【ドラゴンマッド】

Last-modified: 2024-04-14 (日) 04:23:17

概要

DQ5に登場したドラゴン。体色は青で、上位種に赤い【ボスガルム】が存在する。
見るからに何も考えてなさそうな焦点の合っていない目で、首に比べてデカい頭に変なヒゲと、どことなくナマズにも似た独特の風貌を持つ。
「マッド」は「泥」を意味するMudもあるが、このモンスターの顔つきを見ても「狂った」を意味するMadとみてよいだろう。
ちなみに、風変わりな顔以外の部分では案外正統派のドラゴンをしている。
DQ5で正統派なドラゴンのデザインが出尽くしたのか、これ以降のドラゴンは【フーセンドラゴン】などの一風変わったものが多くなる。

DQ5

【ネッドの宿屋】の周辺や【チゾットへの山道】などによく出てくる。
見た目通りに攻撃力が99とかなり高く、その上わしづかみの【強化攻撃】もしてくるので、よほどこちらの守備力が高くない限り大ダメージを受けてしまう。
時々逃げ出すこともある。
【ヒャド系】以外の攻撃呪文・ブレス系に耐性がないが、HPも110と高いのでなかなか倒れてくれない。
とはいえ、こいつと出会う前に戦ったであろう【キングスライム】よりHPと攻撃力は一回り低め。
攻撃手段も打撃のみなので、ここまで来たなら油断しなければ十分倒せる相手。
名前通り【ドラゴン系】だが、敵のときはブレス攻撃を使わない。
 
ドロップアイテムは【かしこさのたね】(ドロップ率1/64)。彼なりに知能の低さには悩んでいたのだろうか?
1/16の確率で仲間にすることもでき、結構頼りになる。詳細は【マッド】を参照。
 
元のイラストでは小さな黒目があるが、SFC版ではドットの粗さのせいで黒目がない。
【鳥山明】の描くモンスターイラストは、【スライム】【ドラゴン】に代表されるように、基本的に瞳(いわゆる黒目)があって、こちらと目があうようにデザインされていることが多いが、画素の荒いドット絵の時代には瞳が省かれてしまう例はしばしばあった。
 
リメイク版ではHPが110→125、素早さも43→53に増えたのに、経験値が137→127に下がってしまった。
なお、リメイク版では中々コミカルな動きを見せてくれる。
わしづかみはコイツの他に【ブラックドラゴン】系の敵が使用するが、両方とも体に対して腕は小さい。
ブラックドラゴン系が片腕で掴み上げているのに対し、コイツは短い両腕で一生懸命掴もうとしてくる。
比較的立派な後肢の方で掴めばいいのに。鷲掴みの語源の鷲は後肢で掴んでるんだし。

天空物語

作品オリジナルの町「ジドルディドル」に登場。通常の個体よりも大きな体と桁外れの体力を持つ。
ジドルディドルにはある秘密があり、その秘密を守る番人のような存在だった。
最後はテンの一撃を受け絶命、長い呪縛からようやく解放された。

DQM1・2

モンスターズでは5での特性が悪い意味で最大限にまで生かされている。
MP、守備力、賢さなどが最低の伸びを見せ、HPや攻撃力もそれなりにしか上がらない。
耐性も微妙。おそらく使えなさではトップクラスではないだろうか。野生の個体も他の上位に位置するドラゴン系とは比べ物にならないほどステータスが貧弱であり、何か恨みでもあるのかと言いたいレベル。
こんなのを連れて鍛えている他国のマスターさんは偉い。
しかもドラゴン系であるため、レベルは上がりにくく上がっても前述のように能力値は大して伸びない。追い打ちをかけるが如く、会心は性格補正でしか出ない。
さすがにあんまりな扱いではないだろうか。
耐性や能力値では最低クラスに甘んじるものの、【みなごろし】【さそうおどり】【まじんぎり】を自前で覚え、ボス戦で一発食らわせる際などに有用。
配合も【フーセンドラゴン】×獣系の組み合わせで手軽に生み出せる。
他にもドラゴン系×ストロングアニマルの配合でも可。
野生の個体は1では【がんこじいさんのとびら】に、2ではルカ編のみ天空の世界のフィールドに出現する。
結局そのままでは使えないことに変わりはないのであった。
これを親にして生み出せるモンスターに【アンドレアル】【グレンデル】【イエティ】【スーパーテンツク】がおり、PS版ではこれに加えて【メタルドラゴン】も生み出せる。前述の通り能力が良くないため、低すぎるレベルで配合すると、生まれる子にかなり影響が出てしまうため、できる限りレベルを上げておきたい。
なお、以上の酷評はプレイヤーが育てた場合であり、野生、および他国マスターが使ってきた場合は極めて危険。理由はもちろんみなごろしとまじんぎりの存在にある。しかもさそうおどりも覚えるため、さそうおどりで行動封じ+回避不能のまじんぎりのコンボで壊滅したなどの被害も起こりかねない。プレイヤーが育てた場合は弱いのに敵の時は危険な存在の一つである(こういった魔物は他に【おおなめくじ】【ドラゴンキッズ】などがいる)。DQM1の格闘場ではBクラス決勝及びほしふり大会2回戦の一員ともして登場。
やはり一転して、みなごろしの暴発がうっとうしいモンスターと化している。まあ、暴発で自滅してしまう事もあるが…。
なおDQM2ではパッケージにも顔を見せている。珍しいチョイス。
DQM1の図鑑に「まぬけなかおをしているが、性格は凶暴」とかかれている。確かに、みなごろしなどの凶暴そうな技を覚える。そして危険である。

キャラバンハート

魔獣系のCランクとして登場。
今回は素早さ以外が良く成長する。習得する特技は【どくのいき】【すてみ】【メガザルダンス】
野生の個体は【ロンダルキアへの洞窟】などに出現する。
魔獣系に動物系の心と物質系の心、もしくは【おおなめくじ】【ドラキー】の心、【いわとびあくま】の心、【とげぼうず】の心いずれか異なる2種類を与えると転身できる。
しかしこれを元にした特殊な転身はない。

ジョーカー2プロ

ジョーカー1、2では登場しなかったが、プロフェッショナルで復帰。ドラゴン系Cランクで、Sサイズ。
特性は「AI1~2回行動」「どくブレイク」「いきなりブレイク封じ」。
位階配合で作れるほか、遺跡エリアで野生の個体をスカウトすることも可能。
 
やはりHPと攻撃力が高めだが、それ以外の能力は異常なまでに低く、能力合計は全モンスター中最低の値である。
1枠のAI1~2回行動持ちは全体的に能力が抑えられている者が多いが、それにしても低すぎる。
弱点が多い上にザキが普通に効いたりと、耐性もこれといって見るべきものはない。
一応、最強種を作ることも可能で、特性に【きょうせんし】が加わり、息ふうじと斬撃ふうじを無効化できるようになる。
能力も若干上昇するがそれでも低いことに変わりはなく、最強種としては最低の値である。
以上の点から、相当の工夫と愛があっても使い辛いことこの上ないモンスターであるといえる。
所持スキルは【あらくれ】

テリワン3D

野生の個体は【れっぷうの扉】【らいうんの扉】に生息している。
同じくドラゴン系のCランク。
特性は【スタンダードボディ】【AI1~2回行動】【どくブレイク】、+25で【きょうせんし】、+50で【ギャンブルカウンター】
前作と同じようにステータスの低さが尋常ではなくHP攻撃以外全て500位以下。
やはりかしこさと最大MPはとても低く、賢さがこれ以下なのは12体、MPに至っては4体しかいない。
当然霧やアタックカンタの認識もできずに特攻して自爆する。
耐性もきょうせんしのせいか混乱弱点だの相変わらずザキで死ぬだの穴だらけであり、ブレイクも使いどころ不明のどくブレイクとどこまでも恵まれない。
スキルは「あらくれ」。
前作同様【ドラゴンライダー】の素材になるので、派生させればそれなりに活躍が見込める。 

イルルカ

ランクがDに下がった。
今回は【水の世界】に生息しているほか、【他国マスター】が連れていることもある。
水の世界ではマングローブのような地帯に生息しており、水に浸かっている姿が見られる。
すてみとみなごろしを使うが、すてみはMPが足りないので無駄行動。こんなところでもマッドである。
【新生配合】【暴走機関】【メガボディ】化で【どく攻撃】【ギガボディ】化で【ときどき冥界の霧】を習得。
最大MP、かしこさは相変わらず低いが、攻撃力が前作よりも少し高くなった。
今作ではテンションで【アタックカンタ】を貫通出来るようになったので、火力という点でも特技の通りという点でも毎ラウンドテンションが上がる特性を持っているのは大きいだろう。
ドラゴン系なのでマインドに強いのも嬉しい。

バトルえんぴつ

なぜか妙に知能が高く、アイテムを使いこなす。
強力な爆弾石を使ったり薬草を使ったりするが、キメラの翼を使って逃げるという珍行動もある。