【ドラゴンバタフライ】

Last-modified: 2023-12-21 (木) 10:40:29

概要

DQ4に登場する、蝶のような羽根を生やした小型のドラゴンのモンスター。
上位種に【ドラゴニット】【フェアリードラゴン】がいる。
 
ただ、上位種のフェアリードラゴンと同名のモンスターがDQ6に登場し、コンセプトが丸かぶりなあちらが定着してしまったためか、この系統は外伝作品も含めて再登場は果たせていない。
虫の羽が生えたドラゴンという類似したコンセプトのモンスターとしてDQ2の【リザードフライ】もおり、あちらはモンスターズでほぼ常連化しているので、今後もこの系統の席が空く可能性は極めて低い。
 
英語名は、NES版では「Butterfly Dragon」、DS版では「Flying doctor」となっている。
「Flying doctor」とは「飛行機やヘリコプターに乗って救急医療を行う医者」を意味するが、後述のとおり、ホイミを唱えて回復するせいだろうか。

DQ4

第二章、【さえずりの塔】の3Fと4Fのみに出現する。
集団で現れて【ひのたま】を連続で吐きまくってくる。
【プテラノドン】のギラに比べれば威力は低いものの、打撃よりも火の玉を吐く確率が高く設定されており、複数で現れて一斉に連発されると壊滅的な被害が出る。
最大HPが47と、周囲の敵に比べて一回り高く、アリーナとクリフトの二人がかりの打撃でも1ターンでは仕留められない場合が多い。
さらに、HPが減ってくると【ホイミ】で回復してくる。
トドメとばかりに回避率までも高い。
さえずりの塔の難易度を上げている主犯格の1体である。
 
この時点のパーティにおける切り札である、ブライの【ヒャダルコ】に弱耐性を持つうえに、効いたとしても最大HPが高過ぎるために一撃では倒しきれない場合が多い。それでもヒャダルコはとても有効な攻撃手段となるので、是非使うべきだ。
【マホトーン】は効かないので、ホイミを封じるのも不可能。
有効な対策はない。「回復を怠るな」。
以上。
 
この厄介さの見返りか、報酬はそれなりに高く、獲得経験値は38、入手ゴールド数は第2章のザコ敵中2位の60G(1位は【スペクテット】の62G)。
4体グループを倒せば、経験値152、240Gが手に入る。
厄介である分、倒した際の見返りも大きいのは、本系統の共通点か。
 
第5章では【ドラゴンパピー】に呼ばれて出てくることもあるが、ドラゴンパピー自体、遭遇率がそこまで高くはないし、出てきても、この時点なら簡単に蹴散らせるだろう。
 
【格闘場】では、コイツ2体と【おおめだま】による組合わせのカードがある。
能力的には、本命の大目玉よりこちらが優秀であるが、倍率10倍の大穴モンスターであり、実際に勝ちづらい。
というのも、普通に殴ればいいのに、
 
火の玉ばかり吐く→もたついている内に大目玉の顔色が変わる→【痛恨の一撃】を連発されてもホイミは唱えず、打撃も使わない→じり貧からの逆転敗北
 
・・・とまぁ、賭けている人が暴動を起こしそうな負け方をする。
通常攻撃を多用してたまに勝てることもあるが、ダブルアップでこのカードが来た場合は、普通に大目玉に賭けたほうがいいだろう。

リメイク版

さえずりの塔における敵との遭遇率が低下したが、それでも集団で現れた場合は危険な存在である。
ブライが【ラリホー】を習得するようになったが、コイツはラリホーに強耐性持ちであり、足止めはほぼ無理。
ヒャダルコが強化されたおかげで、直撃すればほぼ一撃で倒せるようになった。ブライの活躍が見込めるだろう。
 
格闘場ではFC版と同様の組み合わせがあるが、約10倍という倍率の高さの割によく勝つので、FC版の時とは評価が一変した。
大目玉が本気を出した際にHPが回復しなくなり、普通に戦っていても押し切れることが多くなったのが原因。しかも、大目玉が大幅に弱体化されたにもかかわらず倍率が変更されなかった結果、高確率で大穴が当たるようにもなった。
それでも、火の玉ばかり吐く性質は変わってない点は御愛敬。