【ドラゴンクエスト モンスターズ】

Last-modified: 2017-06-13 (火) 09:22:58

※ 同名のゲームソフトについては、【ドラゴンクエストモンスターズ】を参照。

概要

1996年12月に【集英社】より発行された、ドラクエシリーズの数少ない大全集。
上下2巻セットで、当時の販売価格は2,800円(分売不可)。
SFC版3までにDQ作品に登場した【モンスター】のさまざまなデータが掲載されている。

上巻

フルカラー。【ラスボス】を含む全てのモンスターの公式イラストが掲載されている。
リファインされる前のアナログイラストであり、後年の【ドラゴンクエスト25thアニバーサリー モンスター大図鑑】とはまた違った趣が楽しめることだろう。
 
イラストと同様に魅力的なのはモンスターの生態解説。
発売時点で公式イラストが存在するモンスター(色違いを除く)であれば、その全てにおいてゲームでは見られない情報がある。
後に活かされたものもあれば、現在では矛盾するものもあり、いずれにせよファンにとっては興味深いものばかり。
現行作品と比べると【種属】分類はかなり細かくなっている。
例えば【獣系】であれば、「在来生物界」という上位カテゴリの中の哺乳類系のモンスターという扱いである。
また「モンスターの生息分布」「ライフスケジュール」「食物連鎖と生体ピラミッド」「モンスターの器官と能力(視界、飛翔速度など)」の解説もあり、豪華な装丁と相まってさながら生物図鑑のように鑑賞することができる。

下巻

黒1色(中表紙のみフルカラー)。
下記に挙げる例外を除いて、DQ6までの作品におけるラスボスも含めたモンスターデータが収録されているが、DQ1・DQ2・DQ3についてはSFC版のデータを掲載。
ラスボスのパラメータも掲載されているが、【シドー】のHPが1024になっている(正しくは1750)など怪しい部分も多い。
当時のナンバリング本編最新作に出てきた【デスタムーア】【ダークドレアム】のデータももちろん公表されている。
 
ただし、ゲームで戦闘するすべてのモンスターが記載されているわけではなく、モンスターの色違いである場合は、上巻において同族モンスターとして名前が挙がっているものの、DQ4の【エンドール】【武術大会】参加者や、DQ6の【アークボルト】の兵士達などの人間キャラなどのデータは非掲載である。
DQ4の【とうぞくバコタ】も非掲載であるものの、なぜかDQ3の【カンダタ】は子分もろともモンスター扱いであり基準が曖昧。
シリーズ通して当時の最新作に当たるSFCDQ3の【しんりゅう】は上巻に【スカイドラゴン】の色違いとして紹介されているのみ。
 
また、【堀井雄二】【鳥山明】の対談記事、ゲームで使用されるモンスタードット絵の制作の様子なども掲載。
中でも見どころは「堀井雄二ラフスケッチ集」。
これは鳥山明に資料として渡すイメージラフであり、堀井雄二の描いたグレーターデーモン【みみとびねずみ】【いどまじん】などが掲載されている。なかなか味のあるイラストである。