【ヒャド】

Last-modified: 2024-04-14 (日) 05:12:50

【ヒャド系】呪文

【ヒャド】―【ヒャダルコ】【ヒャダイン】【マヒャド】【マヒャデドス】

【ヒャドマータ】

概要

DQ3以降やモンスターズなどに登場する【呪文】
小さな氷塊や氷の矢を一瞬で作り出し、敵1体を攻撃する。
【ヒャド系】の基本呪文であり、同じ単体攻撃呪文である【メラ】より二回りほど大きい威力を持つことが多い。
 
割と早いレベルで覚えられるDQ3、DQ4、DQ6では中々使い勝手が良い反面、DQ5やDQ7ではとんでもない冷遇を受けている。
作品によって扱いが良かったり悪かったりする極端な呪文である。
 
元ネタは不明だが、冷気系なだけに「火傷(やけど)」から「焼け」を反対の「冷や」に変えた造語だろうか。

DQ3

威力25~34(GBC版は25~35)、消費MP3。【魔法使い】【賢者】がLv5で習得。
初期呪文であるメラの3倍近いダメージを叩きだす。
打撃ダメージが10ポイント台の時期にはかなり感動的な数値であり、【アリアハン】大陸の敵は当然一撃。
ロマリア地方に入ってからは、【キャタピラー】【ぐんたいガニ】といったタフな敵相手にこの呪文を使う頻度が高くなるだろう。
また、ロマリアに来たばっかりだと【さまようよろい】相手にはこの呪文がなければ逃げるしかない。
序盤は特に炎系に耐性があってヒャド系を素通しする敵が多く、ギラやイオを習得して以降も使いどころは多い。
何と言っても、一番輝けるのは強敵【じごくのハサミ】だろう。
【カンダタ】などのボスに対しても有効なため長く活躍する。
魔法使いは実質、これを覚えてからがようやく本番といっていいほど。
 
敵からのヒャドも16~23と、時期によっては結構痛い。
ストーリー上最も早くヒャドを使う【バンパイア】はそこそこの脅威になる。
他には【マージマタンゴ】【マーマンダイン】などが使ってくる。この辺りまでくるとこちらのHPのそれなりに高くなってきているので恐くない。
だが【スライムつむり】は、守備力がガチンガチンに硬くて倒すのに手間取っている所に【ラリホー】で眠らせてから、数の暴力(小さな体を利用してうじゃうじゃ大量に出る)でこれをビシバシ連発してジワジワいたぶってくるので非常に嫌らしい。

小説版

魔法使いのリザが【やまたのおろち】の吐く火炎を吹き飛ばす際に使用。
また【キラーアーマー】の顔面に浴びせ、倒している。

DQ4

威力10~16(13±3)、消費MP2、【ブライ】がレベル1で習得済み。
今作では第一章の【はじゃのつるぎ】を除けば、プレイヤーが初めて使える攻撃呪文でもある。
DQ4では攻撃呪文の使い手が呪文の系統別でそれぞれ分かれており、ヒャド系を担うブライはそれ以外の攻撃呪文を習得せず、ヒャドはブライにとっての基本呪文となっている。
初期レベルで既に習得済みとなった反動か、メラに毛が生えた程度の大差ないレベルにまで威力が落ちており、消費MPもメラと同じになったため、名実ともにブライ版メラといったポジションに収まった。
 
威力は落ちたが、序盤の打撃ではない攻撃手段ということでやはり重宝する。
第二章開始時点ではアリーナ、クリフト共に打撃の威力が低く、2人がかりでようやくキリキリバッタを仕留められる程度というあり様。
そんなときに、つちわらしあたりまで一撃で葬ってくれるブライは非常に頼りになる爺様である。
また、打撃では倒し難く厄介な【メラゴースト】はヒャド系が無耐性で必ず通用するのもありがたい。
 
敵では【ベビーマジシャン】などが使ってくる。
ブライが唱えたヒャドと同じダメージを食らう。
前作よりも威力は落ちたが、それでも序盤に使われると結構危険。

DQ5

消費MP3、ダメージは25~35と仕様がほぼ戻った…はずなのだが、なんと味方が誰も覚えない。
前作の【メガンテ】に続く敵専用呪文、かつ「味方側の没呪文」となった。史上最もヒャドの扱いが悪い作品だろう。
ヒャダインはそもそも存在自体が完全に抹消されており、今作で味方が覚えるヒャド系呪文はヒャダルコとマヒャドの2つだけ。
開発中の各誌の特集では「呪文の効果がアニメーション表示される」という新機能の紹介の中でヒャドのエフェクトも公開されていたが、製品版ではお目にかかれないエフェクトとなってしまった。
ただし内部データにはヒャドを使った際のグラフィックが残されており、【チート】を使えば見ることができる。
公式ガイドブック下巻でも「敵だけが使える呪文だ」と明記されている。
 
敵が使った時のダメージは、12~20。
【まほうつかい】が使うが、仲間になったまほうつかいはなぜかこの呪文を忘れてしまっている。
【ケムケムベス】なども使うが、遭遇する頃には大した威力ではない。
 
このダメージレンジなら【メラ】の代わりに【ヘンリー】が習得してくれたらそれなりに活躍しただろうに…。
あるいは呪文ページに一つだけ空席がある【女の子】あたりが使えたら自然だったのだが。
敵のときに使っており、加入時期が早いまほうつかいが習得していたら、役に立つほどではないが多少は使う機会もあったかもしれない。
もしくは、序盤加入でヒャダルコとマヒャドは覚えられる【イエティ】あたりか。

リメイク版

本当に【女の子】が最初から覚えているようになった。消費MP3、ダメージは25~35。
味方も使えるようになったは良いが、なにしろ娘の加入は青年期後半。
一応、ヒャダルコを覚えるまでは、女の子の打撃よりマシといったレベルである。
使い道がないわけではないが、役に立つとも言えない。
 
仲間モンスターに追加された【コロマージ】もLv8で習得する。
あちらも【オープントレイ技】を利用しない限り、青年期後半でようやく勧誘できる仲間モンスターなので…

DS版以降

【プリズニャン】が最初から覚えているので、青年期前半に入ってすぐくらいには使うことが可能に。
プリズニャンは打撃も強いのでこの呪文が大活躍するとまではいかないが、幼年時代から【てつのつめ】を持ち越していなければラインハットまでは【いしのキバ】で頑張らないといけないので、それまでは通常攻撃の代わりに。
また、ある程度攻撃力が伸びてからも【すなけむり】【マヌーサ】を使ってくる【ガスミンク】【インスペクター】、守備力の高い【ガメゴン】といった敵たちへの対抗策としてある程度は活用できるようになった。

DQ6

威力25~35、消費MP3。職業で覚えられない呪文。
【ミレーユ】がLv9、【キメイラ】がLv7で覚えるのみ。
ミレーユ加入後に最初に覚える攻撃呪文であり、普通にプレイしていればDQ6で味方側が一番初めに使う攻撃呪文となる。
 
習得時点ではすでに主人公とハッサンもレベル10前後へと成長しているが、その分雑魚敵も強くなり始める時期であるため、いくら力に自信のある二人でも、通常攻撃だけではなにかと不便に感じる頃である。
習得時には、敵の守備力次第ではハッサンの打撃をも上回る威力を誇り、その後も【地底魔城】あたりまでなら雑魚のHPを7割近くも削れる火力なので、二人を援護する攻撃呪文として十分に活躍できる。
なおかつ使い手であるミレーユはとても素早いため、ピンポイントで倒したい敵がいる場合に使うと便利。
 
とはいえ、序盤のミレーユは回復・補助・いざという時の【リレミト】と仕事が多く、MPも60を越えるかどうかなので、むやみに連発すると肝心なときにガス欠になる確率が高い。
【シャドー】のような硬い相手が現れたときのためにできる限りMPは温存したいところではある。
残念ながら一番効いて欲しい【ストーンビースト】は強耐性である。
 
上位呪文であるヒャダルコとマヒャドは、職業で習得できる時期が異様に遅く、どうにも影が薄い。
DQ6のヒャド系呪文の中では、ミレーユが早期に習得できるヒャドが最も役に立つだろう。
 
敵では【ハエまどう】などが唱えてくる。

マンガ版

【ブラディーポ】戦で初登場。ブラディーポを氷漬けにして動きを封じることに成功する。
【ホラービースト】戦では偽物のミレーユを倒している。
【地底魔城】【ムドー】戦でも使用。一度はマントで防がれるが、2度目は胸元に命中し、さらに【バーバラ】がメラを当てたことでムドーに致命傷を与えるキッカケとなる。

DQ7

威力25~35、消費MP3。中級モンスター職の【死神きぞく】で修得。
この職業に就けるのはどんなに頑張ってもゲーム後半。
それどころかこの職業にお目にかかること無くクリアしてしまうことの方が多い。
覚えても使われないということで史上2番目に扱いが悪い。人によっては最悪の印象かも。
序盤にマトモな攻撃手段のない【マリベル】が使えればどんなによかったことか。
敵サイドでは【ネリス】が使用。ヒャダルコやマヒャド斬りなどと比べるとサービス行動とまではいかないが、そこまで脅威にはならない。

リメイク版

相変わらず死神きぞく職でしか覚えられない、無駄にレアな呪文。
PS版に比べて【モンスターの心】の入手が遥かに容易になり、死神きぞくを含めたモンスター職全般に就きやすくなったので、そういう意味では間接的にヒャドの待遇も上がっている。
しかし【しっぺ返し】が存在ごと削除されてしまったため、序盤でマリベルにやり返させて姿を拝むことが不可能になってしまった。
そういう意味では間接的にヒャドの待遇はさらに悪くなった。
彼女の序盤は【イオ】【アサシンダガー】のおかげで何もしなくていい場面自体は減っているが。
いずれにせよヒャド1発で戦局が動くような序盤でこちらが撃てるようになることは無いまま。

DQ8

【ゼシカ】がLv10で習得。
最初は20~28程度だが、最終的に【かしこさ】の上昇で44~52まで上がる。
メラよりは大分マシだが、【ヤンガス】の通常攻撃と同程度の威力。
MPを消費する攻撃であることを考えると、まだまだ威力不足。
とはいえ賢さで威力が上昇する今作ではLv20近くで最大となり、単体ではヒャダルコ以上の威力となる。
下位基本呪文でも、MP効率の良い攻撃手段となりうるのだ。

DQ9

攻撃魔力50200400600800999
ダメージ(100%)25~3539~4958~6877~8795~105114~124
成長倍率(加算値)100%(+0)147%(+14)209%(+33)272%(+52)334%(+70)397%(+89)

魔法使いがLv6、【旅芸人】がLv8で習得する。消費MPは3。
初期職業が旅芸人である【主人公(DQ9)】が自力習得するため自然と使うことになるのだが、DQ9では序盤の敵の守備力が高く、ダメージが通らないことも多いので非常に重宝する。
ただし、【メラ】と同じく呪文のくせに【盾ガード】の対象になっている点に注意が必要。
序盤の敵が使用するこの呪文も威力が高く脅威なので、二重の意味で良くも悪くも印象に残る呪文だったりする。
【氷属性】なので炎系の敵には弱点を突きやすいが、序盤のボスはヒャドに耐性を持つことが多いので注意しよう。
ライバルのメラ系に比べて成長倍率はやや低いが、加算値に関しては若干ヒャドの方が上回る。だからどうと言うほど違いはないが。
なお、パーティーメンバーの職業を揃えない場合、序盤で通常攻撃以外でコンボをつなげられるのはヒャドだけとなる。

DQ10オフライン

習得条件は【見習い】Lv8、【魔法使い】Lv6、【旅芸人】Lv8。仲間キャラは覚えない。
【ゲストキャラクター】では【キンナー】【ガルミィ】が使える。
消費MPは3。
 
敵単体に【こうげき魔力】依存の【氷属性】ダメージ。ダメージ量は(16~88)±2。

DQ10オンライン

魔法使いがLv6、旅芸人がLv8、デスマスターがLv56、仲間モンスターはヒャドの心得SP3で習得する。消費MPは3。
ダメージは14~18。こうげき魔力27から威力が上がり始め、327で頭打ち(ダメージは86~90)になる。
詳しくはこちらを参照。

DQ11

【ベロニカ】【ロウ】が最初から習得済み。
消費MPは3。ダメージは24±5(19~29)。
こうげき魔力91から威力が上がり始め、174で頭打ちになる。ダメージは48±5(43~53)。
 
成長度合い自体は悪くないが、序盤は氷属性より炎属性が効きやすい敵が多く、その後はベロニカがイオを習得するため、実はあんまり活躍の機会が無かったりもする。
また、メラの成長が異様に早いので、攻撃魔力90前後では素の威力ですらメラに劣ってしまうのも向かい風で、メラ系同様にガードされるという難点もある。
ロウに至っては加入時点でヒャダルコやドルマも覚えているため出番が無い。たまにAIがトドメに使う程度の存在であろう。

ちなみにDQ11Sで追加された【超はずかしい呪い】では、「宿をヒャドと言い間違えてセーニャを凍らせてしまった」という過去のエピソードが聞ける。よくぞ無事だったものだ。
 
敵では【プチアーノン】【スライムつむり】等が使用する。

DQM・DQM2

敵全体に約30ポイントのヒャド系ダメージを与える呪文。消費MPは3。
【ももんじゃ】【ひょうがまじん】【ヘルボックル】などがLv5で習得する。
Lv12になるとヒャダルコに進化する。

キャラバンハート

対象が敵1【グループ】になっている。消費MPは変わらず3。
【スノーム】【ブリザード】【クリスタルスライム】などがLv10になると習得する。
今作ではLv16になるとヒャダルコに進化する。

ジョーカー1~イルルカ

敵1体にヒャド系の25前後のダメージを与える。

ジョーカー3・3プロ

属性は氷結系。
上位呪文に合わせるためか全体攻撃に変更された。
ドルマ系の全体化も含め驚いた人もいるだろう。

トルネコ2

魔法使いになると習得することがある呪文の一種。消費HPは5。
トルネコの周囲8マスに8~12ポイントのダメージを与える。
【バギ】の半分程度の威力のくせに消費HPは多い。
ヒャド系全ての特徴として、【アイスソード】と同様炎系には倍ダメージだが氷系には1ダメージになる。
メラが通じないにもかかわらず3・4階から出現する強敵【フレイム】に強いのはありがたい。
だがフレイムのHPは18なので、たまに一撃で倒し損なう絶妙なバランスになっている。油断は禁物。
できれば通路の角で使い、倒しきれなくても攻撃を受けないようにしたい。
中盤以降に覚えても威力的に不用だが、命中したらエフェクトが出るので【シャドー】の位置を知るのに使える。

少年ヤンガス

【マージマタンゴ】が使用。
周囲8マスに10~15のダメージで、さらに1ターン【氷結】状態になる。つかれは30。
炎の柱を消したり氷結状態を砕くとダメージが増えるのはありがたいが、基本威力とつかれのバランスが悪い。
どうせ使うなら氷結のターンが増えるヒャダルコ以上であろう。一方で敵に使われると効いてくる。

いたストSP

スフィアの一種として登場。入手できる職業は魔法使い、勇者。
これが発動すると、自分以外の指定したプレイヤーの店を1ターンの間休日にすることができる。

バトルロード

【プリズニャン】【しりょうのきし】【スライムつむり】(第3ワザ)が使用可能。

ウォーズ

【ドラキー】の特技2。斜め1マスを呪文で攻撃する。

ヒーローズ1

ゼシカがスキルポイントを4P消費して覚えられる。
消費MPは6。前方に氷の礫を3発放つ。
 
礫に追尾性能は全く無いが、見た目以上に横の判定が広いので狙いが雑でも当てやすいだろう。
上位の呪文と違い周囲を攻撃できない反面射程に優れ、かなり遠方の敵にも当てることができる。
また、ヒャドのみ攻撃回数が3回なので、ダメージ無視で凍結を狙いたい場合は最も期待値が高い(ヒャダルコとマヒャドは攻撃判定が2回)。

トレジャーズ

敵単体に氷結属性の呪文ダメージを与える。
【キュートスライム】【ツンドラキー】【ホロゴースト】【クイーンスライム】【イモータルパール】が覚えている可能性がある。
使用者がLv18になると自動的にヒャダルコに進化し、最終的にLv33でマヒャドになる。

ライバルズ

魔法使い専用の特技として第1弾のスタンダードパックにて収録された。また、トークンカードとしても度々登場している。レアリティはノーマル。

0コスト
ユニット1体に1ダメージを与える
敵の場に氷塊があるなら代わりに3ダメージ

ダメージとコストは【メラ】と同じだがリーダーは狙えない。
その代わり氷塊があると0コスト3ダメージの高パフォーマンスになる。
氷塊デッキの除去や、軽さを活かしてメラと揃って特技トリガーに使われていた。

ウォーク

単体にヒャド属性小ダメージを与える。消費MPは7。

タクト

Cランクとくぎとして登場。射程3・消費MP4
「敵1体にヒャド属性の呪文小ダメージを与える」
最大強化で 威力+50%まで強化可能。
【ダークペルシャ】【つららスライム】など数多くのモンスターが使用可能な他、とくぎ書でも習得可能。

ダイの大冒険

漢字表記は氷系呪文。
【アバン】の特訓中に【ダイ】が波を凍らせようと使用するが小さい氷の粒を出しただけで波に飲まれてしまい、アバンは魔法は望みが薄そうと茫然としていた。
その後は使用する描写はないものの、単行本30巻のキャラクターパラメータの習得呪文に記載されており、単行本15巻のキャラクターパラメータには記載がなかったので、15巻分の間にちゃんと使えるようになっているらしい。
 
その他には【マトリフ】【ポップ】との修行中に使用。海面ごとポップの足を凍らせ【イオラ】で追撃するが、【トベルーラ】で回避するレベルアップを見せられる(直ぐに墜落させるが)。
【ベンガーナ】の戦いでは【ヒドラ】の炎を受けた【ダイ】を消火する目的で【レオナ】が使用している。
最も活躍したのは【ピラァ・オブ・バーン】【黒の核晶】を凍らせるのに利用され、地上破壊を防いだシーンだろう。
 
新アニメでは【まぞっほ】がこの呪文を多用して【キラーパンサー】【だいおうイカ】らを次々凍らせて無力化したり、【海波斬】の特訓で鼻を負傷したアバンに対して冷やす目的でダイの氷の粒を出すヒャドを使用したり、火炎大地斬で信号弾を吹き飛ばしてしまった直後のシーンにて、ポップが「ヒャドで氷結大地斬とかそういう頭はねーのかよ」とこの呪文での魔法剣に言及したり(つまりこの時期のダイはヒャドをきちんと習得しているらしい)と、細かいながらも出番・言及が増えている。
またレオナが【フレイザード】に最初に殺されそうになった時に抵抗で使っているが効果はなかった。なお、その氷を逆に利用され殺されかけた時にダイが助けに来る。

ロトの紋章

真実の森で【アルス】と交戦した【マタンゴ】が使用。アルスからは「へなちょこヒャド」と酷評される。
その後、亡霊【カーメン騎士団】【バラモスゾンビ】事件で使用。

アベル伝説

初めて使うのは、なぜか【キャットフライ】
油断していた【デイジィ】に放つも【アベル】が庇ったことで不発に終わる。
 
その後は【ヤナック】【ムーア】戦で使うが、ムーアは放たれたヒャドを魔力で受け止めヒャダルコで返しており、やっぱり不発に終わる。

蒼天のソウラ

1巻で初登場。氷針呪文と書いてヒャドと読む。最序盤のみ氷結呪文表記だったが、そちらは3巻以降はオリジナル呪文のヒャダム用の表記となった。
主な使用者はマルチナだが、ダンライセンも使える模様。
氷の針を相手に投射する呪文で、用途は牽制攻撃に留まらず、武器を狙ったり鼻を狙ったり足場にしたりと術者の創意工夫が活きる呪文となっている。
 
マルチナがヒャダムを使って戦うスタイル「乙女の一人舞台(パティノワール デ ヴィエルジェ)」の最中は集中力を増し、アイススケートのダブルフリップをしながら繰り出す「輝ける六連氷針呪文(ルミナス・フリップ)」という六連ヒャドを使えるようになり、制圧力が上がる。
 
ライセンは500年前に狐火のアスキスとの戦いで使用。狼顎楼のイオ光を曲げる為に地面から生やした氷針呪文を盾として使った。