【ドラゴンクエスト 精霊ルビス伝説】

Last-modified: 2024-02-11 (日) 03:20:37

概要

【ルビス】を主人公とする小説で、【ロトシリーズ】の前史を描く。
 
作者は【久美沙織】。また「協力」として【横倉廣】がクレジットされている。
表紙絵・挿絵は【小説ドラゴンクエスト】と共通で【いのまたむつみ】
後に【エニックス】社の漫画誌『Gファンタジー』で漫画化され、こちらも書籍化された。
 
なお、当時は『小説ドラゴンクエスト』1~3が【高屋敷英夫】著で順次刊行が進んでいた。
(刊行時期で言うと『ルビス』は小説版DQ1、2の後でDQ3の前)。
また、小説版4~6は後に久美沙織が手掛けることになる。
 
実質的に小説版のシリーズの一環と見做すことができるが、内容はかなり独自であり、かつ本編と繋がる要素が乏しい。
かつては各種考察スレで名前を出すと必ず荒れ、タブー扱いされていた。
 
数少ない本編と繋がりがあるのが「【ロト】」の存在である。
DQ1・2で言われた「勇者ロト」は3主人公だが、ロトというのは元々【アレフガルド】に伝わっていた勇者の称号である。
(「神に近い者」という意味の言葉ともされている)
ではこのロトという言葉の由来は……?という物語なのだが、上記のように番外編的な作品の割に、
ロトシリーズの根底に関わるオリジナル設定が多く、ファンの評価は微妙である。
現在ではDQ11の存在もあるので、本作での設定は小説媒体のパラレルワールドと受け止めるべきだろう。(実際のところは公式からも忘れ去られている可能性大…)
詳細はこちらを参照。
他にも【ラーミア】【オーブ】の由来なども書かれていて、ブラックオーブなる物も登場する。これらも詳細は各項にて。
 
なお登場キャラクターの命名則について、ルビスがルビーを連想させる語感であったことから、
五大家当主及びそれに準ずるキャラは宝石を元に(例:ディアルト及びダトニオイデス=ダイヤモンド)
名付けられているが、文庫版の久美沙織といのまたむつみの対談で、五大家そのもの及び当主クラス以外の
ほぼすべてのキャラは観賞魚関連の用語で名付けられたことが明かされている。
中には「エサキン=大型魚類の餌に用いられる金魚の専門用語」などという悲惨なキャラも。