人によってはライアンの装備する武器が最後までこのままかもしれない。
また、強化前の【てんくうのつるぎ】はこれよりもかなり弱いので(攻65)、天空の剣入手直後に間違えて売ってしまわないように。
【キングレオ】戦などのお供としても頼もしいが、FC版のボス対策ならば【まどろみのけん】の方が良い。
ちなみに「ドラゴン系に1.5倍のダメージ」というおなじみの効果はここから。

リメイク版

上記メンバーの他に追加キャラの【ピサロ】も装備可能。
アイテム所持数の増加(DS版に至ってはふくろも使える)によって第3章からのはじゃのつるぎの持ち越し数も増え、船入手直後に購入しやすくなった。
上述のコドラ系統、テラノバット系統、ドラゴンパピーに加えてプテラノドン系統や首長竜系統も対象となり、特効が有効なモンスターが大幅に増加した。詳細は【ドラゴン系】を参照。
 
【移民の町】でも販売されるようになり、PS版では【キングキャッスル】【プレミアムバザー】、DS版以降では最終形態の武器屋で購入可能となる…が、相変わらずリバーサイドなどでも購入できるのであまり意味はない。

DQ5

攻撃力90。ドラゴン系の敵に特効。倍率は後述。
【主人公】【男の子】【ピピン】、仲間モンスターでは【はがねのつるぎ】を装備できる【装備グループ】が軒並み装備できる。
 
青年時代後半の【サンタローズ】で売っている。能力と価格はDQ4から変わらず。
後述の特効効果を別にしても、青年期前半の武器から攻撃力が倍近く跳ね上がるので、主人公や【スライムナイト】【ゴーレム】といった打撃主力層の武器として非常に有効。
青年時代後半になると武具の価格が急激に高騰して資金不足になりがちだが、何を差し置いてもまずこれを優先しても良いぐらいである。
 
特効時のダメージ補正はSFC版では1.5倍、PS2版では2倍、DS版では2.25倍となっている。
SFC版の倍率でも十分強力だが、リメイク版では設定ミスを疑うレベルで桁外れに高くなっており、素の攻撃力が物足りなくなってくる終盤でも特効の相手ならわざわざこれに持ち替えてもよいぐらいの性能になっている。
同様の謎の超強化は【ゾンビキラー】にも施されているが、こちらの方が有効な場面が多い。
【ボブルの塔】辺りから【ブラックドラゴン】系や【メタルドラゴン】系などの強敵が増え始め、【魔界】突入以降でも引き続きその上位種が存在するためかなり役に立つ。
もちろんSFC版でも力が十分高ければ隠しダンジョンまで活躍できる。
 
本作では系統での括りではなく、モンスター個別に設定されているため、例えばどう見てもドラゴン族っぽい見た目の【りゅうせんし】系統3種はなぜかりゅうせんし以外には有効でないなど、見た目からドラゴン系を判断するのが少々難しくなっている。
また、見た目に反して甲殻竜属や海竜属は対象とはならない。詳細は【ドラゴン系】を参照。

DQ6

攻撃力95。ドラゴン系の敵にダメージ1.5倍。かっこよさ35。
装備できるのは【主人公】【ハッサン】【テリー】【アモス】と、【ドランゴ】などの怪力系、【スライムナイト】などの剣士系、【くさったしたい】などの人型系の装備グループのモンスター。
装備可能者が多いのにまさかの非売品になり、【天馬の塔】の宝箱に入っている他、【ヘルクラッシャー】が落とす。
 
ドラゴン系のモンスターは前作より減少し、【ドラゴンソルジャー】などの竜戦士属3種、【フェアリードラゴン】などの蝶竜属(【マジックフライ】を除く)2種、【ディゴング】などの海竜属2種、【フーセンドラゴン】などの浮竜属2種の計9種。
特攻効果を活かせる機会は少ないが「タダで手に入るそこそこ強い武器」というポジションが重要であり、金欠プレイヤーにとっては【きせきのつるぎ】【らいめいのけん】と並んで心強い味方。
これより強い武器となると軒並み20,000G以上、高いと40,000G近くもするため、お金が貯まるまでの繋ぎとしてこれに頼ることになるだろう。
装備できるキャラクターも多いので使い回しが利きやすいのも長所。
特にドランゴの加入直後であり、武器をどうするかと考えてる時にちょうど手に入ってくれる。
 
特効時のダメージ補正はオリジナル・リメイク共に1.5倍となっている。
また、今回から登場した特技の【ドラゴンぎり】との併用も可能となっており、その場合はドラゴン系のモンスターに与えるダメージが2.25倍となる。
まるでDS版DQ5の高倍率ドラゴンキラーさながらだが、これを入手以降に訪れるエリアに出現するドラゴン系モンスターは【バトルレックス】及び【お楽しみダンジョン】における【ディゴング】のみ。
前者は【岩石系】に無耐性なので、これより攻撃力の高い武器を手に入れたなら、それを装備して【せいけんづき】に頼る方が汎用性も高く、効率が良い。
後者も岩石系に弱耐性で正拳突きが刺さりやすいが、こっちは海底でも登場するし体力も高いのでドラゴンキラーを使うのもいい。
【ピエール】【スライム格闘場】に挑戦するときに使えなくもないが、他の攻撃手段も豊富に存在するので微妙なところ。
 
倍率のおかげで【ビッグボウガン】程度の武器までならせいけんづきよりもドラゴンキラー+ドラゴンぎりの方がダメージが高くなり、力が400を超えるとバトルレックスへのダメージが【ラミアスのつるぎ】装備でのせいけんづきを上回る。
ただ上述の通り終盤はバトルレックス以外の敵には通用しないので、実用性は低い。
 
なので結局のところ今作だと特殊効果はほとんど意味が無いので、単純にタダで手に入る高攻撃力武器の一つ、という立ち位置にある。
売り値は11250Gと中々だが、非売品なので売るならよく考えてから。後でドロップ回収はできるので資金難ならば売ってもいいだろう。
終盤は物価のインフレが激しいので軍資金の工面に難儀しやすく、やむなく節制していたら結局ダークドレアムまでこれで行ってしまう……なんてことも少なくなかったりするが。
特に【きせきのつるぎ】を装備できないドランゴの場合、これより強い武器は一点物の【メタルキングのけん】、30万コインも要求する【はかいのてっきゅう】、当たりはずれの大きい【まじんのかなづち】、店売り限定で2万G越えの【ふぶきのつるぎ】になるため、下手したらドランゴが加入初期から長々と使い続けていることも。
とはいえ性能的には充分最後まで使える武器である。
 
【おしゃれなかじや】で2000Gで鍛え直すことができ、かっこよさが55に上昇する。
また、【ドラゴンメイル】【ドラゴンシールド】と一緒に装備すると、【ベストドレッサーコンテスト】で15ポイントのコーディネートボーナスを貰うことができるが、そもそもこの武器を入手した時点でシナリオクリアに必須なランク3は突破済みなので、ランク4以上に挑戦する気が無い人には試されることすら無い。
ドラゴンシリーズが揃うころにはもっと高得点が狙える装備があるのだが、ドランゴでコンテストのランク7突破を図る際には、利用できなくもない。
彼女(?)の加入後に間もなくして3つとも無料で揃うので、1個あたり2000Gという安価で叩き直せば、【プラチナヘッド】【ちょうネクタイ】と組み合わせて初期レベルでも突破できる。
また、叩き直すのは2個でも目標値に届く。

DQ7

攻撃力83。ドラゴン系の敵に1.5倍の特効。かっこよさ35。
装備可能者は【主人公】【アイラ】【コスタール】の武器屋で売っている。
 
値段が20000Gと上がったのに攻撃力は下がってしまった。
ダメージ補正はDQ6の時から変わらず1.5倍で、今回もドラゴン斬りとの併用は有効。
今回も前回と同様の組み合わせでコーディネートボーナスが発生する。
 
特効対象の敵はさらに増えており、ラスボスの第一形態を含む全25種のモンスターに有効。詳しくはこちらを参照。
今作でも性能自体は弱い武器ではないのだが、入手のタイミングが悪かった。
まずアイラは攻撃力90の【ユバールの剣】を最初から装備してている。
主人公の武器も【ラッキーパネル】で攻撃力が8低いだけの【ゾンビキラー】を既に入手していたり、【ちいさなメダル】をきちんと集めていれば、この時点で既に【きせきのつるぎ】(攻撃力100)に手が届く。
そうでなくてもコスタール編をクリアすれば、1.5倍近い攻撃力を持つ【水竜の剣】が貰える。
そのため、通常の攻略ならほぼスルーの悲しい扱いとなってしまった。
 
しかし最大ダメージ等のやり込みの領域になってくると話が変わってくる。
前作よりもステータスのインフレが激しく、力が999まで上がる今作においては、力が極まってくると【バイキルト】【せいけんづき】を凌ぐダメージを得られるのだ。
単純なレコード目的では【すてみ】を使うモンスターを相手にするため、せいけんづきに譲らざるを得ないのだが、ダークパレス戦の【オルゴ・デミーラ】を瞬殺するのはこちらが適任と言えよう。

小説版

コスタールにてドラゴン装備一式まとめて【てっかめん】と共に【アルス】が入手。
【バリクナジャ】討伐に貢献するが、その直後に王様から原作通り【水竜の剣】を贈られるため、ドラゴンキラーの活躍はこれだけで終わってしまった。

DQ8

攻撃力72。ドラゴン系の敵に1.3倍のダメージ。
 
デザイン変更。従来の形状では専用の攻撃モーションが必要となってしまう為か、普通の柄がある分厚い刀身を持つ片刃の剛剣になった。
【真魔剛竜剣】でも参考にしたのだろうか。
【三角谷】【オークニス】で購入可能。
値段は11000Gに下がったが、攻撃力も下がりドラゴン系へのダメージ補正も抑えられている。
 
だが、【ごうけつのうでわ】と錬金することで【ドラゴンスレイヤー】になり、性能が向上する。
暴走状態の【竜神王】や巨竜シリーズに対して効果を発揮するので、錬金のために買っておいて損はないだろう。

DQ9

攻撃力73。ドラゴン系に対して1.2倍のダメージ。
 
DQ8のデザインを踏襲。【ナザム村】で売っている。
前作よりさらに価格が下がり10000Gとなったが、肝心要のドラゴン系に対するダメージ補正も低下してしまった。
しかも、剣系武器は元々ドラゴン系に1.1倍ダメージの効果があり、これとも重複しないのでかなり割を食っている。
やはり前作と同様、豪傑の腕輪と錬金することでドラゴンスレイヤーになる。
 
今作ではモンスターリストでドラゴン系に分類されているもの全てによく効く。
しかし今作ではドラゴン斬りとダメージは重複しないので、ドラゴン斬りをするなら攻撃力の高い剣を装備しよう。

DQ10オフライン

主人公(【戦士】【バトルマスター】【魔法戦士】【遊び人】)、【ヒューザ】が装備可能な片手剣。デザインはDQ8準拠。

-+1+2+3
攻撃力56647178
みりょく891113
ドラゴン系にダメージ+20%+25%+30%

【ふしぎな鍛冶】で作成可能。レシピは【ドラゴンキラーの本】に記載。
必要な素材は、【プラチナこうせき】x6+【ドラゴンのツノ】x1+【レッドアイ】x1+【ようせいのひだね】x8。

DQ10オンライン

レベル42から装備可能な片手剣。基本攻撃力は58。ドラゴン系にダメージ+20%。
詳しくはこちらを参照。

DQ11

【主人公】【カミュ】【シルビア】【グレイグ】が装備可能な片手剣。
デザインはDQ8準拠。うち直しに必要な宝珠は12個。

-+1+2+3
攻撃力72768084
ドラゴン系へのダメージ+20%

表示上のドラゴン系へのダメージ増加量は20%だが、剣系の武器のマスクパラメータであるドラゴン系へのダメージ10%増加と合算され、実質30%のダメージ増加量となる(これは両手剣の【ドラゴンバスター】も同じ)。
【ドゥーランダ山】で手に入る【続ドラゴン装備図鑑】のレシピから作成可能。
必要素材は【ミスリルこうせき】×2、【ドラゴンのツノ】×2、【レッドアイ】×2。
すぐそばで登場する【ドラゴンライダー】(のちに登場する邪ver含む)もレアで落とすが、この時期にはカミュやマルティナがいないため、素直に鍛冶で作るべきだろう。
異変後のグロッタの町以降の武器屋でも11000Gで販売されている。
 
同じレシピから作成できるドラゴンバスターより攻撃力は大きく劣るが、【ドラゴンぎり】を使えばダメージはこちらの方が上回るため、対ドラゴンという本来の役割としては軍配が上がる。
入手直後からドラゴンライダーや【スノードラゴン】相手に役立ち、同時期のボス【フールフール】に対しても有効。
それ以降もドラゴン系の敵はちょくちょく登場するため、使い所は多い。
完全上位互換となるドラゴンスレイヤーを入手するまでは使っていけるだろう。
 
3DS版限定の【冒険の書の世界】では、天馬の塔の宝箱から手に入る。
場所は原典と同じ隠し部屋の左側の宝箱であり、たまにある原典と全く同じ中身の宝箱の一つである。
天馬の塔は7階層ボス撃破で合言葉入手と結構な後半の到達となるため、普通にプレイしている分にはこの武器が活躍できる時期かは微妙なところであり、換金アイテムとして売る方が役に立つだろう。
すれ違い通信で強いヨッチ族を集めればヨッチ村到着直後でも入手は可能だが、強敵ひしめく天馬の塔を隠し部屋まで生きて到達しなければならず、難易度は高い。とはいえ、戦闘からの逃走に抵抗が無ければ、ヨッチ村到達直後からすれちがいを駆使して天馬の塔へ行けるようにし、そこで逃げ切って入手すると、ドラゴン系のボスである【デンダ】を瞬殺できるし序盤から中盤までかなり強い。
【時渡りの迷宮】を最後まで進めることで行けるロンダルキアへの洞窟で【ライトニングソード】を狙うなどとは違い、敵のドロップではない分、こちらより入手は楽といえるだろう。
もっとも、あくまでも「理論上は可能」というだけで、普通にドラゴンキラーを鍛冶制作する前に実践できたプレイヤーはごく稀であろうが。
DQ11Sでは【冒険の書の合言葉】の仕様変更により天馬の塔は【ケトス】入手後になったので、やはり換金アイテムとして扱うことになるだろう。

ジョーカー1~

デオドラン島ダンジョンのドラゴンが持っているほか、モルボンバ島で売っている。
攻撃力はそこそこだが、より強力な【ダイナスブレイド】やドラゴンスレイヤーを無償で入手可能。
無理に買う必要はないだろう。
 
以降の作品でも市販の中盤武器というポジションに収まっており、本編のような輝きはなくなった。

トルネコ1

攻撃力5。ドラゴンに対して2倍のダメージの効果がある。
実はドラゴンキラーを装備中ならば、【木の矢】等、武器による攻撃以外のダメージも2倍になる。
 
武器の中では三番目に強く、ドラゴンに大ダメージという特殊効果も持っている。
攻撃力がより強い武器は存在するが、1では他に能力持ち武器が無いので、【不思議のダンジョン】で持ち帰って鍛える場合は自然とメイン武器になるだろう。
が、今作のドラゴンは正しく最強のモンスターなので、武器盾共に生半可な鍛え方では返り討ちに遭う。
なので鍛える暇が無い【もっと不思議のダンジョン】では、この剣で突撃するよりもアイテムで無力化して倒す方が賢いといえる。
ドラゴン以外の敵に対しては【せいぎのそろばん】【はぐれメタルのけん】の方が強いので、【バイキルトの巻物】をたくさん手に入れたわけでもない限り、無理にこだわる必要は無い。
最序盤の地上近くの階層で拾った場合、しばらくの間は【呪い】【-修正値】を許容できる強さを誇る。
 
なお、公式ガイドブックにはジャマダハル状のイラストが載っているが、ゲームでのグラフィックは鍔に竜が描かれている緑色の両刃の剣で、本編のものとは少々違う。
もっとも、トルネコ1の装備は本編に準じていない形状のものばかりなのだが。
 
和風の世界観である【風来のシレン】シリーズでも、その実用性を維持したまま【ドラゴンシールド】共々そのまま輸入された逸品である。

トルネコ2

攻撃力8。ドラゴン系に対してダメージ2倍。
【迷いの森】【不思議のダンジョン】の店に売っている他、もっと不思議などで拾える。
 
ドラゴンに加え、【キースドラゴン】【ダースドラゴン】と対象が増えたがこいつら3種だけ。
とはいえ、こいつらはいずれもかなりの強敵なので合成する価値はある。
もっと不思議のダンジョンでは23Fまでに合成しておけばドラゴンも怖くない。
攻撃力もそこそこある上に、値段も安いので店で見かけたら購入しておきたい。
 
形状は1から変わって本編シリーズと同じジャマダハル状になったが、どういう構造になっているのか、トルネコは普通の剣のように柄?を持って振るっている。
 
戦士の技【ドラゴンぎり】が習得できる。GBA版ではこの武器以外では覚えられない。
セットできる技として【パンおとし】【モノおとし】がある。
パンおとしを他の武器で使えるのであれば、モノおとしでアイテム集めをするといいだろう。

トルネコ3

攻撃力12。印数4。【炎系】モンスターに対して1.35倍のダメージを与える。
他の特効武器の倍率は1.75倍なのだが、基本性能の高さ故かドラゴンキラーだけ倍率が低い。
炎系モンスター特効としての能力については【アイスソード】の下位性能となっているが、あちらは入手が非常に難しいのでこちらを使う機会の方が圧倒的に多い。
 
ダメージ倍率は下がったものの、特効対象となるモンスターが増加し、使い勝手が更に向上した。
ドラゴンではなくとも、炎系であれば特効対象。そのため、【ファイヤーケロッグ】はどう見てもドラゴンではないが、特効対象となる。
ラスボスのヘルジャスティスも炎系なので1.35倍のダメージが入る。ただし、彼と戦う前に入手するのは難しい。
【封印の洞くつ】などに落ちている他、【遺跡の大空洞 南】【へんげの壺】を使えば入手可能。
 
【異世界の迷宮】では、炎系はスライムブレスを除き終盤の登場となり出現範囲が狭い上、倍率の低さもあり合成素材にされることはあまり無い。
しかし、合成のベースとしては非常に強力。はぐれメタルの剣と比べると攻撃力で2劣るが大した差では無く、印数4+炎系特効で(1つは固定とはいえ)実質印数5という大きな強みがある。
炎系が多い【ラットゾーン】や、【竜ゾーン】のドラゴンや【メラリザード】といった魔窟手前の強敵相手に多少なりとも有利に立ち回れるメリットが大きく、異世界におけるベース武器としては最強と言われることもある。

少年ヤンガス

【まぼろし雪の迷宮】以降のダンジョンで拾える他、【盗賊王の迷宮】最下層で拾える。
ドラゴン系はHPが高く攻撃力の高いモンスターが多いためぜひとも合成したい。
強さは10と強いが、上限+値が15、空スロットが3と少ないためベースには向かない。

バトルロード2

モンスターバトルロードでは第三章から登場。
DQ7までの古参ファンには馴染み深い腕にはめるタイプで登場する。但し武器の種類はツメ……【つるぎのあめ】で降ってきたのに。
上昇するステータスはちから+45 みのまもり+41 すばやさ+10。
 
使える技は「竜滅拳」と「あばれまわる」。
前者は敵1体を3連続で殴り、後者は身体を回転させ、敵全体を攻撃。
竜滅拳はドラゴン系の敵に大ダメージを与えられ、レベルが高くなれば600以上のダメージを超えられる。
防御力の高さも魅力的。
【ぶとうぎ】【ドラゴンシールド】と一緒に装備する事で、あばれまわるが「ドラゴンダンス」に変化。
威力が高く、打撃に加え炎と爆発の二つの属性を持つ。

勇者専用ウェポンダブルスキャンにより、【竜神王のつるぎ】と同時に装備した【竜神王の剣・弐の太刀】にすることもできる。

ロトコレなため排出率は低いが、09年6月号のVJの全員サービス(現在は終了)でモリセレ化された。

スキャンバトラーズ

本作の稼働と共に全国のゲーセンで無料配布された。レア度は星3。
上昇ステータスはちから:314。武器レベルは43。
技は赤:ドラゴン斬り→【超ドラゴン斬り】(テンション100)、青:みをまもる→カウンター(テンション20)の順に変化していく。
攻守共に優れた武器である。
 
その後、超1弾でゲーム機から排出されるようになった。
武器レベルは87。ステータスはHP:80、ちから:590、すばやさ:25。
技は赤:きりつける→ドラゴン斬り(20)→超ドラゴン斬り(100)、青:ちからをためる。
 
超2弾以降もチュートリアルプレイ時に必ずもらえる。
ここの赤色魔法陣はここでしか見られない。

ヒーローズ1

【テリー】専用装備。【始原の里】解放後に店売りされる。
価格は18000Gで攻撃力+93。デザインは8のものを踏襲している。
今作ではドラゴン系特効はないのでただの強い剣でしか無い。

ヒーローズ2

今回もテリー専用。攻撃力は105になっているが、やはりドラゴン系特効はない。
拠点が【荒野の野営地】に一時的に移った時より売られるようになる。価格は32040G。

ビルダーズ2

【オッカムル島】南部のオアシス付近にいる【ドラゴンソルジャー】を倒すとレシピを閃く。形状は旧来のジャマダハルに戻った。
攻撃力52。ドラゴン系に1.5倍程度のダメージを与える。炎の祭壇やラストのハーゴン教団バトルの【ドラゴン】戦で活躍してくれるはず。
【ムーンブルク島】でも武器のレシピを閃くのに【キースドラゴン】を倒す必要があるので活躍の場がある。
 
レシピは【りゅうのうろこ】×1、【金のインゴット】×2、【鉄のインゴット】×4。
一応住人も装備できるが、りゅうのうろこが希少すぎる上、てつのつるぎと攻撃力に2しか差はないので量産する意味はほぼない。

星ドラ

DQ1イベント開始に伴い、リリース当初の2015年10月に実装。
剣型とジャマダハル型の二種があり、前者が錬金前、後者が錬金後の形となる。分類は剣型はそのまま剣だが、ジャマダハル型はツメになる。錬金前と後で分類が変わるという特殊な武器。
本作では錬金で分類が変わる武器には他に歴代キャラ装備等もあるのでそれほど特殊ではないが。
剣のまま使うorスキルを取り出したい場合は錬金しないように注意。
ちなみに剣型はメインスキルが超ドラゴン斬り、サブスキルが【マヒャドぎり】。錬金するとサブスキルが外れ、メインスキルが「超ドラゴン裂き」に変化する。

ウォーク

2022年3月28日から開始のドラゴンキラー装備ふくびきで登場。ジャマダハル型でツメ扱いになっている。
ただし刃と刃の間に持ち手がある「A」のような形状ではなく、刃と刃の間の持ち手がなくて拳が手甲の中に隠れる「∧」のような形状になっている。
強化によって通常は攻撃力が最大165、4回の限界突破で最大215まで到達する。
なお、防具は【ドラゴンメイル】の上下と、DQシリーズではありそうで無い「ドラゴンヘルム」。
 
レベル15で自分の攻撃力とドラゴン系へのダメージと耐性を上げ、ターン開始時にHPが一定量回復する「滅竜のかまえ」、
レベル20で敵全体に威力250%のメラ系の体技ダメージを与え、確率でブレス攻撃の威力を下げる「バーニングファング」、
レベル30で敵単体に威力520%のヒャド系の体技ダメージを与え、低確率に自分の守備力、または更に低確率で攻撃力を上げる「邪竜氷葬撃」を修得する。
いきなりスキルは3ターンの間敵から斬撃・体技ダメージを受けた時に反撃する「逆鱗」。
 
ヒャド系単体攻撃では【オチェアーノの剣】のグランエスパーダをも上回る邪竜氷葬撃が強力。
おあつらえ向きに同日実装の【ギガントドラゴン】がヒャド系に弱いため、即戦力としては十分すぎるほど。
反面、全体攻撃がバーニングファングのみで周回性能は高いとはいえないのが弱点。
なお、バーニングファングは使用武器の攻撃力の差の関係上、倍率で上回る【スーパーノヴァ】よりも高威力が叩き出せる。

トレジャーズ

DQ7までのタイプが【お宝】の一つとして登場。

お宝No.85
レアリティトレジャー
カテゴリーヒストリー
コレクション武器
標準価格3,200,000G

また、宝石オブジェに【ドラゴンキラーオブジェ】がある。

ダイの大冒険

作中世界では最高級の武器として有名らしく、その価値(相場)は15000G以上にもなる。
連載でこの話が掲載された当時の最新作である『ドラゴンクエスト4』の相場に倣ったのだろう。
(『4』で市販されている武器の中で最高級の武器はドラゴンキラーで販売額は15000G。DQシリーズへのリスペクトの強い『ダイの大冒険』だからこそ、こうした細かいところも反映しているのだろう)
また、王族という立場の【レオナ】にすら「滅多に手に入らない」と言わしめるほどの希少品でもあるらしい。
掲載時期の関係上、デザインはジャマダハルタイプ。
 
装備新調のため訪れた【ベンガーナ】のデパートにて偶然入荷していたが、一品限りということで通常の商品ではなく、オークション形式で出品される。
レオナも強気に競りに参加するが予算オーバー、それでも退かない彼女だったが【ゴメちゃん】の阻止によって落札には失敗。
結局18000Gで競り落とした【ゴッポル】という商人の手に渡るが、そこへ魔王軍の超竜軍団が襲来、慌てて逃げ出した際に焦りのあまり取り落としてしまう。
それを戦闘中武器を失った【ダイ】が回収&装備、【ヒドラ】の撃破に大きく貢献するが、直後現れた【キルバーン】に投げつけ刺さったことで、その身を流れる高温強酸の血液によって跡形もなく融解してしまった。
キルバーンの能力紹介のダシにされたわけだが仮に壊されずにその後も使用できていたとしても全開の竜闘気にはまず耐えられず、それを解決したとしても形状からいってアバンストラッシュをはじめとしたアバン流刀殺法がちょっと使い辛そうではあるが…というか寧ろその辺が作者的な退場理由の一つなのではなかろうか。
これは無断の借り物なので普通に返却する選択肢もあったのだが、ゴッポルがあまりいい印象を与える人物ではなかったのも原因かもしれない。
 
ところで、本作でも切っ先が明確に一体化した「A」のような形状なはずだが、ダイが壁に投げ刺した時やキルバーンの胸に残った跡(2本の刃を突き立てたような形状)が明らかにおかしいことで有名。

なお2021年11月21日には『魂の絆』連動企画としてリアルドラゴンキラーオークションが開催され、実際に制作されたドラゴンキラーの一品ものグッズが出品された。
スタート価格は18万円からだったが、最終的に落札価格は310万円となった。1ゴールド=100円説を踏まえれば1800G開始で31000G落札、相場の8分の1から相場の2倍強になったのにはゴッポルさんもびっくりであろう。